HONDA R&P
驚異のパワーと重量感

確か中学入りたての頃か、家の前の僅か5〜6メートル程の短い
場所でひたすら発進の猛練習をした。アクセルを煽りクラッチを
恐る恐る繋いではエンストそしてまたエンストの繰り返し。
勢いよくクラッチを繋げば今度は派手にウイリーそして転倒。
時には手元を離れ勝手に暴走。
自転車しか乗った事のないこの頃の自分にとって
R&Pの驚異的なパワーと重量感には、それまでに経験した事の無い
驚きと感動があり、発進とエンストせずに止まる事に悪戦苦闘したもんだ。
免許を取り、当時最先端のRG50ガンマを買うが、冬は軽4輪の
スパイクを履かせ、友人でイカレたバンド仲間のY&その兄と共に
真冬の大雪の中や夜の吹雪の中も吹き溜まりを乗り越え、
時には真冬の然別湖に攻めに行き、コーナー毎に雪の壁に激突!
雪路では無敵のR&Pのミラーには激しい雪しぶきと共に消えてゆく
Yブラザーズの無茶な走りに腹がよじれる程笑い転げたものだ。
激走モンキー&若きし日のY

1982年 この当時、原付はノーヘルOKの時代。
(R&Pで注意された事があったが違反ではなかった)
角刈りレイバンで下はジャージのノーヘル50cc2ストアメリカンという
現在では考えられないような眉間にシワを寄せたイカした野郎が
街の商店街に溶け込んでいたナイスな80年代。
この頃アルバイト少年だった自分は、既にローン地獄に陥っていた。
小学〜中学にかけてギターやアンプのローンを払い、
高校に入りギターからバイクへとローンを払い続け、
現在も家のローンを払い続ける日々を送っている。
SUZUKI RG50Γ
GPレーサーRGΓ直系マシン!(笑)
地元の自転車屋にMBX50を注文するが、雑誌を見てRG50Γが
発売されたことを知り急遽学校からTELを入れガンマに変更。
最先端メカ満載!ANDF、フルフローターサス、6速ミッション
そしてGPレーサーRGΓ譲りの角形断面アルミ風フレーム。
そう、アルミ風だったのだ!
しばらくの間アルミと信じて疑わなかった・・・
まぁ、あの当時アルミで出していたら
今のドリーム50の比じゃないだろう。
そう言えば、カタログにはF・ウンチーニが写ってたっけ。
そしてある人は、ガンマじゃなくガンマンと呼んでくれた。
この当時ハイパワー競争の真っ只中で、遂にメーカーの自主規制が始まる。
しかしお粗末なモノでコネクター1個外せばメーターを振り切るという
実にユーザーに対し良心的な規制だった。
つづく