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小原スポーツ広場と新図書館の建設はセット

    体育関係者も新図書館建設を推進して!

3月30日、山梨市民小原スポーツ広場が竣工し、一昨晩は夜間照明の明るく照らす中でソフトボールの試合が行われ、今日はグランドゴルフの大会が催されています。
 少し前の市役所構内の状況は、南側に旧NECのグランドを引き継ぐ小原スポーツ広場があり、スポーツ広場と新庁舎の間に南棟(旧NECの工場棟・1階床面積約3000u2階建)が残されていました。山梨市民小原スポーツ広場は、南棟を撤去して北側に拡張するとともに、西側にも若干広げ、陸上競技、ソフトボール、サッカー、ゲートボールなど各種競技やウォーキングコースや健康遊具などを健康づくりの施設などを備わりました。
 もうひとつ肝心なことは、災害が起きた時に一時避難や仮設住宅整備に対応できるように、飲用水貯水槽、マンホールトイレ、防災かまどなどを備え、防災広場の機能を持っていることです。一方の新図書館建設は、とっくに予算は議決され、多額の補助金が内定し、建築設計書も仕上がり、旧庁舎の解体を進めて、もうすぐ図書館本体工事の発注という段階に至って、突如として建設ストップになってしまいました。
 市長選の最中は、新図書館は活用するというふうなことをいってきたはずなのに・・・。「一方の」新図書館建設というのは、小原スポーツ広場の建設と新図書館建設はセットの構想であるからです。
 新図書館については、中村市長在職時から南棟を使っての図書館整備が検討されていました。 私が市長就任してからも、図書館を整備するという根本的な方向は受け継ぎながら、どのように整備するか検討してきました。
 その過程で、3.11東日本大震災があり、旧庁舎の窓ガラスが割れたり、壁にひびが入ったりして耐震性への不安が高まりました。旧庁舎は、2階の一部を
CCWという会社の事務所に貸していますが、旧庁舎をそのまま維持しておくことは、大災害時に市の大きな責任と負担を生ずることになることから、解体することが最善と判断しました。
 第1次山梨市総合計画の前期計画には、「総合グラウンドの整備について検討」することが盛り込まれていました。平成23年度は、前期計画の最終年にあたりその見直しを行う時期であり、今後総合グラウンドをどうするかが大きな課題の一つでした。総合グラウンドとなればとても小原スポーツ広場の比ではなく、大規模の施設を新たに用地確保して整備することは中期的に見て困難だといわざるを得ません。しかしながら、総合グラウンドは市体育協会をはじめ体育関係者の強い要望と聞いており、要望に応える必要があります。
 図書館及びグラウンドの整備、旧庁舎の耐震不安解消を総合的に考えた結果が、旧庁舎を解体し跡地に図書館建設、南棟を解体し小原スポーツ広場の拡張でした。これを推進するには体育関係者の理解を得る必要がありますので、当時の市体協幹部のT氏に打診したところ、小原スポーツ広場の拡張に賛同いただき、その後その実現の要望をいただいいたところから、この構想が進展していきました。
 図書館は南棟から旧庁舎跡地へ、南棟を解体して小原スポーツ広場拡張という関係については、市体協をはじめ体育関係者は深く理解し、新図書館建設の推進についても応援する意思を表明していただいたはずです。今、新図書館建設がストップされてしまいましたが、体育関係者にも新図書館建設の声をあげていただきたいし、その責務もあると思います。

  (2014年4月3日)