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第91回 植村直己・帯広野外学校 サバイバルキャンプ 2016年の記録 |
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★1年ぶりの開催となった野外学校。今回は札幌や十勝管内から9名のメンバーを迎え、十勝幌尻岳登山、サバイバル生活などに挑戦し、無事に全日程を修了しました。 ◆開催日 2016年8月7日(日)〜13日(土) ◆参加メンバー 守田皇喬(芽室町高1)=上級コース 嶋貫香衣(札幌市小6)、岩瀬日和(帯広市小5)、清野優弥(帯広市高3、三浦拓郎(音更町小5)、 佐々木 然(音更町小5)、松原ゆず(豊頃町高2)、菅原生瞳(音更町小6)、三浦哲郎(音更町小5) ◆スタッフ 小貫耕喜(校長)、矢満田啓明(総指揮)、山本義明、佐々木誠一、米満 泉、佐柄啓二、酒井伸吾、 北沢 実、高柳昌央、大森英邦、梶美恵子、佐柄千鶴 |
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1日目 | ||||
13時から開校式。参加したメンバーは緊張がありありと。校長先生からのお話、参加者の決意表明などがあった。 |
ログハウスでオリエンテーション。キャンプ中の諸注意のあと、忘れ物はないか?装備をすべて開梱して確認。 |
野外活動基礎学習では、テントの張り方・たたみ方、炊事の方法などを学習。その後、夕食用のマキ割りに挑戦。 |
夕食はカマドを使って炊事。この日は鍋を使わない!空き缶を飯ごうの替わりにしてメシを炊き、ホウの葉で肉をくるんで蒸し焼きに。 |
夕食が完成したのは20時過ぎ。時間はかかったが、出来栄えはGood! この後、ごえもん風呂に入って22時ころテントへ。 |
2日目 | ||||
起床は起床は6時。朝のつどいが終わったら朝食作り。飯ごうでメシを炊き、卵とウインナー炒め。 |
午前のプログラムは、学校林の整備。マサカリとノコギリを使って林の間伐作業。 |
午後はログハウスでロープワークとナイフの正しい使い方などの学習会。 |
夕食はカレーライス。カレーは大なべで全員分を手分けして。ごはんはカマドで飯ごう使用。 |
夜はログハウスで学習会。校長先生から植村さんの冒険などについてと、山での生活の仕方など。 |
3日目 | ||||
小雨模様の中前進基地へ移動。トッタベツヒュッテまでは車で。ヒュッテで昼食の後は、徒歩で前進基地へ向かった。 |
前進基地へ向かう林道。ヨブスマソウという植物の茎で作ったクマよけの笛を吹きながらの行進。幸い雨に当たることはなかった。 |
到着後は直ちに設営。まずはテントを張って、山の中の雰囲気に慣れる。ここからは水道も電気もない生活が始まる。 |
上級コース(皇喬くん)のザックに異変!中身が灯油まみれに… 急遽、銀マットを使ってシェルターを作る。 |
この日の夕食は「ぶた丼」。スベア(灯油コンロ)を使ってぶた肉を焼き、ご飯は米をビニール袋に入れてボイル。 |
4日目 | ||||
十勝幌尻岳登山の日。5時起床、朝食・登山の準備を済ませ、7時に出発! |
登山道を黙々と進む |
この山は中級者レベル。ほとんどのメンバーは登山が初体験だ。 |
およそ4時間で登頂! 周囲の山はガスの中でした。残念 |
頂上(1846m)で記念写真 |
5日目 | ||||
この日から「サバイバル生活」開始。最後の?朝食は前日に仕込んだパン生地を木の枝に巻きつけて焼いたもの。 | 釣れないとおかずはない!まずは釣糸の結び方をしっかりと身につける。校長先生も手取り足取り指導中。 | 竿をおろしてしばらくすると、「釣れた!」まずまずのサイズのオショロコマだ |
「こっちも釣れた!」 結局、全員に釣果有り!しかも、ほとんどは上限の5匹を釣り上げた。 |
釣った魚は、塩焼き、から揚げ、フキと一緒にご飯に炊き込む(写真)。ちなみに米は1人に大さじ1杯。 |
6日目 | ||||
この日も早朝から釣りへ。さっそくの釣果!これで昼まで何とかもちそう。 |
朝から、から揚げにかぶりつく! |
昼過ぎ、前進基地でのサバイバル生活無事終了。空腹すぎて元気がでない参加者も。 |
基地へ戻る途中、戸蔦別川で川遊び。ライフジャケットを身につけ、スクラムを組んで… |
そのまま急流へ… 基地へ戻ってからは、ジンギスカンパーティー、アジャカナックなど |
7日目 | ||||
最終日!朝食は空き缶で炊いたごはん、焼き魚、卵、納豆、ちゃんとしたみそ汁でした。 |
野外学校の最終日と言えば「あと片付け大会」。使った装備類をきれいにすることがミッション。 |
コッフェル、飯ごうもピカピカに。 |
片づけ後は、感想文を書いて、昼食を食べて、閉校式。校長先生から一人ずつ修了証書が手渡された。。 |
最後の記念写真。表情には達成感と疲労感が… 今度は秋に会いましょう! |
