2003年7月18日(金) 網走、知床 天気晴れ
昨年に引き続き北海道登山に行く。 道東の羅臼、斜里、雌阿寒の3山を3泊4日で行く。 昨年8月中旬に大雪、十勝、トムラウシに行った時は花が殆ど終わり秋の気配であったため今年は7月に早めた。結果的には高山植物が多く、好天にも恵まれ登山、写真を楽しむことができた。初日18日は朝8:00のJASで羽田から女満別に到着後、網走、知床周辺の散策を行うのみで登山は無し。
知床五湖手前から林道に入り暫く走るとカムイワッカ湯の滝の登山口に着く。ワラジを500円で借り滝をジャブジャブ登っていく。鉄分が多いためか水の中の方が滑らない。20分程登ると滝壷があり多くの人が温泉を楽しんでいる。
頂上から翌日向かう斜里岳を望む。
頂上は団体の登山者で満員のため近くの岩場で休む谷口さん。
ホテルの裏にある木下小屋が登山口。多くの登山者が出発準備をしている。登山届に記入し登山開始。
約1時間で展望地点に着くがオホーツクは雲の下。この辺は蟻の巣が多く熊の出没多発地となっている。でもどうすれば良いのか?
登り5時間のハードな登山であったが無事4時間で登れた。下りも同じルートを3:30かかった。
下山後ホテル前にある地の淵の露天風呂に入る。周りを森林の緑に囲まれ夏の日差しの下、気持ちの良い露天風呂で無料である。その後、斜里に移動する。
国後島のチャチャ岳。
羅臼岳から知床半島の先を望む。 左はオホーツク、右は太平洋。どちらも雲の下である。手前の山は三峰、左は硫黄山で昨日行ったカムイワッカの方向.。
羅臼岳頂上。人が多くやっとの記念写真ができた。後ろは硫黄山。
花の散ったイワウメ。
岩清水にはえていたイワヒゲがみずみずしい。
フードボックス。熊対策のためキャンプする人は食料をテントに置かずこの箱に入れる。
羅臼平からみた羅臼岳頂上。平らな場所でキャンプもできる。多くの登山者がお弁当をたべていた。
極楽平を過ぎ大沢に出る。雪が多い雪渓登りとなる。急な場所でストックまたはアイゼンを持っていた方が良い。
雪渓を過ぎるとお花畑となる。ウコンウツギ。山の中腹から下で咲いていた。
温泉民宿の夕食は毛蟹付きで6650円。毛蟹は小さく食べるのが面倒くさい。この料金ではしかたないか。
残念ながら羅臼は雲の中で見えず。最近熊だ出たため三、四、五湖は通行止めになっていた。
滝を降りてから知床五湖に行く。一湖は静か雰囲気が良い。
第一の滝から一登りすると誰もいない滝壷がある。ここを降りる時は滝の反対側を行くが滑りやすく一苦労。上部の滝壷は誰もいず野趣満点。滝壷中心部は背が立たないほど深く湯は熱い。
ウトロ手前の国道沿いにあるオシンコシンの滝。オホーツク海のすぐ脇にある雄大な滝で観光客も多かった。
懲罰房。他にも暗室の独立房などもあり見るうちに受刑者の悲哀が伝わってくる。
2003年月19日(土) 羅臼岳 (1661m) 天気晴れ
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今日からいよいよ道東3山の登山がスタート。4時起床、既に外は明るい。4:30ウトロの民宿を出発し登山口の岩尾別別温泉に向かう。途中道は舗装されているが鹿がたくさんいて知床の奥地の雰囲気である。
6:00ホテル地の淵着、ホテルの駐車場には駐車しようとするとホテルの人に断られたため林道脇に駐車する。
6:20木下小屋発---6:36極楽平---7:22銀冷水---8:15羅臼平9:00---10:00羅臼岳10:30---11:20羅臼平11:30---12:45極楽平---14:05木下小屋
女満別空港近くにある博物館網走監獄。昭和59年まで刑務所として使用されていた。入口の受刑者の像。
夕食後、民宿の前で写真撮影。ウトロ港の赤い夕日と三角岩。肌寒く知床旅情を感じる。日の入りは7時過ぎで遅くまで明るい。