植村直己・帯広野外学校 『夏のキャンプ2020』の記録 ⇒2020.8.11〜13 ⇒植村直己・帯広野外学校は、昨今の憂慮される社会情勢をおもったとき、バーチャルではない自然の豊かさや、空気の清らかさ、たき火の匂い、鳥のさえずりや風の音など自然の中でこそ体感できる場が必要と考え、例年の「サバイバルキャンプ」に替え、新型コロナウイルスの感染予防に配慮したうえで、2泊3日の短期バージョンのプログラムを開催しました。 行事には、小学5〜6年生の男女4名が参加し、前年のキャンプとは打って変わって真夏の陽ざしのもと、さまざまなプログラムを元気に体験することができました。 |
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◆ふりかえり◆ | 開校式 基礎学習「テントを張る」 基礎学習「ナイフを使う」 基礎学習「火をたく」 飯ごうでメシを炊く 前進基地到着 魚に挑む 魚を釣ろうとする 釣果 前進基地にて 基礎学習「マキを割る」 カマドに火をつける 夕食「ジンギスカン&焼きそば」 ごえもん風呂をきれいに 丸太を切る |
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【1日目】 天気:晴のち雨、夜は晴れ!気温は30℃超 午前10時、タワーの下で開校式、オリエンテーションを行った。のち、野外活動基礎学習としてテントの張り方とたたみ方の実習。昼食を挟んで午後はロープワーク、ナイフの正しい使い方、マキ割りなどを体験。 マキ割りが終わり、夕食用のカマドを作りマキに点火したところ突然の雨!炊事場をタワーの下へ移動してカレー作りを開始。飯ごうでメシを炊き、鍋でカレーを作っておいしく完食した。 19時からは研修棟で、植村直己さんの冒険などについて校長がDVDを観ながら解説。その後は翌日の魚釣り用の仕掛け(針と糸を結びつける)をロープを使って練習した。終わって外へ出ると満天の星空!しばしの星座観察ののち、ごえもん風呂で汗を流し、就寝前の反省会と体調チェック。全員異常のないことを確認して、テントへ移動した。 【2日目】 天気:晴れ!下界の気温は30℃超 6時に起床、6時半から朝のつどい、朝の散歩ののち朝食の準備へ。朝食はスベア(灯油コンロ)を使って卵とベーコンを使った料理、野菜サラダを作って、バターロールとともに食す。 この日は夏のキャンプのメインプログラム「前進基地で魚つりと川遊び」。9時には移動準備を終え、自動車に分乗して戸蔦別林道を進み、「トッタベツヒュッテ」へ。トッタベツ川に注ぐピリカペタヌ沢でオショロコマとハナカジカ釣りに挑戦!そこそこの釣果があり、釣れた魚たちは校長がから揚げにして食することができ、皆、満足のようす。その後は、冷た〜い沢に入って自然の冷気も味わうことができた。 15時ころに前進基地を撤収し、基地へ着いたのは15時30分ころ。 着後は、夕食用のマキ割りで大量のマキ作り。さっそくカマドを作り恒例の「ジンギスカン&焼きそばパーティー」に突入。メンバー用に500mlペットボトル飲料各種を用意していたが、「さまざまな飲み物をブレンドする」という妙な流行が…(詳しくは感想文をご覧ください) 暗くなった19時ころからアジャカナック(キャンプファイヤー)を囲み、さらに満天の星空に流星群の観察、天体望遠鏡で土星の観察などを堪能。 21時ころからごえもん風呂で汗を流し、就寝前の反省会と体調チェック。全員異常のないことを確認、一応テントへ移動したが、焚火の残り火を囲んだメンバーも… 【3日目】 天気:晴れ!気温は30℃ほど この日も6時に起床、6時半から朝のつどい、朝の散歩ののち朝食の準備へ。この日の朝食は「ポリ袋で炊いたご飯でぶた丼&みそ汁」。ご飯は、コッフェルでお湯をわかし、ポリ袋に米と同量の水を入れてボイルすること20分ほどで完成。フライパンでぶた肉を焼き、コッフェルで長葱・豆腐・アゲのみそ汁を作って美味しくいただいた。 食事のあとは「あと片付け」。テントをたたみ、コッフェル・スベアなどの備品もきれいに。さらにごえもん風呂の水抜きと掃除などに精力的にこなした。一連の片づけが終わったあと、ログハウスに展示する参加記念のエンブレムを作るべく、直径30センチの丸太をノコギリで薄切りに!30分ほどで作業完了!仕上げは後回しにして感想文に取りかかった。 昼食はいつものホットドッグセット。しぼりたての牛乳は猛暑のため断念… 12時30分、タワーの下で閉校式。校長のあいさつ、参加メンバーの感想発表、スタッフからの講評などがあり、その後、記念写真を撮って予定通り13時ころに解散の運びとなった。 |
