2004年7月17日(土)赤石岳(3120m)、悪沢岳(3141m) 天気晴れ、曇り、雨
13:45赤石小屋に到着。新しく綺麗。夕食まで缶ビール(600円)で暫し休憩。夕食は鮭のフライでまずまず。オープン初日のため30人弱の宿泊者でゆっくり寝られた。
晴れていれば赤石も見えるはず。食堂からは晴れていれば赤石をはじめ四方の山が見渡せる。小屋の外よりも食堂の方が見晴らしが良いそうだ。
12:43悪沢岳到着。91座目。突風が吹いていたので這うようにガレ場を通過した。雨が降っていれば危険である。
タカネビランジの白が悪沢から千枚の間にだけ見られた。
タカネヤマハハコ。
チングルマ。
イワツメクサ。
ミヤマキンポウゲ゙。
お花畑が広がる。ハクサンイチゲ゙。
お花畑とミヤマシシウド゙。晴れていれば奥に赤石岳が見える。花が多くて楽しい縦走路である。
タカネコウリンカ。
クルマユリ。
悪沢手前のお花畑のグンナイフウロ。
クロユリ。
8:55荒島小屋に到着。小屋の食堂でハヤシライス味噌汁付き(1000円)を食べ冷えた体を温める。ラーメンが名物らしいが、この時間にはできないと言われた。小屋は新しくトイレは水洗。
コイワカガミ。
荒島小屋から、晴れていれば荒島三山が見える。
北沢の谷沿いに登る登山道は高山植物が多く楽しい。途中から雨となり赤石コルから頂上へは駆け足で登る。
7:00赤石岳頂上。90座目。頂上は人は少なく視界ゼロ。非難小屋は直ぐ近くにある。
2003年の夏に赤石、悪沢に登る計画を立てたが台風でバスが通行止めとなり急遽、飯豊山に変更した経緯がある。今回、山小屋オープン初日の7月16日(金)に赤石小屋に入り、赤石岳から悪沢岳に回る山小屋2泊のコースにした。
7月16日(金) 
2:30 用賀で谷口さんと深夜待ち合わせる。前日帰りが遅くなり3時間半しか寝られなかったため不安の出発となる。
4:30 清水ICを降り伊川湖御幸線、三峰落合線から南アルプス公園線と狭い道を行く。静岡らしく小さな茶畑がたくさんある。富士見峠の手前では富士が見え天気も良さそうである。
7:05 信号が殆どないため順調に畑薙第一ダム手前の東海フォレストの駐車場に到着。8:00 9時のバスに乗る予定だったが8時のバスに変更。前金の3000円を払う。28人乗りのマイクロバス2台が来ており満員であった。後で判ったことだが6時代にも臨時バスを出したそうだ。登山者の数を見て柔軟に配車しているようだ。  
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7月18日(日)明るくなるのを待って弁当のお稲荷さんを食べ5:30遅めの出発。雨の降り続く中カッパを着て出発。
コ-スは最初平坦で最後は岩が多く厳しい。汗びっしょりとなり膝も痛くなりヨロヨロで9:00前に滝見橋手前の吊橋に到着。コースタイム5:15だが3:45でさわら島に到着。さわら島でザックを整え10時のバスで下山。ダムから少し下ったところに白樺荘という無料の温泉があるので行く。地元の人や登山者でにぎわっており駐車場は満車状態。お風呂と昼食の蕎麦を食べやっと落ち着いた。帰りも渋滞は少なく途中富士PAで休憩と土産を買う。JHの経営とは違うらしいショッピングセンタがあり活気があった。
14:50千枚小屋到着。この小屋も新しく清潔。満員状態で夕食は30分間隔の交代制で6:30にやっとありつく。メニューは鳥の唐揚でビールに合う。
小屋の部屋からは枯れた木と富士山が見える。寝場所は2階でスペースは肩幅以下しかない。夜からの大雨と雷で多くの人は登山を諦めたようだ。
7月17日(土)朝3:55に小屋を出発。天気は良いのか悪いのかよく解からない。富士見平で日出。富士は晴れているが赤石岳は雲の中。ここで弁当のチマキを食べる。なかなか美味しい。
大倉尾根の中間地点あたりから富士が見えた。尾根は最初は急で後半は緩やか。標識が少なく自分が何処にいるか判りにくい。道が平坦になってほどなく小屋に到着。
8:40 さわら島に到着。登山基地でロッジがたくさんある。人が少なくみんな出発したのであろう。さわらは木の種類。8:50出発。
悪沢から千枚に行く途中で子ずれの雷鳥に出会う。高山植物を食べていた。