絵 ど う ろ う

太子堂にある大聖勝軍寺は聖徳太子が建立した。四天王寺とならぶ由緒のある古刹であろう。

万灯会は境内にならぶ約二千もの絵灯ろうが美しい。大仏や季節の花・風景などの絵や、故人・先祖の供養、家内安全などの文字が浮かび上がる。

聖徳太子が16歳のときに仏教文化の導入をめぐり、蘇我氏と物部氏の間で戦乱がこの地で起こった。亡くなった多くの人々の霊をなぐさめるためカガリ火を燃やしていたものが、灯ろうに絵や歌を書き添えた絵どうろうによる送り火供養となったのは室町時代のこと。この仏事も明治頃に途絶えたが、昭和45年、本堂の再建を契機に100年ぶりに復活された。

かつては大和川に精霊流しをしたが今は河川保護のため焼却してしまう。