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急速に進む高齢社会対策は、少子社会対策とともに、21世紀におけるわが国・あるいは北海道にとって最重要課題の一つであります。
わが国の総人口に占める65歳以上の高齢者人口比率は、2000年の国税調査で5.7人に1人でありましたが、2025年には3.5人に1人、2050年には3人に1人以上になると推定されています。
しかも高齢化水準は 全国平均に比べ北海道が高くなっており、さらに深刻です。 |
世界トップクラスの高齢社会に、私たちは今、まぎれもなく直面しているわけです。
こうした超高齢社会に適した社会と経済のあり方を目指して、年金・医療・介護・雇用・社会参加・住環境など多様な施策の一層の充実が求められていることは言うまでもありません。 |
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| 昨年4月、スペインで開催された「第2回国連高齢化世界会議」において、「高齢化に関する国際行動計画2002」が採択されましたが、その中で、「すべての高齢者は安全と尊厳のもとで歳をとり、かつ完全な権利を有する市民として経済的・政治的・社会的活動に全面的に参加し続けるべきである」とうたっています。 |
この宣言を強く胸に刻みながら、私はすべての高齢者が生きがいを持って健康で長生きできる社会を実現したいと願い、これからも微力ながら全力を尽くしてまいりたいと考えています。
かつて経験したことのない超高齢社会への対策は、表面化した問題への単なる対症療法ではなく、思い切った発想の転換による革命的改革が必要です。
経済、社会、教育、文化の分野を網羅した保健・医療・福祉の新しいシステムの構築や、これを支える人材の育成が大切であります。 |
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もう一つ、ぜひ強調しておきたいのは、人間の加齢・高齢に対する人々の肯定的な考え方の啓蒙、高齢者が社会に対して重要な貢献を果たしているという世論認識の醸成についてであります。
単に施設の充実やシステムの構築ができたとしても、これらを支える人間はもとより、社会を形成する人々すべてが高齢者をいたわり尊敬し、共に役割や喜びを共有している仲間として日本と北海道の構成員であることを認め合わなければ、「仏作って魂入れず」ということになりかねません。 |
| つまり、高齢社会問題を社会保障や福祉、経済問題にとどめるのではなく、教育や社会・国家観の課題にまで広げて、日本人の文化・伝統にもっと深いまなざしを向けた論議をすることの必要性を私は痛感しています。 |
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最近、「暮らしに安心、家族の笑顔」というキャッチフレーズを使わせていただいておりますが、これには上記のような”高齢社会に対する私の思い”も込めたものであります。
だれもが逃れ得ない「いつか来る道」に、いつも光が当たるよう頑張ります。 |