KaiのPingはコンピュータ通信で一般的なPingと同様にどのくらいのレスポンスがかかっているかを指し示すものです。
自分自身のPingが表示されないのは、自分で自分自身に問い合わせても無意味だからに他なりません。
実際に計測するとアプリケーションレベルからそのコンピュータのデバイスドライバレベルまでの処理速度を得ることはできますが、Kaiではそれをわざわざ表示させてはいません。
一般的なコンピュータではコマンドラインなどで「ping 127.0.0.1」を実行すると1ms以下と表示されてしまうとおもいます。
一般的なPingはコンピュータ間で直接やり取りするのに対して、kaiではサーバーを経由しています。仕組みは似ていますが、一般的なPingとは考え方は一緒でも行っている内容が違います。
言葉的に間違った表現ですが、気になるのは自分のところからKaiのサーバーまでどの程度のPing値がでているということでしょう。 実際に自分自身がどのような状況になっているのか判断するためには、ロビーなどで周りの人たちのPing値を見ることによってある程度判断することができます。
不安定な人が混ざっていると全体的にPingの表示がされなくなったり、数値が上がってしまいますが、ざっと周りの人の中で最小の値が周りから見えているあなたのPing値と判断してよいでしょう。経験的な回線の種類とＰｉｎｇ値は次の通りです。
回線の種類 Ping値 光回線 10ms以下 ADSL 10M 10〜30ms ADSL 1M 40〜120ms HSDPA 7.2M 60〜120ms 大まかな値ですが、だいたいこのぐらいの値はでてきます。
Pingの値を良くするには、Kaiの接続状況を良好にすることに他なりません。
良好にするには悪化させてしまうことを行わなければ良いので悪化させてしまう原因を考えて見ましょう。・無線ＬＡＮ経由でKaiを利用し、PSP-PC間の無線チャンネルとPC-AP間の無線チャンネルが同じ。
・Kaiを利用しながら、ネットワーク回線の負荷を高める。
・Kaiを利用しながら、ＰＣ負荷を高める。最初は、そもそも無線ＬＡＮ経由でKaiを利用しているので悪化するのは当然ですが、チャンネルがバッティングしていることにより、さらに問題は深刻です。
PSPのチャンネル設定を行うなどして回避するとLANケーブル経由とあまり変わらないぐらいの速度で利用することはできます。
Kaiを利用しながら他の負荷を高めるのははっきり言って辞めたほうがよいでしょう。
たしかに、実際にゲームで遊べればかまわないと思います。
しかし、本当に普通に遊べますか？
インターネット経由なので実際に通信プレイで遊ぶよりは遅延（ラグ）の問題もありますが、大概のタイトルは普通に遊べます。
あなたが原因で一緒にプレーされている方に惨いラグを与えてプレーを妨害していませんか？
2011/1/7