2007年7月21日 八ヶ岳 (2998m) 天気:曇り

小屋の玄関で3時頃から持ってきた焼酎と小屋のビール(500円)で宴会とする。今日の宿泊者は9名であった。天気が悪いためしかたないが小屋のバイト及び「居候」と呼ばれる若い人たち5名程で食事の支度をしてくれる。夏沢鉱泉からボッカしているとのことである。水を近くからポンプアップしており水が豊富なためトイレも水洗であった。
夜は雨が降っていたが朝はは止んだが雲が厚く日出は見えなかった。朝食もまずまずであったが味噌汁だけはしょっぱい。味噌のせいなのか若年バイト諸子の料理方法のせいか?

2007年7月21日(土)
硫黄岳山荘6:05---横岳6:40---地蔵の頭7:40---赤岳8:15/8:30---横岳9:40---硫黄岳山荘10:15/10:30---夏沢峠12:00---本沢温泉13:00---本沢入口14:10/14:20---灯明の湯14:40/15:10---長坂IC16:20---国立府中IC18:00---府中本町駅18:10

霧と風の中を赤岳を目指す。横岳を過ぎてからは鎖場が多く大きくアップダウンする迫力のある場所を通る。20年前に不安な気持ちで通過した記憶が蘇る。

白根三山に行く予定をしていたが台風の大雨により広河原への林道が通行止めとなり急遽、八ヶ岳に行くことにした。八ヶ岳は1987年に単独で来て以来20年ぶりとなる。当時は美濃戸に入り赤岳鉱泉に泊り、赤岳、横岳、硫黄岳と縦走し本沢温泉に降り、翌日再度尾根に戻り天狗岳を経由して麦草峠まで縦走した。夏の暑い日の鎖場の多い厳しいルートであったことと本沢温泉の野天風呂が印象深く残っていた。今回は本沢温泉の野天風呂にまた入りたく本沢のルートで行くことにした。

2007年7月20日(金)
府中本町駅6:15---国立府中IC6:25---長坂IC8:05---本沢入口9:30---本沢温泉10:40/11:20---夏沢峠12:30---硫黄岳13:35---硫黄岳山荘14:15
府中本町駅で谷口さんと待ち合わせ中央高速で長坂ICに向う。長坂ICから清里方面を目指すが途中霧のため視界が悪い場所を通る。サラダ街道と呼ばれレタス、キャベツ、白菜等の高原野菜が作られている。松原湖の近くから林道に入り舗装道路最後の駐車場に着く。更に4駆のみ通行可能と書かれた未舗装の林道に入る。車が一台やっと通れる道で四駆でも腹を擦りそうな轍の深い道を10分程行くとゲートである。車が既に5台駐車していたがなんとか駐車する。

本沢温泉の少し下に咲くクリンソウ。苔むした倒木に合う。

温泉の付近にたくさん咲いていたキバナシャクナゲ。

キバナシャクナゲの咲く本沢温泉を過ぎて、林道ゲートまで歩く。トレーニング不足のせいか足が痛くなる。この程度で痛くなるのであれば北岳ではどうなっていたかと思いやられる。

赤岳は頂上小屋のすぐ近くで天気のせいか人は少なかった。赤岳頂上。帰りは鎖場にも慣れた為緊張感は無い。硫黄小屋に戻って食事、休憩をして下ることにする。

硫黄岳の下りのお花畑で写真撮影をする。ウラジロキンバイ。

シロバナノコマクサ。2株だけ咲いていた。

コマクサ。

コマクサの沢山咲く硫黄岳を下ると硫黄岳山荘である。14:15。昭和61年に皇太子も来てその写真や碑が飾られていた。山荘の周りはお花畑となって高山植物が沢山咲いていた。

ツガザクラ。

イワウメ。

チングルマ。
日本最高所の野天風呂。2150m雲上の湯。白い湯は引いてきているのではなく壁から染み出ているようである。20年前に入った時には目の前に硫黄岳の白い噴気が見えたが今回は火山活動が弱まったのか前の木が生長したためか見えなかった。
本沢温泉の建物は新しくなっていた。ここで昼食。
ゲートに車を留める。9:30出発本沢温泉までの道は良く整備されており森林の中の散歩気分で1時間程歩くうちに着く。
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下山後灯明の湯と呼ばれる温泉に寄る。お風呂はガラガラで露天風呂で足の痛みを癒す。

温泉から1時間程登ると夏沢峠の山彦荘。甲武信らしき山。

ガスが出てきて風も強くなる。硫黄岳の頂上は平べったい。ウルップソウ。