diary
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3月13日 (土)  土曜オープン・アトリエ開講

来月4月より、アトリエ・アンプレックスにて<土曜オープン・アトリエ>という催し物がスタートします。
関心のある方は、良かったらお越し下さい。
詳細は下記、アンプレックスのHPをご覧下さい。

http://www.atelierimplexe.com/

(みなみ)


3月12日 (金)  原広司『YET』出版記念パーティ

午前中、アトリエにて仕事。
午後、大学へ。研究室にて仕事。
15時半、伊藤哲夫教授とともに、理工学部の某学内会議に出席。
18時半、乃木坂のギャラリー間へ。原広司先生の新しい作品集である『YET』の出版記念パーティに出席。
山本理顕さんや竹山聖さんほか、原研究室のOBを中心に、建築界のそうそうたるメンバーが集合。原先生を囲んで、約130人の盛大な会に。
原先生にお会いするのは久しぶりだったので、2次会では先生の隣に座り、いろいろお話を伺う。先生は、建築界での様々な動きを一通り把握されているようで、「南も、もうちょと頑張らないと、ダメだな」と、ビシッと言われてしまった。

まさに原先生のおっしゃる通りで、自分自身の活動が、建築の高みに、いまだ意識と思考が、はるか届いていないことを、日々、痛感している。そのことを、原先生に、鋭く見透かされたような気がして、大きく、反省した。
まだまだ、ということか。

(みなみ)


3月11日 (木)  建築女子学生による展覧会

今度の3月23日(火)〜27日(土)に、神田神保町の南洋堂書店にて、建築女子学生による展覧会が開かれます。詳細は下記です。良かったらお越し下さい。

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「私たちのアトリエ…女子だけ?!」
現在3年の建築女子による設計課題展示会
http://architecturegirl.web.fc2.com/

 主 催  :『建築女子』
 後 援  :南洋堂書店、建築系ラジオ
アドバイザー:南泰裕

期間:3月23日(火)〜27日(土)、11時〜19時 入場無料

場所:南洋堂書店4階、N+ギャラリー 03-3291-1338 
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-21   
神保町駅より徒歩5分 御茶ノ水駅より徒歩8分 駿河台下交差点、書泉ブックマート隣
http://www.nanyodo.co.jp/

参加校:日本大学、日本女子大学、信州大学、東海大学、芝浦工業大学
出展作品数:日本大学2、日本女子大学1、信州大学1、東海大学1、芝浦工業大学2

イベント
1.Y-PACとの共同トークイベント
2.レクチャー&トーク 藤田桃子さん(SDレビュー入賞、卒業設計日本一)による 卒製や女性のこれからについてのトークセッション

問合せ:
Mail:architecturegirl+info@gmail.com
HP:http://architecturegirl.web.fc2.com/

近年の卒計展やコンペでは、女子が強い。以前から、これを切り口にした展覧会を企画した いと思っていたら、大学の枠を越えて、3年生の女子学生が自主的に建築女子展をたちあげた。 しかも、「五十嵐さんが驚くようなものをつくりあげてみせます」というメッセージも付きで。 行かない理由がない。(五十嵐太郎)

(みなみ)


3月5日 (金)  町田市広報TVにて紹介

朝、東京の某所へ。住宅現場のチェック。
その後、大学へ。研究室にて仕事。
13時、卒業判定教授会に出席。
16時半、神田神保町の南洋堂書店へ。荒田さんと某企画に関して打ち合わせ。
17時、3/23からの建築女子学生の展覧会に出展する学生たちと、打ち合わせ+建築系ラジオ収録。
その後、アトリエへ。
19時半、某ミーティング。

ところで、国士舘大学南研究室にが関わっていた、町田のまちづくり活動が、町田市広報テレビ「まちテレ」にて紹介されました。町田市のHP、you tube、およびケーブルテレビにて放映されています。
ここでは研究室の学生による発表や、模型、ミーティングの風景などを紹介いただいています。
下記、vol.25の「身近な地区の街づくり」をご覧下さい。

http://www.city.machida.tokyo.jp/pr_movie/tv_14/index.html

http://www.youtube.com/user/machidacitytokyo

(みなみ)


