diary
   多次元直列日記 2013. 7 メニューに戻る
7月19日 (金)  信貴山縁起絵巻からナウシカまで

本日は、この3ヶ月行っていたサイアク(南カルフォルニア建築大学)の講義の最終日。当初は、日本の現代美術(もの派とか)とファッション(コムデとか)について話をしようと、多少準備もしていたのだが、朝4時ころふと目が覚めて、内容を考えていたら、まったく別のアイデアが浮かび、変更。

信貴山縁起絵巻や鳥獣戯画からはじめ、大和絵や浮世絵などの日本の絵画における線画の変遷をたどり、途中ラファエロなどのルネサンス絵画と比較したり、ゴッホへの影響を話し、突然、手塚治虫の重要性を説明し、日本画の伝統と漫画の連続性を考え、続いて宮崎駿、押井守、大友克洋のアニメの話をして、おまけに村上隆。そして最後に「風の谷のナウシカ」の鑑賞。

当初のコンテンツでも、十分話すことはあるのだけれども、どうもうまくまとめられる感じがしていなかった。この新しいコンテンツでは、自分の中で繋がって、3時間半あまりの授業が一気に流れる感じとなった。講義というのは、ライブなので、毎回ステージに立つつもりで、惰性で話すことがないよう心がけています(うまくいかない日もありますが)。というわけで、無事このレクチャーシリーズも終了で、安堵。おかげで、昨日の午前中は、資料のスキャンに数時間没頭。

こうした話をしても問題ない建築学校はなかなかないので、自分にとっても貴重な体験でした。心残りは、この講義のシリーズできゃりーぱみゅぱみゅを紹介できなかったこと。
それにしても、ナウシカの腐海の光景と、サイアクの学生の描いているドローイングがあまりにも似ていて、みな受ける。とはいえ、ナウシカはすでに30年前の映画なのですがね。

(イマム)


7月17日 (水)  理科大講評会

午前は、雑誌社にて打合せ。

午後は、東京理科大学4年生、今村ユニットの最終講評会。ゲスト・クリティックは、横田歴男さんと木内俊克さんにお願い。どの設計スタジオも、最後学生がきちんと仕上げてくるかやきもきするものだが、さすが理科大生、みなきちんとやってきて、5人全員議論できる内容で一安心。お疲れ様。ゲストお二人のコメントもすこぶる的確、参考になったことと思う。ありがとうございます。

(イマム)


7月16日 (火)  講義とアイロン

午前は、桑沢の講義で、今日のお題は「現代都市」。

新宿に行ったついでに、昨晩壊れたのでビッグカメラでアイロンを買う。アイロンを買う機会は10年に一度もないので、最新機種の性能などを比べ吟味する。しかし、この知識は二度と生かされないだろう。

(イマム)


7月15日 (月)  I-aud講評会

明治I-audの講評会に、ゲスト・クリティックとして呼んでいただく。この3週間、オランダの建築家フェリックス・クラウスさんの指導の下、大学のある中の周辺で、プロジェクトが進められていた。全部英語の講評会なのですが、日本人もなかなかがんばっていました。

引き続き、サイアクで講義。今日のお題は、「小さい」と「模型」。

(イマム)


7月12日 (金)  在フランスカンボジア人建築家

知り合いの紹介で、カンボジア出身でフランスに住む建築家と渋谷で会う。

会ってみたら、偶然中高から良く知る友人の、知り合いでもあった。世の中狭し。

(イマム)


7月10日 (水)  工学院講評会

工学院2年生、最終講評会。

遠かった八王子通いもこれで最後。

(イマム)


7月9日 (火)  講義、委員会

午前、桑沢講義。今日のお題は東京。

午後、東銀座にてある用事。新しくなった歌舞伎座の前を通る。

夕方、学会サステナブル委員会。

(イマム)


7月8日 (月)  エスキース

理科大4年生エスキース、野田にて。毎度遠い。しかしエスキースも今回で最後。

(イマム)


7月5日 (金)  森山大道@916

浜松町にある、空間がすばらしい写真専門のギャラリー916。そこで、森山大道の展覧会を観る。これまでの大量の写真群からセレクトしたもの。

僕はこれまで、森山大道の写真は、どうもぴんと来なかったのだけれども、今回は素晴らしいと思った。この写真家の高い評判云々と僕が言うのもおこがましいけれども、それがはじめて深く納得できた。この巨匠と、今まで縁がなかったのが、今回の展示で、ようやく繋がることができた。下手をしたら、一生森山大道を評価できないまま過ごすところだった。感謝。

ギャラリー916 http://www.gallery916.com/

(イマム)


7月4日 (木)  打合せ@新建築社

新建築社にて打合せ。

前回の訪問は、霞ヶ関ビルへの引越し直後で、今回訪ねてみると、西沢立衛さんによる家具のランドスケープができていた。お洒落であった。

(イマム)


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