参加者の感想文 三回目のサバイバルキャンプ 守田 皇喬 今回のサバイバルキャンプは一人で上級班だった。今までも上級班になったことはあるけれど、一人というのは初めてで、他の人と仕事を分担できないため、大変だった。だから、いつも以上に「どれだけ効率良く作業できるか」意識して行動していた。 自分が思ったこと・感じたこと 嶋貫 香衣 私にはこの七日間がいっしゅんで過ぎたように感じました。楽しかったこと、つらかったことがいっぱいつまっていた一週間が消えていくようでさびしくなると思いました。 楽しかった野外学校 岩瀬 日和 この一週間で、わたしになにがあったかというと、一日目は、「テントをはる、たたむ」ではるのがむずかしかったし、たたむのも、出すときによく見ていたのにわからなくなりました。でも、なんとかできました。夕食はおいしかったです。この日の目標は、弱音をはかないでした。目標を達成できたので良かったです。 植村直己・帯広野外学校での思い出 清野 優弥 ぼくは、野外学校を親に行ってきたらと言われ、正直あまり行きたくなかったけど友達のゆずくんと行くことにしました。 いっぱい学んで少し変わったぼく 三浦 拓郎 この一週間でぼくは変わった。 生きることの大切さ 佐々木 然 ぼくが参加したサバイバルキャンプ。予想していた一週間は、「ほんかく的だが、食料はすぐとれる」を予想していました。ですが、実さいにサバイバル生活をして、ぼくは大切なことに気づきました。 サバイバルキャンプで学んだ事 松原 ゆず 今回の体験で思ったことは、思っていたより大変だということです。初めて見る道具や初めて使う物、初めて会った人たちなど、いろいろと初めてな事がたくさんあったり、班長ということを考えすぎてしまったりがおもな理由だと思います。また、初めの方や、と中ではほかの人やスタッフにめいわくをかけてしまったので、反省して、これからの生活では、しっかり考えてから、発言や行動をしたいと思いました。初めて見た道具は使いなれるのに少し時間がかかってしまい大変でしたが、班の皆の助けもあり何とかできるようになりました。ナイフやロープなどの使いなれない道具はなかなかできず、と中からぼーっとしている時間もあり、ロープのもやい結びがぜんぜんできませんでしたが、あとからできるようになったので、最初からしっかりやればよかったと思いました。 変身!!サバイバル生活 菅原 生瞳 今回初めてサバイバルキャンプにちょう戦しました。ぼくは、木、川、土、風、大自然が好きです。ぼくのお母さんは自然が好きで、東京でネイチャーガイドをしていました。なので、お母さんの持っている本は自然についてのことがたくさんのっています。その本を読んでいるうちに、サバイバルのことに興味を持ち始めました。よく図書館から、サバイバル、アウトドア、ロープワークなどの本を借りたり、読んだりするようにもなりました。そして、去年、北海道に引っこしてきました。そのとき、たまたま行ったのが、この野外学校の春の山道です。このときに、今回は上級コースで参加している守田皇喬くんと会いました。皇喬くんはサバイバルの知識がすごく、一回会っただけであこがれました。そして、今回のサバイバル生活に参加することに決めたのです。 サバイバルキャンプでは、ぼく自身いろいろなことを教えてもらいました。たき火のしかた、ロープワーク、まき割りはあたりまえですが、自分の普段の生活にもえいきょうをもらいました。まず荷物の整理です。自分ではけっこうできてるかなと思っていたんですけど、まったくできていませんでした。まず、物を見つけられないことがけっこうありました。そしてナイフをなくしたので身にしみました。このナイフは自分の貯金で買ったものなのでショックでした。あと、上手くいかないとすぐおこってしまうことを実かんさせられました。サバイバル生活のとき、班のメンバーがボーッとしているとすぐおこってしまって、なぜおこってしまうんだろう、たいしたことじゃないのに、といろいろな思いがわいてきました。しかし、サバイバル生活をしているうちに素晴らしいことをかんがえついたのです。それは、何事もポジティブに考えれば上手くいくということです。魚が一匹しかつれなかった。でも、ポジティブに考えれば一匹も食べれるという風に考えられたらいいなーと思います。 サバイバル生活中 三浦 哲郎 ぼくがサバイバルキャンプで一番いんしょうに残ったことはサバイバル生活です。まずやったことは食料集めです。つりをしました。ぼくは最初つりをする川でほんとうに魚がつれるのか、ちょっとしんぱいでした。けれどやってみると、けっこうつれました。ついでに、ぼくがつったのは三びきです。そして、つりをやめて魚をさばきにいきました。一ぴきめをさばいているとだんだんきもちわるくなって、もうしょうがないでした。けれど二ひき目の魚はおなかがすいているのか、ぜんぜんきもちわるくありませんでした。けれど同じ班の人が「まだつる」と言ったのでつりに行こうと思ったけれど、はりが取れていたので、はりをなおしたあと同じ班の人がどこへ行ったのかわからなくなりました。さがしていると校長先生に、おいでとさそわれました。そこは川の下のほうでした。なんとそこでつりをしてみると、いままでの5〜6倍はやくつれました。けれどもうちょっとつりたかったけれど、数をオーバーしてしまったので、つれませんでした。 |
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