diary
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1月7日 (金)  白井晟一展 / マルクス

午前中、横浜へ。某プロジェクトの打合せ。
その後、アトリエにて仕事。
夕方、汐留へ。パナソニック・ミュージアムで開催された、白井晟一展の内覧会+レセプションに出席。
その後、アトリエに戻る。

(みなみ)


本日も終日引きこもって作業。タイから昨日帰国した弟と電話で話す。オーストラリアのアリさんにメールをしたところ、すぐに返事が来る。フェースブックでは、再度使い始めたという京都の佐藤守弘さんの投稿が次々と更新されている。オランダの建築メディア『ヴォリューム』のサイトには、KLMが民間用の宇宙旅行サービスを2014年からはじめるとあった。こちらは動かなくとも、いろいろと外と繋がっている不思議な時代。

本日読み終わった本は、昨日に引き続きタフーリから発展した読書で、不破哲三著『マルクスは生きている』。タフーリの紹介では、まず彼はマルクス主義者と出てくるから、マルクス関連の本を時々拾い読みする中で出会った本。著名な日本共産党の元代表者によるマルクス関連の本だから、極端な政治思想を押し付けるものと誤解されそうな本であるが、さすが政治家随一の明晰さを持つとの評判の人物だけあって、一般向けに書かれたマルクス論。内容としては、やはり政治的なトピックに偏っているのだろうが、文意はわかりやすく、いろいろとマルクスについて知ることができた。マルクスの思想と現在の諸情勢の関係の解説があるのもよい。

これで年初から読み終えた本は、キリスト教の歴史、アドルノ、マルクスと、何だかなーといった感じのラインナップ。まあ年も改まって、少しは教養を増さねばという意欲の表れか。

(イマム)

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1月6日 (木)  アドルノ / INAX GINZAでの学生設計作品展

終日引きこもって作業。タフーリ論の翻訳をもくもくと進める。とはいうものの、一行一行繰り返し確認しながらなので、なかなか進まない。でも確実に進んではいる。

本日読み終わった本は、小牧治著『アドルノ』。この今翻訳を進めている本の中にもところどころアドルノの名前が出てくる。数ヶ月前に読み始めたマーティン・ジョイの『アドルノ』は、結局あと2割ほどを残したまま中断している。年末に読み始めたこちらのアドルノ論を先に読み終えた。

「アウシュビッツの後に詩を書くことは野蛮である」と唱えたアドルノが、遺作として『美の理論』を残したことが気にかかる。それは生涯音楽に深く親しんだアドルノにとっては、ごく身近なひとつの話題であったからなのか。それとも文明ゆえに堕落した人間を救済するのは芸術だという希望なのだろうか。

この本でも、そのあたりのことは要約的に触れられているが、アドルノ自身の著書を精読しないと確かなことはわからない。

(イマム)


大学へ。研究室にて仕事。
2限目、今年最初の授業。2年生の「建築の環境構成」。
4限目、研究室会議。

ちなみに、1月7日〜14日の間、東京・京橋のINAX GINZAの7階にて、国士舘大学建築学系の学生設計作品展を開催しています。これは、大学3年生の課題で、INAXのショールーム兼オフィスの複合施設を設計するというもので、模型やパネルを多数展示しています。
入場無料なので、よかったらお越しください。10時〜18時の間、オープンです。場所は、下記。
http://inaxginza.info/access/index.html

(みなみ)

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1月5日 (水)  篠原一男未発表の住宅

午前、理科大4年生2名の卒計エスキース。あと一月とのこと、がんばれ。

新宿の京王プラザホテルにて、桑沢デザン研究所の新年会。はじめて、内田繁さん(桑沢の所長さんです)とお会いする。大松さんと長話。

大松さんは、住宅建築の今月号より篠原一男に関する連載を始め、今回はなんと篠原一男の未発表の住宅を紹介している。先日、長谷川逸子さんにそのことを話した際も、存じ上げていなかった。まさに発見。

写真は、西新宿の超高層ビル街。今日も東京は快晴。

(イマム)

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1月4日 (火)  謹賀新年 / 読了一冊目

新年あけましておめでとうございます。
新春の出版・イベント関連のご案内を、まとめてお伝えいたします。

1、南研究室の活動記録集を発刊
国士舘大学南研究室の建築活動記録集である、『presents #1 2007-2010』が発刊されました。下記にて販売しています。
また、ジュンク堂書店新宿店、渋谷店、および池袋本店でも販売しています。それぞれの書店の、理工学・建築部門の棚に置いてあります。
http://www.xknowledge.co.jp/book/detail/N0080481
http://www.nanyodo.co.jp/php/detail_n.php?book_id=N0080481

2、沖縄建築ツアー
来月の2月5日〜7日に、沖縄建築ツアーを行います。どなたでも参加できますので、良かったらどうぞ。建築家や研究者、アーティストなど、多彩な人が同行し、普段、なかなか見れない建築を一挙に訪問します。下記です。
http://architectural-radio.net/archives/101228-4569.html

3、横浜での段ボール茶室展
この1月2日〜16日に、ハウスクエア横浜という総合展示場にて、段ボール茶室展が開催されています。それに合わせて、最終日の16日に、関連イベントが多数行われます。下記。
http://event.telescoweb.com/node/12150
http://www.enjoytokyo.jp/shopping/event/399032/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101210-00000020-minkei-l14

4、土曜オープンアトリエ
今月の1月22日(土)に、アトリエ・アンプレックスにて、第7回目の土曜オープンアトリエを開催します。下記。
http://www.atelierimplexe.com/openatelier.html

以上、関心がある方は、ご参加いただければ幸いです。

(みなみ)


今年読み終えた一冊目の本は、小田垣雅也著『キリスト教の歴史』(講談社学術文庫)なんとなく知っているキリスト教の歴史を、一通り学びなおすには、格好の本であった。お薦め。

(イマム)

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1月3日 (月)  雪景色

仙台から北西の方面にある温泉へ。雪景色。

(イマム)

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1月2日 (日)  初詣

仙台の大崎八幡宮にて。

(イマム)

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1月1日 (土)  新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
写真中は東京の空。写真右は実家のある鎌倉の空。快晴の年の始まりです。

(イマム)


謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2004年にスタートしましたこのプロスペクターのホームページと「多次元直列日記」も、ついに8年目を迎えました。おかげさまでいつも多くの方々にご覧いただき、大変嬉しく存じます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
(なお、サーバー容量の関係もあり、2008年以前の日記は削除させていただきました。)
(山本)

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