2004年8月8日(日) 薬師岳 (2926m) 天気晴れ
夏休みに薬師岳と白山に登る。太郎平小屋には1982年に内藤さんと裏銀座の縦走で、2度目は1985年家内と雲ノ平−新穂高温泉縦走で泊まったが、薬師には登っていなかった。 同行の谷口さんは白山には登ったことがあるので薬師まで同行しその後黒部五郎、立山に別登山となった。

8月7日(土)夜11:15に新座駅で待ち合わせて出発。昼間熟睡できたのは2時間半位でやや不安がある。 関越−上信越−北陸道と立山IC経由で折立までは430Kmのドライブを交代しながら行く。深夜のためまったく渋滞は無く順調に進む。北陸道は海岸沿いを走っているのにトンネルが多いのには驚いた。 4時頃有磯海PAで鱒すしとうどんの朝食をとり、お昼のおにぎりも調達する。
4:50に有峰林道入口に到着。入口の駐車場には昨夜から来ていたらしい車が5−6台いた。林道の係員は5時頃から起きていたが開門の6時にしか空けないのでゲートの一番手で待ち、車中で暫し休憩する。
6:00林道が開き1800円の通行料を払い、競争するように折立を目指す。折立の駐車場は満車状態で道路脇に何とか駐車することができた。幸運であった。6:50折立出発。登山道は最初は急だが1870m地点からは緩やかとなる。剣が見えた。
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9:40折立着。
10:00今度は白川郷を目指し有峰林道西岸線を行く。途中未舗装道路のガタガタ道となる。カーナビは何故こんな道を知らせるのか不思議である。白川郷の合掌造りの民家を見学。電柱が写真の邪魔である。白山スーパ林道を白山温泉のある市ノ瀬に向かう。途中雷と大雨となり景色は無し。
チシマゼキショウ
7:00太郎小屋を出発し昨日登ってきた道を花の写真を撮りながら下る。 イワショウブ。
6:14太郎小屋に到着する。小屋で給水と洗面をする。この小屋は水が豊富でトイレも水洗であった。
薬師小屋は薬師岳まで約50分の鞍部にあるが、水を雨水にのみ頼っておりトイレの手洗い水も無かった。夕方、小屋前の岩の上で上廊下を見下ろしながらビールを飲む。小屋はほぼ満員に近かったが一人に布団1枚分のスペースはあった。
薬師特有のなだらかな道となる。小屋まで8分の地点での道標と雲。12:40薬師岳山荘に到着し受付を済ます。美人女将から槍ヶ岳の写真を水彩画風にディジタル加工した葉書を貰う。
愛知大の遭難碑を過ぎると頂上は直ぐであった。13:42頂上到着。御洞があった。
小屋に荷物を置き薬師の頂上を目指す。
太郎平までの登山道は20年前と比べると石畳や木道が多くなり登りやすくなっていた。有峰湖をバックに太郎を目指す。
翌朝、4時前に起き綺麗な星空と月明かりのもと4:17小屋を出発。途中で日出の写真を狙う。
頂上直下は大きなカールにえぐられている。雪が少しだけ残っていた。カールを見下ろしながら休んでいたが雷が鳴り出したので降りることに。
太郎小屋が見えると元気がでる。 チングルマは綿毛になっており他にはイワショウブくらいしかなく既に秋の気配であった。10:25には太郎小屋に到着。
急な登りを過ぎるとお花畑でチングルマが残っていた。
槍ヶ岳が赤いシルエットで美しい。
太郎から薬師岳へは一旦薬師峠のキャンプ場に降りてから急な登りが少しある。ここからは始めての道である。