diary
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1月6日 (水)  トウキョウ建築コレクション2010

昨年に引き続き、今年も〈トウキョウ建築コレクション〉に参加することになりました。昨年同様、全国修士論文展の公開討論会のコメンテーターとしてです。今年のコメンテーターは、僕の他に

秋元孝之さん
池田昌弘さん
中谷礼仁さん
本江正茂さん

という顔ぶれです。昨年、集まった論文に目を通すのにたいへんな思いをしましたが、しかしまだまだ埋もれている面白い論文は数多くあるのだろうなと、思っています。今まさに仕上げの追い込みの時期で、先のことまで頭が回らないかもしれませんが、意欲的な論文が数多く集まり、また当日議論が盛り上がることを楽しみにしています。

申込方法等、詳細は以下のサイトにて。

トウキョウ建築コレクション2010
http://www.tkc-net.org/

(イマム)


1月5日 (火)  桑沢新年会 / 建築系ラジオ公開収録のご案内

渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて、桑沢デザイン研究所の新年会(母体が同じなので、東京造形大学と合同です)。このところの不況や少子化により学生数が減っていることは、学校の経営問題だけではなく、長い目で見れば文化的危機だという、学長さんの話に頷く。この新年会の学長さんのお話は、毎年内容が興味深い。

大松さんや松田さんと来年の授業についての打合せもする。こうしたこところに顔を出すと、打合せをするのにも便利だ。会場では、暮沢さんや淵上さんともお話しする。

松田さんに会う予定であったので、宿題になっていた熱海プロジェクトの英文もチェックして持参。

熱海プロジェクト〈フラックスタウン・熱海〉については、リンクを載せただけできちんとここで説明していませんでした。東芝エレベーターの広報誌上のプロジェクトで、地域再生というお題だったので場所を熱海に選び、エレベーター会社の企画なので未来の移動装置を提案しようという流れから、結局地方都市における新たな交通機関を考えました。今後の都市再生を考える中では、交通機関を根本的に直す必要があるという話はよく出るのですが、まさにそのような展開となったわけです。最初に企画を考え始めてから1年半ほど経って、ようやく完成。

この広報誌は3万部近く配布されているのですが、今までの20号の中で最も内容の濃い特集でしょう。これもチームに加わってくれた松田達さん、mosakiの大西さん、田中さんのおかげです。(また広報誌製作会社の頑張りもすごかった。)

このプロジェクトの内容は、ウエブ上でもご覧になれます。
http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/newsnavi/volumes/31/news/special01.html

(イマム)

来週の1月18日(月)に、神田神保町の南洋堂書店にて、下記の形で建築系ラジオ公開収録を行います。
参加無料で誰でも聴きに来れるので、良かったらお越し下さい。建築系ラジオのコアメンバーほか、様々なゲストが来る予定です。

***

*建築系ラジオ 第二期始動
 公開収録のお知らせ

・不慮の事故で山田幸司さんが亡くなりましたが、新しいメンバーを加えて、2010年1月から第二期が始動します。

その発表をかねた公開収録では、まず前段としてこれまでのおすすめ番組をふりかえってもらい、全体討議では1月に刊行される五十嵐太郎の新刊をめぐって語ります。

 http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-1475-5.html

全体が四部構成になっていることから、各パートごとにトピックを分けて、建築の過去から現在を論じます。

・17時15分〜45分
「第一期の番組をふりかえる」

・18時〜19時20分
 全体討議
/五十嵐太郎新刊『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』(彩流社)をめぐって
・本の説明(編集者:出口綾子)
・共同体と他者(歴史編 第一部)=倉方俊輔×五十嵐×メンバー
・建築家と他者(歴史編 第二部)=南泰裕 ×五十嵐×メンバー
・都市の記憶 (現代編 第一部)=天内大樹×五十嵐×メンバー
・都市の変容 (現代編 第二部)=松田達 ×五十嵐×メンバー

・19時20分〜
 メンバーの関連本 サイン会(五十嵐太郎、南泰裕、倉方俊輔らの単著・編著ほか)

*日時 2010年1月18日(月)、17時〜20時
    (途中参加も可能です)

*場所 南洋堂書店 4階(東京都千代田区神田神保町1-21)
    http://www.nanyodo.co.jp/shop_info/map.html

***

(みなみ)


1月4日 (月)  リソースフル・ベイエリア

三が日が明けたばかりですが、少しずつ仕事モードになってきますね。

本日はまずは、『東京人』のための原稿の推敲。トキオロジーでご一緒している平井太郎さんとの共作で、僕の部分はごく短いのですが、最後の調整をし昼過ぎに終了。

これは東京に関する研究会〈トキオロジー〉で発表した話を発展させ『東京人」用のヴァージョンとしてまとめたのですが、平井さんのテキストと僕のテキストと、それぞれ〈トキオロジー〉のサイトにて発表時のものが公開されています。僕のものは、「リソースフル・ベイエリア」とのタイトルですが、工学院大学の3年の授業や東芝エレベーターでのレクチャーでも似たような話をしているので、聞いたことがある方もいるでしょう。

トキオロジーのサイト:http://www.mori-m-foundation.or.jp/seminar/index.shtml#tokiology

そもそも湾岸のスタディは、八束はじめさんにお誘いいただき芝浦工業大学でここ数年取り組んでいう研究から個人的にも関心を膨らませ、一方で都市の今後のヴィジョンについても様々な機会に少しずつ考えているものです。

昨年後半はこの日記もさぼりがちで、こうした発表の案内やイベントの告知なども書きこみ忘れたものがいくつか。少し前の情報も含めてここ暫くはそうしたものを少しフォローさせてもらいたいと思っています。

2日、3日と鎌倉の実家に戻っていましたが、庭にはすでに梅の花が。

(イマム)

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1月1日 (金)  新年のご挨拶

2009年は、多くの方々にお世話になり、充実した年とすることができました。ここに御礼を申し上げます。2010年は設計をはじめとして、その他のいろいろな活動も本格化する予定です。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
<写真1=国分寺の風景>

(山本)


あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

朝起きて、お雑煮をいただいて、近所の大鳥神社(写真中)へ初詣。純恵は着物にて。ここに越してきて初めての正月であり、この大鳥神社へお参りするのも、初めてです。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を主祭神とし、1200年以上の歴史のある神社さんのようです。

年賀状が届き、友人の近況などを知りながらのんびりするのは、正月ならではの贅沢でしょう。今年は、例年に比べて元旦に届いた数が少なかったのですが、それは僕が転居の案内をほとんど出していないため。後日転送されて来るでしょう。元旦に間に合うようにと配慮された方には、申し訳ないのですが。

昨日の話ですが、面白いいただきものがありました。建築思潮研究所の35周年ということで、代表の平良敬一さんの書をもとにしたという手拭いです(写真右)。平良さんを中心に、毎週集まって書を書く勉強会があるようです。

私も、今年は精進して何か身に付けたいと思っていますが、毎度の年初の妄想にとどまらないようしたいものです。

(イマム)

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