【俺の自慢の愛車シリーズ・その3】

第3回目の自慢は、Y課長所有のXL50/80/125を紹介する。



ホンダの4stオフローダーXLシリーズは、下は50から上は500まで、
実に幅広いラインナップで、総合カタログの一角を赤く染めていた。
その中でも、フロントタイヤが23インチになった、XL250Sは、発売当時
爆発的に大ヒットし、一大林道ブームを巻き起こしたモノだった。

自分がまだ自転車少年だった頃、チョット大袈裟だが、
道行く荷物満載のツーリングライダーのほとんどがXLだったような気がする。
ピースサインを出すと返してくれて、それが嬉しくて来る単車来る単車
全部に出して、返ってこないととてもむなしかった。
鍋やらフライパンやらをぶら下げながらこ汚い格好をして走る姿を見て、
まだ少年だった自分も、「遠くへ行きたい」と言う衝動に駆られたモノだ。
どこかXLに自由を感じていたのかもしれない。

やはり自分にとってのXLとは、単なるオフ車と言うよりも
♪ゆ〜め〜は〜る〜か〜一人旅♪のお供にXLと言う感じだ。
河原にテントを張り、丸大ハムの厚切りを焼いて食べながら酒を飲み
その横にXL50というオチがあればもう決まりすぎだ。
このへんに「わんぱくでもイイ、たくましく育って欲しい」という
ホンダの技術者の意図がひしひしと伝わってこないだろうか。

XLを眺めていると、無性に会社を辞めたくなる。
社会的地位や家族や時間を忘れ、一人何処か遠くへ行きたくなる。
Y課長も、そんなXLの魔力に取り憑かれた一人だろう。

ここ帯広も雪がちらつきはじめて、いよいよ冬のバイクシーズンの到来だ。
どういう訳か、XL50/80は雪に強い。
アイスバーンや多少の積雪なら登り坂でもグイグイ進む。
しかも安定している。何故だろうか、不思議だ。
その昔、自分が高校生の頃、ウチの親父の乗っていたR&Pに
軽4のスパイクを履かせて冬乗っていたのだが、
これがまた素晴らしく快適で、雪が降ると夜な夜な出かけて
吹きだまりを乗り越えて走りに行ったモノだ。
この頃はホントに乗っているだけで楽しかった。
R&Pにはホントにいろんな事を教えられた。

それにしてもCB系のエンジンには雪に強い何かがあるのだろうか。
不思議だ。