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花卉図襖絵十六面


柿に秋草図
福昌院所蔵の花卉図襖絵16面は、萩出身の日本画家、高島北海の作品である。
北海は、幼くして絵画を習得するが、その後工部省および農商務省の技師として、日本全国の山林、山岳を調査し、さらにヨーロッパに留学し、かの地でミエール・ガレなどのアール・ヌーボーの作家たちと交友をもち、逆に彼らに日本美術の影響(ジャポニズム)を与えた画家として知られている。また、帰国後は、明治・大正期の文展(文部省美術展覧会)の審査員や委員を歴任し、当時の中央画壇の重鎮として活躍したのであった。
この襖絵16面は、「柿に秋草図」4面、「夏草花図」4面、「蘭竹図」4面、「松梅図」4面から成り、いずれも北海が山岳画とともに得意とした樹木草花の図柄で構成されている。ここには80歳という高齢にもかかわらず、16面の襖の大画面に、老成し熟達した北海が、そのゆかりの景勝地の寺院に残した最晩年の力作として、この花卉図は川上村にとってもきわめて大きな意義をもつものといえる。

夏草花図

欄竹図

紅梅図

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Last updated on 2000.6.13