タイマン道完結編


THE・ラストバトル


漆黒のドラゴン(古代竜戦)



とうとう、やってきました・・・・・
もう後がない覚悟で・・・・・





「俺の命、おまえにくれてやる!!」




今回はシリアスモードでいきます
画像はラストのみとなります
また、攻略法などもかきません
画像不掲載及び攻略法不掲載の理由は後述します




日時
11月28日未明


場所
ダスタードLv3
(通称古代竜の間)


装備

武器
ハルバード:パワータク25HP40
(絶対の信頼をおく愛刀)

防具
頭:HQクローズヘル(青)
首:HQスタデッド(青)
胴:HQプレイトメイル(青)
足:HQプレイトレッグ(青)
腕:HQリングメイル(青)
手袋:HQスタデッド(青)
(GM鍛治師momoさん作品)

携帯アイテム
GSP(白):25本
GCP(橙):10本
GHP(黄):30本
APB:10個
包帯:250枚


ステータス
STR100
DEX85
INT25
(装備状態)











これで何度目の挑戦だろうか・・・

俺は決してPスキルが高いほうじゃないと思う
ドラゴンにしても初撃破までに10回は負けた
黒閣下にしても何回も負けている

古代竜にいたっては20回は敗れているだろう・・・
非凡な才能があるわけでもない
ネット環境もいいほうじゃない(むしろ悪いほう)

UOAなんて使ったこともない

でもひとつだけ、あるぞ?
それは「あきらめの悪さ」だ




今回の戦いは不思議と緊張しなかった
理由はわかりきっている

ギルメンや仲間には内密にしていたが
俺は今回の戦いで敗れた場合、戦士廃業しようと決めていた

俺の尊敬するタイマニストは俺にこう教えてくれた

「負けてもいいと思うから負けるんだ」
「絶対に生きて帰る!!そう思うからこそ勝てるんだ」

確かにそうだと思う
頭ではわかっていたのに・・・
そのときの俺にはそう思うのは不可能だった




何度やっても勝てない相手
確かに運も悪い
もうちょっとのところでバードに邪魔された事も何回もある
不意のコネロスもある
誘導したワイバーンがきてしまったこともあった
最後の最後で緊張が切れてしまったこともある
しかたのないことなのだろうが、それでも敗戦はきつかった・・・・


戦士として、黒閣下までを単騎で撃破し
それなりに自信もあったはずだ
それが奴の前では、ほんの紙っきれのごとく、吹き飛ばされてしまう

「今までの俺の戦いはなんだったんだ?」

今までつちかってきた経験も
磨いてきたPスキルもすべて動員しながら勝てない

「今までの強敵は所詮雑魚ってことか!?」


そんな疑問が頭の中をぐるぐるまわる


古代竜撃破に成功した高名なタイマニストはよくこういう



「古代竜戦は今までのタイマンの集大成だよ」


その言葉を信じて戦った

「これで最後」と言い聞かせながら

今まで倒してきた「強敵(とも)」を信じながら



そして、いつしか、己を信じる心
そして、全てを捨てる覚悟
愛する仲間たちのかけてくれた言葉


その全てが奴の攻撃力を凌駕していく

心なしか、ハルバードの攻撃力もあがっているような錯覚さえ感じた


長かった・・・・・・
本当に長かった・・・・・・・



思えばタイマニストとして生きていく決意をしたのは
尊敬する人でもある「AKI」さんのドラスレを目の前でみてからだった
はじめてドラゴンをタイマンで沈めてから長かった・・・


あれからいったい、どれだけの月日がながれたのだろうか

当時は名前しか知らない
その姿すら見たこともない
その恐ろしさも知らない
その偉大さも知らない


その畏怖すべきまた尊敬すべき相手が今、目の前に倒れている



背水の陣で望むのはある意味よくない事なのかもしれない
しかし、俺は確信した

「全てを捨てる覚悟のある奴はまじでつえぇぜ?」

これは、自暴自棄とかじゃない
己の全てをかけてまで、挑むのである
また、それだけの価値のある相手でもあった


所詮ゲーム・・・・されどゲーム
所詮ネット・・・・されどネット
ウルティマオンラインという仮想空間におけるもうひとつの真実



































所要時間93分

あなたは最強の「強敵(とも)」でした












全てのタイマニストに栄光あれ!!





















後書


今回かなりの量のSSをとりました
ですが、掲載したのは最後の一枚だけです
戦いの内容も明白には書いてないです
理由はね・・・・・

最近のタイマニスト達をみて疑問に思いはじめたから
俺がタイマニストを志した頃はタイマン相手の情報や攻略法は
自分の最愛の分身を危険な目に何度もあわせながら
手探り状態の中でやってきた人が多かった


いなっぱさんしかり
農夫さんしかり
AKIさんしかり
えいさんしかり



無論、死ぬのはあたりまえだった
むしろそうやって相手のことを深く理解していっていたと思う
なので、自然とタイマニスト達は周りを認め、そして自分を認めていた人が多かった
すっごく魅力的な人物が多かったのも事実


その状況が最近かわってきている
相手の職業を平気でけなす
ギルメンからも聞いた
俺自身もテイマーで狩りしてるときにけなされた


「接近戦もできねぇへたれが!」
「メイジなんて遠くから攻撃だから楽だよね」
「へたれテイマーうぜぇ」

これはすべて、タイマンを志す戦士からあびせられた暴言だった
慢心じゃないが、俺もタイマン戦士をもっている身
シェイムやダスタなどで戦士がいた場合
極力、戦士の動きに注意を払うようにしている
血エレやドラがでても、即アタックせず、戦士の動きを見極めてからしているつもりだ


さらに
攻略本や攻略サイトの情報をそのままトレースして
ドラゴン倒して「俺って一流のタイマニストだぜ」などと言う


はっきりいうが、ドラクラスなら攻略法さえしってればHQ武器でも楽勝である
事実、俺はお茶のんだりタバコに火つけたりしながらやってたりする


確かにアドバイスや情報をそのままトレースするのは悪いことじゃない
それで倒せたのなら、いいことであろう
だが勘違いしないで欲しい
「それは本当に君自身のみの力での勝利かな?」


そういう俺もそんなえらそうなこと言える義理じゃぁないのはわかってる

ただ、タイマニスト関係のサイト運営している以上は
これ以上、傲慢な戦士をつくりたくないとも思う


戦いとは常に進化するものである
そして「己自身との戦い」でもある
願わくば、これからの新しい世代のタイマニストが
俺達の築いてきたモノを超える何かを得られる世界かな

戦士に不可能はないのである


画像についてだが
SS見てもらえばわあるが、マゲ67程度では古代竜はほとんど
「黒い固まり」でしかない
実際はもっと明るいのだが、Jpgにするとなぜか暗くなる
俺はこの戦いだけは、曖昧な形で残したくはなかった
なので、どれが古代竜でどれが自分なのかわからんような画像は掲載する価値もない

いつか、ここに古代竜と斬りあってる画像がのるときは
マゲをGMにしてから再度奴と斬りあうときだろう・・・

そのために現在Errorを改造中である





LBR導入により、イルシュナーに2Dで行ける日がくるまで
戦士にしばしの休息を・・・・・・


















最後に・・・・・

絶対の信頼感をもつハルバードにめぐり合わせてくれたAKIさん
くじけて自信喪失な時に励ましてくれたアリエルさん、えいさん
影ながらずっと俺を支えてくれたみんな

そして、このサイトを見てくれているあなた

心の底から







「本当にありがとう」







俺は絶対に戦士をやめない・・・



タイマン道第一部完結