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第75回 植村直己・帯広野外学校 『冬の冒険学校 2011』の記録 |
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★第75回野外学校『冬の冒険学校』は、2011年1月8日〜10日の2泊3日の日程で、帯広市の郊外にある野外学校基地を会場に開催しました。 今回のプログラムに参加したのは、たったの二人!そこで、今回は「冬のきびしい自然の中で”自分の身を守る”知識と技術を見につけるというメインテーマのほかに、『単独冒険』にチャレンジすることをサブテーマに設定しました。 少人数ゆえのさびしさはあったものの、従来とは少しちがったプログラムに挑戦し、無事に2泊3日を過ごすことができました。 参加した皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした! そして、参加させてくださいました保護者の方、ご協力いただきました皆さん、ありがとうございました。 |
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★参加者:山中夕奈(小樽市・小6)、伊藤萌林(帯広市・小5) ★スタッフ:北沢 実、山田香織、近藤由佳、中溝修平、北村大助、内田菜穂子 |
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1日目(1月8日)天気:晴れ 今回の冬の冒険学校に参加したのは、これまで4回の野外学校に参加経験の小樽の小学6年生、山中夕奈さんと、野外学校初参加の少年、帯広の小学5年生、伊藤萌林(めぶき)くんの2名。少数精鋭の「冬の冒険学校」となりました。 13時からの開校式・オリエンテーションでは、今回の行事は植村さんの冒険行の多くは単独で行われたけれど、それには多くの人達の支えがあったこと、その援助にいつも感謝の気持ちを持っていたこと、今回のプログラムは参加者一人ひとりが冒険のリーダーとなり、スタッフはそのサポートをするという原則でプログラムを進行することが伝えられた。 オリエンテーション終了後は、ただちに雪洞の製作にとりかかった。事前に積んであった雪山に大小のスコップを使って横穴を掘り、二人が寝ることができる程度のサイズのものを2時間程度で完成させた。 夕食は定番の「煮込みうどん」。いつものように雪を溶かして水を作るところから炊事はスタートする。準備開始から1時間ほどで完成し、体の芯まで温まることができた。ちなみに外気温はマイナス14℃、例年より少し高めの気温だった。 食事が済み、あとかたづけが終わったら、やっとログハウスのストーブの前へ。これで体のしばれも少しは解けたようだ。 ログハウスでの研修は、植村さんのこと、厳冬期の屋外で注意すること、雪洞のことなどがレクチャーされた。その後、夜食のまんじゅうを食べ、21時には完全防寒装備で雪洞へもぐりこんだ。
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2日目(1月9日)天気:晴れ まだ日の出前の6時30分に起床。全員元気に雪洞を這い出してきた。朝の集い・体操ののち、日の出を見がてら朝の散歩にでかけ、地平線から昇るオレンジ色の太陽と対面。気温はマイナス15℃。 朝食は、前夜の残りの汁にご飯を入れた雑炊と缶詰。かたづけののち、スキーをはいて雪原に出かけた。 今回のスキーは、これまでとは趣向を替え、デジカメで「足あと」、「生き物」、「美」、「寒」、「暖」、「山」などあらかじめ設定されたテーマの写真を撮ってこることを課題とした。もちろんカメラマンは夕奈さんと萌林くん。それぞれが「チーム夕奈」と「チーム萌林」に別れ、地図を片手に全長約6qの雪原を4時間ほどかけて歩くスキーで進んだ。撮影した作品は、この日の夜にログハウスで発表会を行い披露した。 この日の夕食は、豪華”ステーキ”と飯ごうメシ。メシを炊くためには、やはり雪を溶かすことから始めなければならない。夕食時は気温マイナス15℃、じっとしていると手足・顔がかじかんでしまう・・・。 夜はログハウスで写真発表と、豪華?景品をかけた「コヨリ相撲」「マッチの火を長持ちさせる競争」などのゲーム、さらにログハウスの梁にザイルを結んだ即席のブランコも楽しんだ。 |
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3日目(1月10日)天気:晴れ、無風 この日も起床は6時30分。朝食はそれぞれが自分の分だけを一人で作って食べることに。メニューはモチ入りのラーメン、やはり最初は水作りから・・・。 食後は、期間中に使ったコッフェルやコンロをきれいにする野外学校の定番プログラム。約1時間半、「借りたときよりもきれいにして返す」を合言葉にせっせと磨いた。その後は野外学校の敷地内の坂でソリ滑りなどで楽しんだのち、閉校式・解散の運びとなった。 |
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『冬の冒険学校 2011』参加者の感想文 | |||||||
『二回目の冬の野外学校学校』 山中夕奈( 私は、冬の冒険学校に参加して、まず一番最初にびっくりしたことは参加者が二人ということです。いつもは、八人ぐらい参加者がいたのに今回は二人だったからです。 『初めての野外学校』 伊藤萌林( ぼくは今年の冬が初めての野外学校でした。最初は5〜6人ぐらい来るのかなと思っていたけれど、来てみたら2人(自分も合わせて)だったので、とてもおどろきました。 |