表題: 竹田君とパソコン(10)
---
なんとか出来あがったパソコン通信システムを竹田君は毎日楽しんでいる様子です。
彼が毎日アクセスしている「わがままネット」には、アクセス記録が簡単に確認出来
るコマンドがあります。それで、ほぼ毎日一回彼がアクセスしているのを確認してい
ます。まずは、やれやれというのが今の心境です。

時々、メンテナンスに行きます。
どこか不都合はないか、分からない事はないかと。
そんな時に、ふと、パソコンがあるというのに、パソコンを使って電話の一つもかけ
られないのか?   と思いたったが吉日???

福祉電話という、彼のような障害者用が使用する為の立派な電話機があります。
きっと、これが発売された時は福音といえるハイテク機器だったことでしょう。
しかし、実際の操作は必ずしも簡単とは言えません。
そこで、ディスプレーに表示された電話をかける相手先の名前を選択すると、話が出
きる方法が無いだろうかと考えてみました。条件としては、受話器を取らなくても、
モニターでき、かつそのまま話が出きる電話機であれば利用可。

そこで、私自身が普段使っている電話をかけるバッチを利用する事にしました。
--------TEL.BAT------------
SPEED R0 2400 B8 PN XON
:ECHO AT&F >AUX --- 必要なモデムコマンド
:ECHO ATM2X4L3Q0V1E1 >AUX --- 必要なモデムコマンド
ECHO ATDT%1 > AUX --- 必要なモデムコマンド
PAUSE > NUL
ECHO AT > AUX
--------------------------
これをQMENUやAD等のメニューから起動させるには
COMMAND.COM /C TEL XXX-YYYY <-- AB君の電話番号

例えば、メニューで「AB君」としておいて、上記のコマンドを実行します。
モニターから呼出音が聞こえます。繋がった時点でリターンキーを押します。
これだけで、話す事が可能です。
QMENUを利用すると、一画面10件の電話が登録可能です。武装ファイラーAD
を使うと42件登録出来ます。竹田君の話では、細かい操作が必要なく、一発選択で
電話が出来るのは便利だと重宝してくれています。

以上かいてきたように、ワープロ、パソコン通信、電話を現在活用しています。
きっと他にも、パソコンのいろいろな利用方法があると思います。
これからも考えていきたいと思います。