もう一度,あのころに・・・
「高校はいいね,先生。楽しかったなあ,もう一度高校生にもどりたいな…」,そういう声は,元気
がありませんでした。
…つい先日母校を訪ねてくれた,かっての教え子Sさんの言葉です。彼女は明るく活動的な生徒で,ある金融関係の会社に入社しました。卒業して3年めになります……。
元気がなかったので,どうしたのかとたずねると,こんなことを言い出しました。
自分だけの責任では済まない
「就職してから,社会に出るって,とても難しいことだってよくわかりました。この前,とても大
きな失敗をしてしまったんです。お客さんのお金の振り込みをまちがえてしまって,大きなな損害
を出してしまったんです。私はお給料を一ヵ月減らされることになったんだけど,それは自分が悪
いのだから仕方ないと思う。でも,私の直接の上司もお給料を減らされてしまうんです。自分一人
の不注意がそんなことになるなんて思わなかった。」
大きな失敗をしてしまって,それでその愚痴を言いたくて来たようでした
しあわせ ≠ 「楽」「自由」
「でも仕事は楽しい。つらいことも多いけどやりがいもある。もう二度とあんな間違いをしないよ
うにする。今度は楽しい話をしに来るね,先生」そう言って彼女は元気に帰っていきました。どんなに好きな仕事でも,決して楽しいことばかりあるわけではありません。色々なことに悩ん
だり,大きな失敗もするでしょう。しかし,本当のしあわせは,決して「楽」「自由」ということで
はないということを,彼女の言葉からあらためて考えさせられまし。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
時々,卒業した教え子の諸君が学校
に顔を見せてくれることがあります。
進学や就職後の近況など,様々な思
いを語ってくれますが,必ずしも決し
ていいことばかりではありません…。
今後も先輩の生の声を進路の参考に 紹介できればと思っています

2Dは現在39人。明確に進路を決めている生徒,迷って迷って,どこに行くのかを模索している
生徒,気軽にどうにかなるさという生徒など,様々。私は,大人が言うように,今の高校生の発達
段階で将来を決めることはなかなか至難の技だと考ている。2Dの生徒も三分の一ぐらいは今も悩
んいる。悩んで当たり前だと思う。人生長いし,人それぞれだから…。けれど「気長に考える」ほ
どのんびりはできないが,焦らずにじっくり方針を出してほしい!!