2004年9月18日(土)−19日(日) 木曽駒ヶ岳(2956m)空木岳(2864m) 天気:晴れ−雨
中央アルプスの木曽駒には1995年の夏に日帰りで登ったことがあるが空木は木曽駒から縦走するにも池山尾根を登るにしても長時間掛かるため行きそびれていた。 今回、9月の3連休の2日間を利用して紅葉撮影をしながら行くことにした。
6:30 府中本町駅で待ち合わせ中央道を駒ヶ根ICを目指す。渋滞には巻き込まれず9:00駒ヶ根ICに到着。 カーナビでコンビニを探し昼食の御握りを調達。 今日は宝剣山荘泊まりで登りは少ないのでビールも調達。菅の台バスターミナルの駐車場は満車のため隣の民宿の駐車場に車を止め、2日分の料金800円を払う。バスは臨時便が出ていてロープウエー駅まで順調に到着。しらび平ロープウエー駅の10:40の便に乗り標高2612mの千畳敷まで高度差1000mを8分で一気に上がる。 ロープウエーからは急斜面に紅葉した木々や滝の眺めがすばらしかった。
空木平には空木非難小屋ある。小さな小屋であるが、紅葉した谷とマッチし落ち着いた雰囲気である。非難小屋にも良いところがある。14:40小屋に着いたが既に7−8人が居て寛いでいた。
空木岳から池山尾根を通らず谷筋を30分程下った所が空木平である。雨のため写真撮影のチャンスが少なかったが、ここでは紅葉の写真をたくさん撮った。もう一度紅葉の頃来て見たい。
14:00宝剣山荘に戻るが17:30の夕食まで十分時間があるのでコンビニで買ってきた缶ビールを飲んで一眠りする。寝室は2段ベッドで一人1畳のスペースがあり快適である。混雑した時には1段目のベッドの下にも寝るのだろうか布団はあった。夕食は1階の広い土間のテーブルでとるが、揚げ物、佃煮、漬物などショッパイ物が多い。100人位の登山者で賑やかだ。 テレビの天気予報で明日は雨の予報で皆がっかりしている。

9月19日(日)
2日目5時30起床。 朝食は夕食同様佃煮、漬物等ショッパイものが多かったが、生卵が付いていた。千畳敷からボッカしているのだろうか。
千畳敷は紅葉真っ盛りで紅葉の中の宝剣岳が見事である。カールと紅葉の写真を撮りながら乗越浄土を目指し八丁坂を登る。登山者やハイカーが多く既に下山する人にすれ違う。12:30宝剣山荘で受付を済ませ木曽駒頂上を目指す。
小屋から空木岳の登りは花崗岩の大きな岩が林立した急な登りで喘ぎながら登る。13:25頂上に着く頃には風はあるが雨は止んだ。視界は無し。
12:00木曽殿山荘に到着。 小屋で少し休みたかったが小屋の人は中は休憩料を取るとそっけない。 250円の缶コーヒを買い寒い小屋の外で飲む。
谷から10分程登ると池山尾根に戻る。小地獄、大地獄と呼ばれる荒れた急な道が延々と続く。登山道には金属製の梯子がたくさん設置されていて安心である。17:07池山小屋に到着、少し暗くなって膝も痛くなってきた。18:06林道終点の駐車場に到着。約12時間の行程であった。既に暗く三日月が出ていたが程なく電話で呼んだタクシーが到着し、菅の台まで送ってもらう。コマクサの湯に入って、名物ソースカツ丼を食べる。名物に旨い物無し。帰りの中央道は予想通りの30Kの大渋滞で家に着いたのは0時半ころであった。
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宝剣岳は鎖場の多い難所である。雨のため岩が濡れて滑りやすいので慎重に進む。6:35宝剣岳頂上に着くが直ぐに下る。下りの方が足場が見えにくく怖い。濁沢大峰、檜尾岳、熊沢岳、東川岳と雨の中を頑張って歩くがあまりピッチは上がらずコースタイムから30分程稼いだだけである.
6:20出発。天気予報通り、雨は無いが霧と強風のためカッパをきて完全武装で出発。
1995年の夏に来たときには小屋の近くにコマクサが咲いていたが今は枯れた茎しか残っていない。中岳から一旦下り再び登り返すと駒ケ岳頂上に13:15到着。霧のため何も見えず小雨も降ってきたため記念写真を撮って早々に引き上げる。
葉っぱの紅葉。
八丁坂からロープウエイ駅を振り返る。