2006年5月3日 雲取山 (2017m) 天気晴れ
雲取山は1987年12月に単独で三峰口から頂上を経由して三条ノ湯に泊まり奥多摩に降りた。アップダウンを繰り返す単調な尾根歩きにクタクタになりながらも、三条の湯の名前に惹かれて歩き続けた。しかし、湯船は小さく、また人が多かったため入れたものでは無かった。冷泉で薪で沸かしているのでしかたないが。
18年ぶりの今回は三峰口からの往復で、雲取山荘に泊まる余裕のあるもの。昨年「岳人」の応募で当たったラムダの大きなカメラザックを使用して交換レンズ3本を持った。ラムダザックは上部にカメラを下部は仕切りを全て取り除いて衣類や食料を入れた。使いやすいが重いのが難点である。花はまったく無かったが、2日間とも天気が良く頂上からの日の出と富士山は良かった。
5月3日
10:00三峰神社-----11:30霧藻ヶ峰-----13:40白岩-----15:00雲取山荘15:30-----16:00雲取山
5月4日
4:15雲取山荘-----4:45雲取山5:30 雲取山荘6:30-----7:30芋ノ木ドック-----9:18霧藻ヶ峰-----11:00三峰神社
5月3日池袋から西武池袋線で行く。特急は満員のため鈍行の飯能行きで乗り継いで行く。西部秩父駅を出て秩父鉄道の御花畑駅に乗り換える。御花畑駅の鄙びた雰囲気は18年前と変わらなかった。車内で羽生駅経由できた谷口さんと合流。三峰口で始発のバスに乗り換えるがこれも満員。大輪からロープウエーに乗るが、これも行列ができていたが臨時便が出て9:30頃山頂駅に到着した。ロープウエーからは山桜が咲いているのが見下ろせた。
下山後、羊山の柴桜を見に行く。駅から15分位歩く小高い丘にあるがが、ゴールデンウィーク中のため人の波である。武甲山をバックに柴桜が満開であった。
帰りの電車も始発の秩父駅のホームは人が溢れんばかりの混雑で、乗った急行快速は満車状態で池袋まで1j時間40分間立ったままであった。尚、三峰口からの乗り入れ電車があり三峰口から利用すれば座って帰れる。
下山は4時間半かかり三峰神社までおりる。神社にある三峰神の湯(タオル付き500円)に入り汗を流す。
尾根を流れる雲が幻想的。
富士に朝日に輝く。綺麗に富士が見える日は珍しい。
小屋に荷物を置いて30分位の登りで頂上に着く。後ろは頂上非難小屋。15:00 5時間かかって山荘に到着。ログハウス風で新しくトイレも水洗。定員200人のところに300人泊っていた。8畳部屋に16人が寝た。小屋の前はベンチがあり運んできた日本酒を飲む。
前白岩をへて白岩山に到着。頂上は見晴らしが利かない。新緑が映える。登山道はコメツガ、シラビソ等の鬱蒼とした風景が続く落ち着いた雰囲気であるが花は無く単調。
妙法ヶ岳の分岐を分れ霧藻ヶ峰の三角点に着く。霧藻ヶ峰の手前にある秩父宮のレリーフ。霧藻ヶ峰は燕岩と呼ばれていたのを秩父宮が霧藻ヶ峰と命名された。奥様のレリーフは平成になってから付けられて新しい。
10:00神社、みやげ物屋を抜け登山道に入る。左から前白岩・白岩岳と雲取山。登山尾根からは雲取山頂は見えないのではっきり見えるのはここ位か。
鳥のさえずりの解説をした看板。”焼酎一杯ぐいー”と鳴くのはセンダイムシクイ。山には鳥が多いが聞き分けるのは難しい。
ロープウエー山頂駅は標高約1100mで周辺はツツジや石楠花が満開である。カタクリの花は枯れていた。
三峰神社まで舗装された道を10分程歩く。本堂は東照宮のようにきらびやかで立派である。
秩父らしい山林。
5月4日、日の出を見に再登頂する。途中凍っている箇所があり滑りやすい。富士山が綺麗に見えた。日の出。雲が無く太陽が真丸に見えた。こんなに綺麗な日の出は珍しい。