diary
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1月30日 (土)  国士舘大学・南研究室紹介

『ルフタ』ホームページにて、国士舘大学南研究室をご紹介いただいています。下記。

http://luchta.jp/lab/labdetail/index.aspx?lbid=29

(みなみ)


1月29日 (金)  2009年度、日本建築家協会優秀建築選

僕の事務所で設計させていただいた、住宅「spin off」が、2009年度、日本建築家協会の優秀作品選に選ばれました。下記に、その選抜作品200選のリストが公開されました。1ページ目の右側の列に掲載されています。

http://www.jia.or.jp/member/award/kenchikusen/2009/yushu_list.pdf

(みなみ)


1月27日 (水)  ロンドン3日目

今朝は、ヴィクトリアステーションで、島崎君と待ち合わせ。電車で1時間ほど南に下り、サセックスへ。彼らの最新のプロジェクト〈センター・フォー・サイト〉という、目の治療のための特別な施設を見学させてもらう(写真左)。この施設のサイトにも、工事中の模様を含め、このプロジェクトについて紹介されています。http://www.centreforsight.com/splash.aspx

これで、昨日今日で3軒、T-SAのプロジェクトを見学したが、いずれも使われている様子をうかがいクライアントとお会いできたので、建築家の意図がよりよく理解できたと思う。彼らはともにロジャース事務所出身で、一見スタイルはロジャースとは異なるが、「建物はまず使われなくてはいけない」ということが、ロジャース事務所から受け継いでいることなのだという。そうした姿勢は、実際に建物を訪問するとよく伝わってくる。

昼食を一緒に取った後島崎君と別れ、まずはフォートナム・アンド・メイソンにて紅茶を購入。途中本屋で、The Great Gatsuby のペーパーバックを購入。僕は旅先であまりショッピングをする趣味はないが、こうも以前に比べてポンドが安いと、ついもっと買い物をしたくなってしまう。といってもその時間はまったくないが。

ジョン・ソーン美術館(写真中)を4年ぶりに訪問。来るたびに公開されている部屋が増えている。そして、20年前では、平日にはほとんど他に見学者などなかったものだが、今日など寒い中外で待たなくてはいけないほどの人気ぶり。この美術館、何度も訪れ、新たに感嘆する箇所もあれば、以前に比べつまらなく思える箇所もある。

ホテルに戻り、夜のイベントのために着替えた後、ブランズイック・センター(写真右)の中のデリカにて、ブループリント編集長のヴィッキーさんと事前打ち合わせ。この施設70年代にイギリスで数多くたてられた実験的集合住宅の中でも代表的なものだが、実は20年前この地下にあるスーパーマーケットに毎週土曜日に食料の買い出しに来るのが日課だった。その時は、あまりぱっとしない場所だったが、数年前だろうか、全面的に調行施設が改修され、とてもお洒落なエリアに様変わりしていてビックリした。打合せをした場所も、ディーン・アンド・デルーカ風といえばイメージが沸くであろうか、さらなる偶然は、ヴィッキーさんはこの集合住宅に現在住んでいるのだという。

国際交流基金に移動し、担当の方や所長さんとお話しをし、また会場のチェックをする。夕方から、今回の出張のメインの目的、トークイベントの開始。建築を中心とした日本のデザインについてというお題で、120名の会場に対して、申し込み開始してすぐに500近くの応募があったらしい。日本のデザインや建築への関心の高さにあらためて気づかされる。

今回はレクチャーではなく、ヴィッキーさんとの対談、および会場からの質疑に応えるという形式であったので、前もって準備をする必要は全くなかったのだが、その場で当意即妙に応える必要があったので、大丈夫かなーと事前には多少気にしていたが(いや、ほとんど心配はしてませんでしたが)、無事終了。話も弾み、参加者の方も満足していただけたのではないかと思う。

その後、ヴィッキーさん、国際交流基金の方たちと一緒に、中華を食べに行き、ホテルに戻ってメールチェック。ロンドンは実質丸二日だけの滞在だが、おかげさまで密度の高い時間を過ごしました。

(イマム)

