AIRの感想?。
第1回 9/24 |
サウザンドサマーというと、そう言うペンネームの方が…と、ボケてはじめましたが1000回目の夏と言う事なのです。とはいえ、多分1000回やっていたのでなく、十数年ごとにおこっていたのでしょう。夢の話は。そういう意味では話作りやすいんですよね。1000年間エピソード作る余地があるんですから。ただし、歴史物は基礎知識無しだと読みにくいでしょうが(笑) Summer編について。 一個も選択肢がありません。ただ、これは変えられない過去の話であるからなのでしょう。この話が変わってしまうと全ての設定が変わってしまいますから。神奈達の過去は変わりません。しかし、新しい時代は変える事ができるのでしょう。 さゆりんの事。 ぐるぐるKanonでさゆりんのストーリーをやりました。病気になった弟と一緒に楽しく遊んでいれば…楽しい時間、思い出を過ごす事が出来ればそれが幸せなのでしょう。相手が笑ってくれれば、それだけでいいのです。それは往人が観鈴に対して思った事と同じことです。そして、えてしてそういう事は失う寸前や、失ってから気が付くのです。 今日はこれだけ。 |
第2回 9/26 |
変えられない過去、というか主人公は往人なので、Summerは説明なのでしょう。もしくは往人に伝わった記憶。その思い出した記憶を元にAIR編へ。 Dream編について。 何度か繰り返す、時間の流れ。そして記憶。ある意味ゲーム的で非常にいいのでしょう。マルチエンドでパラレルになるのもありですが。時間と記憶をネタにした話は昔からよくあります。 例えば、ハインラインの「夏への扉」。これはコールドスリープとタイムマシンネタ。そして、「900人のおばあさん」(タイトルの記憶がちょっと定かじゃないけど)もそうじゃなかったけ。こちらは記憶ネタ。 そして、梶尾真治さんの「おもいでエマノン」をはじめとする時間ネタ。カジシンの作品は非常に心に染みます。Key作品をされている方なら読むといいと思います。 今日はここまで。 |
第3回 9/30 |
長月も終わり、明日から神無月となりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。(爆) 今回は声について書いてみましょう。貴方は、AIRのキャラクターの声をどうイメージしているでしょう? 例えば、私のイメージだと観鈴は川菜翠さん(今、名前変わってるはず)、佳乃は野田順子さん、美凪は中川亜紀子さん、神奈は川澄綾子さん……さて、貴方のイメージとはかなり違うでしょう。えっへん。(ボケるボケる)そう、何故その人の声をイメージしているのかというと観鈴、佳乃は【どきどきポヤッチオ】で演じられたキャラのイメージ(ルフィ、マリン)、美凪は、【輝く季節へ】の茜のイメージ、神奈は【星界の紋章】のラフィールのイメージ(で、あろ)だったりするのです。 ただ、見ていただいたらわかりますが、声のイメージは過去にあったキャラクターの声をダブらせています。だから、例えば川澄さんがあかりの声のイメージでやられたら…あいませんね。キャラクターのイメージというのはそういうものです。キャラクターの声をイメージする時には声優さんの声質とかではなく、過去のキャラクターのイメージで考えてしまうのです。だから、キャラクターを作られるときに違うイメージになってしまうことが多々あるのです。DC版Kanonのキャスティングに不満が出るのはそれが原因かなと思うのです。 いま、【輝く季節へ】のキャスティング見てると深山先輩は川澄さんだし、広瀬は川上とも子さんだったりするしKanonの時の声のイメージとは違いますよね。(爆) AIRのストーリーについて 掲示板のほうに書きこみがないので、自分でも掲示板にも書こうかなとは思ってますが、とりあえず、ストーリーな話?をここでしましょう。 AIRにおいては母性がよくかかれています。3人のヒロインともです。まだ、本当の母親とうまくいくことができるのは美凪だけ。ただし、佳乃には聖さんがいますし、観鈴には晴子さんがいます。 ONE、Kanonは父親があまりかかれていません。これはシナリオの傾向なのでしょうが、はっきりと父親がかかれていたのは佐祐理さんぐらいでしょうか。AIRについては観鈴の父親…一度捨てた(預けた)けど引き取りに来る。美凪の父親…蒸発したけど手紙がやってくる。みちるという異母姉妹とともに。佳乃、死んでいますが、聖さんが父親の代わりも… シナリオとしての傾向かもしれませんが主人公が父性の変わりをしているのでしょうか… では、今日はここまで。 |
第4回 10/19 |
このページ久々の更新です。 物語を楽しむために。 のっけから痛い話ですが、観鈴の死否定派の中で気になるのは、大切な人の死に接していない人(経験の無い人)に死について軽々しく語って欲しくない。という意見があることです。さて、ここに橘高から聞いたお釈迦様の説話があります。 子どもを亡くして嘆き悲しんでいる母親に、お釈迦様はこう言いました。今までに一度もお葬式を出したことの無い家に行って蓮の種(芥子の実?)を貰って来なさい。そうすれば子どもを生きかえらしてあげよう、と。そして母親は家々を訪ねていくのです。お分かりだと思いますが、肉親を亡くした事の無い家など無いのです。そうして、家々を訪ね歩いた母親は、自分だけが悲しいのでは無いとわかり、自分の嘆きも薄れて、あらためてお釈迦様に感謝をしたそうです。(ちょっちうろ覚えらしい) さて、ここに記されているのは自分だけが経験したことではない、自分だけが不幸じゃない。当然思いは残るでしょうが、人の営みにおいて人の死ということは当たり前のことなのです。経験していない事を語ってはいけないのであれば宇宙人の出てくるSFなんて書けませんね(笑)。自分が宇宙人に会わないといけないのですから。 人には想像力(創造力)というものがあります。そうでなければ全ての物語は私小説になってしまいます。それは面白くないですね。 想像力というのは非常に大事なもので、これがあることにより物語について想像することが出来ます。それはキャラクターの思いであり、作者のテーマであり、伝えたいことであります。当然、想像ですので作者の意図どおりに受け取っていない可能性もあります。 そして、想像力があれば、他の方が自分と違うことを考える可能性があるということに気が付きます。(これに気づかない方が割と多いのですが…)そこを理解できれば、他の方の考えをただ否定する事は無いと思います。(犯罪や法律に触れる部分は別)自分の意見を主張だけして、人の意見はまったく聞かない。これはかなり危険です。当たり前ですが、人の意見を否定だけして自分の意見を人に肯定させようというのは難しいでしょう。あなたは人の意見をまったく認めていないのですから。 人の意見がどんなに間違っていると思っても、(ほんとに勘違いしている場合もありますが)なぜ、そういう意見になったかを聞いて自分の意見を言って歩み寄りをすることが出来るはずです。自分が譲らないぞというかたちで聞いていたら相手も譲りませんし。 相手の意見がなぜそうなったのか想像してみるべきです。ただ、相手が自分の意見を変える気がまったく無かった場合は、あきらめましょう。譲る気のまったく無い人にはこちらから譲る必要もありません。 何にしろ物語の解釈に完璧な正解は無いということだけ覚えておいてください。作者の意図どおりに取ることが正解ではありません。正解は人の数だけあるのです。人とまったく同じ考えをするためには、その人の生活を全て体験していないと不可能だからです。言葉上は同じといっても、方程式じゃないのですからまったく同じ考えをする事は出来ないのです。それに、言葉は全てを伝える事は出来ないのです… なんか、AIRから脱線してきましたね。というところで今回はこれまで。 BGM 【生きてるって素晴らしい】どきどきポヤッチオ 【涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない】「最後の晩餐」より ムーンライダーズ |