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◆参加者の感想文◆ | |||
ドキドキの野外学校 岩瀬琉輔(帯広市 小6) ぼくのいんしょうにのこったことは、魚つりです。魚がつれないときは楽しくないけど、魚がつれるとうれしいし、楽しいです。 帯広野外学校で楽しかったこと 廣瀬凜太朗(帯広市 小5) 帯広野外学校で楽しかったことは、全部で4つあります。1つ目はまきわりです。まきをわるときにまきのひびをめがけてまさかりをふりおろします。そこにまさかりがあたるときれいにわれます。いきおいよくわれたら気持ちよかったです。2つ目はつりです。最初はひもで輪を作るのがむずかしかったけど、後からコツをつかめてきて、すぐひもで輪が作れるようになりました。魚がつれた時はすごくうれしかったです。3つ目は水遊びです。川をわたる時、足がもってかれそうだったけど、ふんばってたえました。そして川をわたれました。4つ目は朝昼ばんのごはんを作ることです。最終日の朝ごはんはぶた丼でした。ぼくのたんとうは、ぶた丼の肉をやく係でした。肉をやくとき気をつけたことは肉をこがさないことでした。実際に自分でもうまくいったと思いました。来年も帯広野外学校に参加したいです。 夏のキャンプで楽しかったこと 矢満田花乃(札幌市 小5) 私が夏のキャンプで楽しかったことは全部です。なので、しぼって3つ書きたいと思います。1つ目はつりです。なぜならたくさんではないけれどつれたからです。しかも大きいオショロコマがつれたとき、うれしいと言うよりもおどろきしかありませんでした。だって、こんなものがつれるとは思わなかったからです。カジカも何ひきかつれたのでうれしかったです。2つ目は、星空を見たことです。なぜなら、札幌では、あんなにキレイな星空は見たことがないからです。しかも2日目に見た星空に流れ星もいっぱいあって、すっっっっごいなぁと思いました。その流れ星の中に、すごく長い流れ星があって、おねがいごとをしようとしてきえたのですごくざん念でしたが、「まぁ見れただけでいいか」と思いました。3つ目は、夕食のことについてです。(とくに2日目)なぜなら、ジュース実験がおもしろかったからです。色々な味をまぜてためして、おいしかったら、新たなはっけんがあり、また次のにちょうせんしていく。まずかったらなにもなく次のにちょうせんする。色々な味やまぜかたを見つけられて、おうちではできないことをできてよかったし、おもしろかったからです。(ごはんもおいしぁったです)こんな感じで今年はやりやすく初めてにはとてもおもしろくやりやすかったです。また新たな友だちもできてすっっっっごく楽しかったです。 夏のキャンプについて 品田瑛梨佳(帯広市 小5) このキャンプで、他のみんなと初めてあったときに、どんな子かとてもどきどきしていたけど、いっしょに生活していくにつれ、だんだん仲よくなれたからよかった。ナイフでものを切ったり作ったりするのと、まきわりは、はじめてやって楽しかった。あと、やきにく台で火をつくるのがむずかしかった。火は、なんどかつけたことはあったけど、くみたてて火をつけるのは、はじめてだったからちょっとむずかしかったけど、おもしろかった。よるにたくさんの星をみれたのは、うれしかった。家の近くだとあまり星がみえなかったからとてもよかった。土星がぼうえんきょうでみれたのはとてもうれしかった。りゅうせいぐんもとてもきれいだった。ねがいごとはいえなかったけど、りゅうせいぐんがみれただけでよかった。川にいったときはとてもわくわくしていた。つりのえさのミミズをさわるのは、さいしょびびっていたけど、だんだんらくにさわれるようになった。魚は三びきしかつれなかったけど、うれしかった。魚のないぞうをとるとき、とてもこわかったけど、ふつうにできるようになった。そのあとの夜ごはんは、とてもおいしかった。みんなでジュースのじっけんをしたのは、とてもたのしかった。夜ごはんときに、かまどをつくるときにうまく火がつかなかったけど、いろいろためして、やっとできてよかったと思った。 |
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