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1月26日 (火)  ロンドン二日目

朝、ホテルでイングリッシュ・ブレックファースト。メールをチェックする。

ウオータールー駅で、島崎君と待ち合わせ。(グリムショウが15年前位作って話題になった駅舎は現在使われていない。使われていないハイテク建築は、かなりみすぼらしく見える)。電車に乗って西に向い、テムズ川沿いの彼らが設計したボートハウスの改修を見せてもらう。ウオータールーに戻って、その近くにあるやはり彼らが設計した住宅の改修を拝見(写真左)。ともに、100年以上の歴史があるレンガ造りの既存建物の改修+増築というこちららしいプロジェクト。使われている様子を見るのも、いろいろ参考になる。

島崎君の事務所(写真中)に移動し、途中で買ったタコスをランチとして食べながら、スケッチやコラージュなどを見せてもらう。

島崎君と別れ、デザインミュージアムにて、デヴィッド・チッパーフィールドの展覧会を見る(写真右)。プロジェクトの数が膨大で圧倒されるものがあるが、しかしとても精緻に作られた模型群からは、彼らはクオリティーを維持しながらたくさんの仕事を手掛けていることが伝わってくる。

大学時代の先輩にお会いし、少しお話。10年ぶりくらいにお会いしたが、紅茶の専門家として、本を出し、自分のブランドの紅茶を販売するなどご活躍の様子。

夕方、リフォーム・クラブでのアーキテクツ・クラブの年次パーティーに参加。リフォーム・クラブはこちらのいわゆるジェントルマン・クラブの中でも格式の高いのもので、ウィキペディアなどにも載っている歴史的なクラブ。というわけで、ジャケット、ネクタイのドレスコードがあり(前もって確認しておいて助かった)、建物も巨大な吹き抜けがあるゴージャスなもの。パーティーといっても飲み物に簡単なつまみが出る程度のもので、200人ほどの建築関係者が大きな声でおしゃべりに興じている。ここでまた再会した島崎君とその後ラーメンを食べて夕食とする。

くたくたでホテルに戻り(日本時間では早朝であるし)、メールをチェックして、すぐに寝る。

(イマム)

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1月25日 (月)  ロンドン初日

今日は移動日。朝、家を出て成田エクスプレスで成田空港へ。チェックインを済ませる。最近はe-ticketなので、仕事の場合先方が航空券を購入し、ネットで転送された予約番号をカウンターで伝えればいいので、とても楽だ。チェックイン後両替をすると一時間半ほどすることがない。

機内は思いのほか空いている。20年くらい前は、半分くらいしか埋まっていないことがよくあったが、この頃は空席率を下げるために効率的に運営されているのだろう、ほぼ満席のことが大抵だが、今日は幸運にも隣の席が空いていたので、いくぶん楽に過ごすことができた。機内では、Kazuo Ishiguro の『The Remains fo the Day』のペーパーバックを読む。邦題は『日々の名残』で、映画化されている本。

無事到着し、携帯でメールを一本。僕のドコモは海外でもそのまま使え、調べたところ携帯のメールは1回50円で、毎月無料通話分を使っていないので、結局多少海外からメールを使ってもただということがわかり、気にしないでメールを送ることができる。

地下鉄で市内へ。今回は、プリペイドカード〈オイスターカード〉を購入して、チャージする。ロンドンの地下鉄は高いことで有名だが、このカードを使うとずっと安くなるシステムである。ちなみに、2年前に来た時は、ポンドが250円ほどであったが、今回は150円ということで、すべての値段が約6割ということで、これはとても割安感がある。少し前まで、ロンドンの物価はひどいく高いとの印象があったが、今は何でも当時の6割ということで、それに不況が重なりさらに値引き状態があり、おかげでロンドンのデパートは世界中から買い物客が殺到して、とても繁盛しているという。ちなみに、このカードを買わない場合、地下鉄の初乗りは4ポンドで、つまり以前は1000円!もしたわけだ。でも今でも600円なわけだで、相変わらず決して安いわけではない、

今回の宿泊先は、ラッセルスクエアの近くで、空港から地下鉄で一であり、また明後日のトークの会場からも至近で便利なところである。しかもAAに近いから、僕にはとてもなじみのあるエリアで、歩いていると懐かしさしきり。

夜は、シージェイ・リムさんと食事。バートレットは次にどう変わるか、今その変革期のようで、そのための会議が直前まであり、とても疲れることだという。そういえば、AAスクールも昨年末に、ブレットス・ティールのチェアマンとしての再任が決まったそうだが、バートレットもAAも学校がこの先どうなるべきか、激しい議論が行われている。

