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悠 悠   −NO.94−   97.10.9(木)
落書・シール・教科書検査…あったまにきたので,私のやりたいようにやらせてもらったぞ!

今週起きた苦〜い体験 (交通マナーとクソババア事件)

 下級生をいたわり、無事に横断歩道を渡らせ、安全を確認すると、ドライバーに回り右して「ありがとうございました」と、大声で挨拶をしてくれる小学校の上級学年のおにいちゃん、おねえちゃん。とってもけなげに思えてならない。交通マナーを守るほほえましいこうした光景を、僕は毎朝の通勤途中で見ることができる。

うるさい!クソババア!

 3人の生徒が、自転車で並列運転をして帰宅していた。狭い道ゆえ後方の車が通れない。さかんにクラクションを鳴らす。「ちょとォ、あんたら、どうゆ交通マナーしてるのっ!」と窓越しに忠告する大人。それに対して「うるさい、このクソババ!」と言い返す生徒。心痛めた大人はさらに注意をする。しかし、生徒は「ドやかまし、だまっとれ!」と、さらに追い打ちをかけるような返事を・・・。激怒した大人は生徒を追いかける。「しまった」 と思ったが後のまつり、逃げ回る生徒、追いつ追われつ、延々4キロにおよぶおにごっこ・・・10月初旬の放課に起きた事件であった。

  正座のため、足はビリビリ

 僕が受話器を取ると「お宅の生徒はどうなっとるの?」と、いきなりお叱りの発言。事情を詳しく聞けば、上に記したことが事の発端。一度ならず二度まで、そして三度も、同じ人から苦情発言。よほどその人の心を傷つけたのだろう。「生徒の顔はしっかり覚え ている。さっそく親に連絡ととり、謝罪に来るようにしてもらいたい。よろ

(右上へ)

しいな!」と、多少強引な気もしたが先方の気持ちも十分うなずける。とりあえず顔写真を見てもらったところ、該当生徒が判明。さっそく翌日に指導、注意、謝罪へと・・・・。生徒を連れて僕を含め他2人の先生と共に謝罪に出向く。約1時間ほどの説教と応対その間の正座のため、足はじびれてビリビリに。正直言って「なんで僕がこんな目に」と、心でつぶやくと、みんなは不謹慎と思うだろうか?でもやっぱ・・・そうつぶやいていた。

つい腹が立って      
       思わぬことを

「ほんとはすぐに謝るつもりだったが、相手の言い方につい腹が立ち反対のことを言ってしまった」と、その女の子達は素直に答えてくれた。そう、3人の生徒とは、実は女生徒だったのだ。女子が“男言葉”を話すのは今では珍しくないが、年配の人には随分コタエルのだろう。でも、やはり先方の切心に対して、それを仇で返すような「クソババア」の返事はいただけない!僕はその女の子達に腹が立つというより、哀れに思えてならなかった。

やっぱこれは情けないゾ

 小学生のころの、あの純粋に交通マナーを守った、けなげな心はいったいどこへいってしまったのだろう。原因はいったい何なのか?・・・、社会が変わったから、学校、友達、それとも家庭環境?、たぶん教え子として同じ学校に席を置く、教師たるこの僕にも任はあるのだろう。でも、やっぱ、こんなことで呼び出されて・・・・、ああ、僕は情けないと思った。

 

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