玄関から客室まで一貫して段差を追放した。ドアは、客室も含めすべて引き戸にし、ドアロックのノブも大きめ。フロントのカウンターは、車いす利用者用と健常者用があり、ロビーは十台程度の車いすがくつろげる広さ。
視覚障害者のための音声誘導装置や点字の施設案内板、聴覚障害者のための振動式ドアノックセンサーも整えた。もちろん、盲導犬も受け入れる。
廊下の幅は、二台の車いすが擦れ違えるように、約百八十センチにした。廊下の両側には手すりを付け、手すりには視覚障害者に配慮し、部屋番号を点字で示してある。
客室は、照明スイッチや洗面台、冷蔵庫、クロークは、車いすで使いやすい高さに設け、窓も低めで車いすから外の景観が楽しめる。
部屋ぶろは手すりが付き、シャワーの湯量は手元スイッチで調節できる。
共用部分では、三カ所のトイレの便座の高さをそれぞれ変えており、障害に応じて使いやすいものを選択できるようにした。浴室は、車いすのままで入浴できる水圧式リフトを導入し、同伴者の負担軽減を図っている。また、障害者から意見を聞いた際、要望が強かったカラオケルームもある。
ただ、食事は基本的に約五十メートル離れたレストランまで行って食べる。
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