ホテルに戻り、インターネットを試し無事つながる。あまりいいホテルではないので、ネット環境が期待できなかったのだが、ロビーで無料ワイヤレスランが使えるようになっている。いくつかのメールアドレスをすべてGメールに転送されるように設定してあるので、Gメールのアカウントをチェックして、4,5件簡単な返信。まあ、いろいろ便利な時代です。

(イマム)


1月24日 (日)  検査つづき

大井町の集合住宅の完成を控え、今週は検査が続いた。月曜日は消防、火曜日は確認申請の完了検査、月曜日はわれわれの完了検査。(この集合住宅は、厳しい条件の中で複雑な構成で法規をクリアしているので、事前協議や確認申請では結構苦労したが、検査ではあっけないほど指摘事項がなく終了。さんざん法規チェックをしていたので、指摘されそうなことはすべて解決済みであったためかもしれない。いずれにせよ一安心。)同時に、引き渡しまでのさまざまなことを処理したり、近隣に挨拶したり。

金曜日は終日富士出張、現地にて幼稚園の打合せ。前日の木曜日はその準備。久しぶりに終日模型(写真)を作ったり図面を描いたりして過ごした。幼稚園も3件目なので、以前より設計していて手ごたえが感じられる。

明日からロンドン。今回も、旅先からの書き込みができるように準備していくが、3泊で連日朝から夜まで予定がずっと詰まっているので、その時間が取れるかどうか。今回のロンドンは久しぶりに、自由に街や美術館などを観る時間が持てそうと思っていたが、案の定全て時間は埋まりました。

(イマム)

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1月23日 (土)  町田まちづくりフォーラム

町田市民フォーラムにて、「町田まちづくりフォーラム」に参加。
まちづくりの市民団体のみなさんや町田市の方々の前で、国士舘大学南研究室が、街づくりの提案を展示・発表。
僕らの研究室が発表したテーマは、「地形を活かしたコンパクトな街づくりの提案」。これは、地形の起伏が豊かな町田市・玉川学園地区を対象に、研究室の学生たちとフィールドワークを行った上で、スカイデッキやエレベータータワー、幼稚園や集合施設、インターユニバーシティ・スタジオなどを提案し、それらを有機的に関連づけていくアイデアをまとめたもの。
展示会場では模型をとパネルを展示し、ホールでは動画を含めた計画案を発表。
発表・展示とも、まちづくり団体の方々に評価していただき、多くの来場者の方々に観ていただけて、有意義な発表に。
玉川学園街づくりの会のみなさん、町田市街づくり課のみなさんを始めとする関係者のみなさん、どうもありがとうございました。

(みなみ)


1月20日 (水)  建築系ラジオ更新

建築系ラジオの新コンテンツが配信されました。下記。

http://radio.tatsumatsuda.com/

http://tenplusone.inax.co.jp/radio/

(みなみ)


1月18日 (月)  交流設計スタジオ・学生作品展

『ルフタ』のホームページにて、交流設計スタジオの学生作品をアップしていただきました。下記。

http://www.luchta.jp/collection/conc-itemlist.aspx?cc=028&cy=2009

これは、国士舘大学+テンプル大学合同による、「INAXのショールームを設計する」という設計スタジオ課題の学生作品を、INAX:GINZAのギャラリーにて展示させていただいたものです。3年生の展示作品を模型およびパネルに関して、ご紹介いただいています。

(みなみ)


1月17日 (日)  建築系ラジオ・新コアメンバー発表

建築系ラジオが第二段階を迎えたということで、昨日、南洋堂書店の公開収録にて、新コアメンバーが正式に発表されました。
五十嵐太郎さん、松田達くんと僕の3人に加えて、新たにコアメンバーに加わって下さったのは、下記のお二人です。

倉方俊輔さん
大西麻貴さん

これで、コアメンバーは5人になりました。女性の大西さんが参加して下さったので、ゴレンジャー的になりました。今後の展開が、面白くなりそうです。
昨日の公開収録の模様は、いずれ、配信される予定です。
ちなみに、下記にてご紹介いただいています。

http://kenchiku-blog.blogspot.com/

(みなみ)


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