表題: 竹田君とパソコン(6)
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新しい入力装置を使って、
早速、アクセス開始。自動で回線を切って、ログを TYPE&MORE で表示させる。
専用ボードにダイレクトにアクセスしてますので、もちろんログは「ひらがな」オン
リーです。これで、ゆっくり読めるはず?だったのですが・・・(^^;

どうも、ディスプレーを見ている彼の様子がおかしい。
興味津々で読んでるふうでない??
そのうちに、「これって声で読んでくれないのだろうか」という。
どうも、ひらがなも得意では無いようなのです。
うーーん、参ったさんです(^^;

DLしたログをお母さんに読上げてもらうのでは、
彼が独力でパソコン通信を楽しむという事にはならない。
といったところで、2フロッピーではワープロで打った文章を通信ソフトで送信する
にしたって、フロッピーの差し替えが必須、やはり誰かの手をわずらわせることにな
ります。

私の気持ちの中では、早い段階から、いずれはハードディスクを入れなければ駄目だ
ろうという気がありました。しかし、お金のかかる事でもあり、なにより彼が今は興
味を示しているけれど、実際に継続してパソコン通信を行えるか不安がありましたの
で、極力現状のままでなんとか出きる範囲をと考えていたのです。

しかし、ひらがな文が読めないに至っては、
音声読上げ装置を入れなければ、もう解決のしようがありません。
数年前に全盲の方が音声読上げ装置を利用しているのを見せてもらった事がありまし
たが、ハードディスクやメモリー、さらにソフトや周辺機器などに結構な投資が必要
と聞きました。二の足を踏んでいるところに、リコーのVC2が「結構使えるよ」と
いう情報が。このソフトが提供されてまもなくの頃、あるオフミでデモ用の文章を読
上げるのを実際に聞きました。その時は、合成音でもあり、とてもこれじゃなぁとい
う感想を持ちました。しかし、今回彼が聞き取れるなら、まずこれを使ってやってみ
ようと決めました。

となると、ハードディスクの調達が必要です。
パソコン通信の「売ります/買います」で、中古マシンを手に入れました(^^)
呉市に住む男性から、障害者が利用するパソコンとの趣旨を理解していただき、格安
で購入する事ができました \(^o^)/