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第69回 植村直己・帯広野外学校 サバイバルキャンプの記録 |
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参加者の感想文は、こちら | ||||||||||||||||
第69回野外学校・サバイバルキャンプが、帯広市郊外の野外学校基地をベースキャンプに7月31日から開催、天候に翻弄されながらも、8月6日に無事終了しました! | ||||||||||||||||
◆参加者 佐柄千鶴(音更町・中2)、 山中志織(小樽市・中1) 綾木月音(小樽市・中1)、 柳谷祐市(紋別市・中1) 井上一樹(帯広市・小6) ◆スタッフ 小貫耕喜(校長)・山本義明・矢満田啓明・矢満田由希子・近藤由佳 安井 治・松本純子・内田菜穂子・加藤アミ・北沢 実・梶美恵子 |
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◆1日目 天気:おおむね曇り 初日は午後1時から開校式、その後基地で宿泊するための小屋作りを行いました。小屋の材料は自分たちで柱や棟になる木を切り出し、これにブルーシートをかけたもの。今回は「個室」ということで参加者各自が自分が寝泊りするものを作りました。結局翌朝早い時間に降雨があり、若干の浸水もありましたが・・・。 夕食は全員でカレーとトマトスープ作り。もちろんその前にマキ割り、カマド作り、火おこしをしなければなりません。カレーとスープの出来ばえは良好! 夜はログハウスで植村さんのDVDを見ながら、彼の冒険行や考えなどの学習をしました。そののちごえもん風呂で汗を流し、自分たちで作った小屋で眠りにつきました。
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◆2日目 天気:雨が降ったり止んだり 朝から、今にも降り出しそうな空模様。午前6時起床、朝のつどい・朝食(パン、オムレツ)ののち野外活動基礎学習第1弾!「ロープワーク」と「正しいナイフの使い方」の学習。ロープワークでは、基本的な「もやい結び」「とっくり結び」などに挑戦、「ナイフ」では正しい持ち方、切り方、手入れの仕方などを学習したのちクラフトにも挑戦しました。午後は学校林の間伐、一人1本の木を切り倒し、枝を払って、林から広場に引っ張り出しました。 夕食は飯ごうでリゾット、カマドの火で魚ときのこのホイル蒸し。夜はログハウスで「前進基地での生活」の事前学習、トイレの正しい使い方などをみっちり学習しました。
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◆3日目 天気:ほとんど雨 この日は、翌日からの登山やサバイバル生活を行う前進基地へ移動し、設営作業を行う予定でしたが、夜半から大雨の天気予報のため、移動先をトッタベツ・ヒュッテに変更、ここで1泊し天気の回復を待つこととしました。ヒュッテまでの約13キロの行程は徒歩! 午前11時に野外学校基地を雨具を着て全員元気に出発しました(このあたりのようすは去年と同じ・・・)。途中で昼食をとり、休み休み歩きながら、午後5時少し前にやっと今日の目的地トッタベツヒュッテに到着しました。到着後、直ちに着替え、その後夕食の豚丼を作って食べ、山小屋で一夜を過ごしました。
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◆4日目 天気:ほとんど雨 この日も6時起床。相変わらず雨がしとしとと降り続いていた。本来であればこの日は十勝幌尻岳登山であったが、悪天候のため断念。とりあえず朝食後に前進基地まで徒歩(約4キロ)で移動することとなった。 前進基地には11時過ぎに到着、雨の中でテントの設営を行った。その後やや雨が小降りになったため、ちょっとだけ沢に沿った登山道を探検。しかし、天気予報は夜半から明け方に大荒れになると告げていたため、午後3時に野外学校まで撤退することを決定。自動車に分乗して野外学校基地に到着したのは午後4時過ぎのこと。 夜はログハウスで、翌日の朝食用のパンの生地作りなどを行い、タワーの下にテントを張って眠りについた。
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◆5日目 天気:夏空が帰ってきた! スカッ晴れ!! この日も6時起床。久しく忘れていた雲ひとつない青空で、思わずウキウキしてしまう・・・ 朝食は昨夜仕込んでおいたパンをカマドの火で焼いて簡単に済ます。そして午前9時、改めて前進基地へ出発!この日からサバイバル生活への挑戦が始まった。サバイバル生活の基本は「食料は自分たちの手で調達すること」。与えられる食料は米一人に1/4合、あとは調味料だけ。魚を釣るかフキを調理するかでほぼ24時間を過ごさなければならない。釣りは針と糸、おもりが支給されるだけで、ヤナギの木をさおにし、えさは川虫などを捕まえる。獲物はオショロコマ・・・ 午後3時過ぎ、釣果を手に前進基地へ戻ってきた。魚は塩焼き、から揚げ、飯ごうでご飯と一緒に炊き込むなどメニューは豊富だが量が空腹を満たすには至らず・・・。ヨモギを摘んで煮たり揚げたりする者もいたが… 夜はたき火を囲んで歓談したり、やっと見られた満点の星空のもとで星座観察では、宇宙ステーションも観察することができた。この夜は空腹に耐えながら眠りについた。明日こそリベンジ!
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◆6日目 天気:今日も夏空! この日は5時には起きだし、早速釣竿をもって川へ向かう。釣果は昨日より上がり、昨夜よりも少しだけリッチな食事となったが、満腹にはほど遠く、少しイライラ気味のメンバーも・・・。 12時、サバイバル生活終了!小さなバナナとミニトマトのごく簡単な昼食ののち前進基地の撤収作業。その後フル装備を背負って林道を2キロほど下り、あとは自動車に分乗して野外学校基地へ。 基地到着後はごえもん風呂で汗と垢をきれいさっぱり流し、ジンギスカンパーティーで久しぶりの食事らしい食事を満喫した。 食後は巨大なアジャ・カナック(キャンプファイヤー)で楽しんだのち、ログハウスで反省会。 その後サプライズ・イベント。野外学校スタッフの矢満田啓明さんと由希子さんが7月20日に挙式をあげ、「新婚旅行」としてサバイバルキャンプに参加。おめでとう・ありがとうの気持ちを込めてささやかなお祝いを全員で行った。
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◆7日目 天気:今日も夏空! 6時起床、いつもどおり朝のつどい、体操ののち、最後の炊事。メニューはカマドで火をおこし、焼き魚、納豆、卵、のりの「和定食」。食後はテント、コッフェルなど使った装備類を「借りたときよりもきれいにして返す」恒例のあと片付け。その後は参加した証しとして野外学校に残す「寄せ書き」作り、感想文を書いたら早くもお昼。 閉校式では校長から一人一人に修了証書が手渡されました。 今回のサバイバルキャンプは、天候に翻弄され、プログラムの変更を余儀なくされましたが、スタッフ・参加者一同が新たな発見や体験をすることができました。
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次は「冬の冒険学校」1月10日~12日。サバイバルキャンプは来年もやるよ~! | ||||||||||||||||