利尻山と雲。今日は風が強いのか。深田久弥が言っているように左右に伸び伸びと稜線をひいた美しい山である。13:50 約2時間で礼文岳頂上に到着。頂上からは利尻富士は海から頂上まで全て見える。礼文岳頂上から利尻をバックに。30分程写真撮影して14:15下山。15:30登山口の内路に到着。舟泊の宿に迎えの依頼の電話をする。宿に荷物を置いて直ぐにスコトン岬の散策に行くことにし林道の入口まで送ってもらう。
利尻山登山の翌日、6月24日利尻の鴛泊港から10:05のフェリーで礼文の香深港に向かう。約40分程で移動できる。フェリーから雲間に利尻山の頂上が一瞬見えた。カモメが航行中づっとついてきて餌をおねだりしていた。
香深港の食堂で昼食にラーメンを食べる。礼文岳の登山口の内路まで本日泊る宿に送迎を断られたためタクシーで移動する。タクシー運転手のアドバイスで登山口の雑貨屋さんで荷物を預かってもらい軽荷で登ることにする。下山後、雑貨屋さんのご主人にコインロッカーを置いてははどうかとけしかけた。

内路(登山口)11:40---礼文岳13:50/14:15---内路(登山口)15:30---礼文荘16:10---スコトン岬散策
空港の前に咲いていたハマナス。
スコトン岬に向かう林道は舗装されており車も通れる。ゴロタ岬。
スコトン岬から遠く利尻山を望む。
舟泊周辺の宿を回り港まで送ってくれる無料送迎バスがあり7:40宿を出る。香深港でレンタサイクルを3時間借りて(1500円)荷物も預け、カメラだけを持って礼文林道に向かう。林道入口までの道路は結構きつい登りがあり自転車を押して行く。この林道は車が来ない。花は林道両側のいたるところに咲いていてゆっくりと散策ができる。フェリーの時間があるためレブンウスユキそうの群落のある場所まで行くことにした。
途中レブンアツモリソウが少しだけ残っている道路脇に車を留めてもらい写真撮影する。アツモリソウには白と赤の2種類がある。幸運であった。
霧が出て風も強くなって花が揺れ写真が取り辛くなってきたので引き上げることにした。帰りは自転車で下るだけなのであっという間に香深港までついてしまい、フェリーの出発まで1時間も待つことになってしまった。どうも時間配分が悪い。礼文には歩く林道が島の南北に幾つもあり、今度来る時は2−3泊してゆっくりと散策したい。利尻山の標高が高いため東風のある日は山の西側や礼文の天気にも大きく影響を与えているらしい。事実礼文及びフェリーで戻った利尻西部の沓形は雨であったが島の北側の空港は晴れで利尻山が頂上まで見えた。
ミヤマオダマキ。
エゾヒメクワガタ。
レブンウスユキソウ。群落ではあるが時期が早いため2輪しか咲いていなかった。カメラマンがたくさん集まっていた。
2006年6月24日(土) 礼文岳 (490m) 天気:晴れ
登山道はなだらかで汗をかかずに快適に登れる。ダケカンバの林越しに舟泊が見える。登山道に花はあまり無い。
登山口から5分程で見晴らしの良い場所に出る。内路の漁村を見下ろす。

赤のアツモリソウ。

久種湖の朝。野鳥のさえずりがにぎやかだ。
オオダイコンソウ。
ヒマワリ模様のプロペラ機と利尻富士。
利尻空港は15:15出発まで3時間もあったが、食堂兼みやげ物屋が1店あるのみで時間をもてあました。することがなく昼食を食べた後、空港周りで写真を撮ったり、ロビーで谷口さんの撮影したデジカメ写真の批評会を行った。参考までに旅割予約のチケットでは前便に空きがあっても変更もできない。
エゾスカシユリ。一株だけ咲いていた。
雲が徐々に晴れ利尻山が南方に姿を現す。
飛行機から利尻を見るには右側前方が良いとのことで、その席を予約する。風のため利尻の西側は雲である。銀塩カメラのため離陸時に撮影しても良いので最後の利尻山の写真が撮れた。2年前に行った屋久島もそうであったが離島の登山は海と山の両方が楽しめる。食べ物も美味しく楽しみが多かった。
土産物屋で定番のトド肉の缶詰とチョコレートを買う。トド肉は大和煮で味は牛肉に似ている。食べる元気が出る感じとは谷口さんの弁。
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18:16の最終の路線バスで宿に帰る。バス便は少なく、またレンタカー代は異常に高いので、この島では移動が難しい。バスは乗客は少なく宿の前で降ろしてくれた。舟泊の宿は団体客向きのようである。夕食には毛蟹がでたが小さくて食べずらい。
翌日(6月25日(日)、朝食までに時間があるため宿の近くの久種湖周辺を散歩する。
スコトン岬。日本最北限地(人が住んでいる最北限)。岬に民宿があり、その人たちが最北限の記録を守っているのか。前の島はトド島。トドがいるのは冬だけ。