3月4日 (木)  corridor

先日竣工した集合住宅〈corridor(旧称『大井町の集合住宅』)の写真を、アトリエ・イマムのサイトにアップしました。撮影は、写真家の浅川敏さんです。

アトリエ・イマム http://www.atelierimamu.com/

先月に、知り合い数十人の方に声をかけ、こじんまりとした見学会を行いましたが、多くの方にはご案内できませんでしたので、よろしければ写真で見ていただければと思います。(見学会で人数が多すぎると、建物を見ているのだか人を見ているのだかわからない状態になるますし、きちんと説明できないのも失礼かと思いますので。)

下写真は、撮影中の浅川さん。

(イマム)

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3月3日 (水)  公開シンポジウム〈住宅〉、3/14建築系ラジオ公開収録

Y-GSA にて下記のイベントが企画されています。知り合いが企画に携わっていることもあり、情報を転載しておきます。以前一緒に建築読書会をやっていた桑田光平さんもパネリストとして参加していることも、期待!

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横浜国立大学大学院/建築都市スクール“Y-GSA”
公開シンポジウム『住宅』

今、私たちが住んでいる住宅の形式は、いつ頃つくりあげられたものなのか。市民社会の成立と住宅の形式とは極めて深い関係があるはずである。
さらに、住宅の問題は都市の問題であり、インフラストラクチャーの問題であり、あるいは市民を国民国家の構成員としてどう教育するかというメディアの問題でもある。
19世紀のフランス第二帝政から第一次世界大戦前後までの、都市、建築そしてその住民のあり方が大きく変化した時代に着目し、様々な視点からスポットを当てることで、現在そして未来の住宅のあり方について考える契機としたい。

[日程]
2010年3月13日(土)12:30開場

[会場]
ヨコハマ・クリエイティブ・シティセンター(YCC)1Fホール
http://www.yaf.or.jp/ycc/access/index.php

神奈川県横浜市中区本町6-50-1
(みなとみらい線馬車道駅1b出口[野毛・桜木町口(アイランドタワー連絡口すぐ)
入場無料(150座席)
※予約制ではありません。当日先着順でのご入場となり、満席の場合は入場をお断りする場合がございます。予めご了承ください。

[プログラム]
13:00−13:15 開会挨拶
13:15−15:30 パネルディスカッション第1部「近代国家像と住宅」
15:30−15:45 休憩
15:45−18:00 パネルディスカッション第2部「メディアと住宅」
18:00−18:50 参加者交流会(会費:500円)

[パネリスト]
---第1部
小林重敬 都市計画家、東京都市大学都市生活学部教授、Y-GSA特任教授
土居義岳 建築史家、九州大学大学院芸術工学研究院教授
山本理顕(司会) 建築家、Y-GSA教授

---第2部
梅本洋一 映画評論家、横浜国立大学教育人間科学部教授
桑田光平 フランス文学研究者、東京外国語大学大学院総合国際学研究院専任講師
北山恒(司会) 建築家、Y-GSA教授

[お問い合わせ]
ご不明な点は、会場ではなくY-GSAオフィスまでお願いいたします。
横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5 横浜国立大学建築学棟8F
Tel 045-339-4071
E-Mail ygsa@ynu.ac.jp

※詳細はウェブサイトでもご紹介しております。
http://www.y-gsa.jp/update/news/2010/01/post_7.html

(イマム)


今度の3月14日(日)に、「2010年代の建築を考える」というテーマで、下記の形で建築系ラジオ公開収録が行われます。
良かったら聴きに来て下さい。詳細は下記にも掲載予定です。
http://radio.tatsumatsuda.com/

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建築系ラジオ公開収録「テン年代の建築を考える」in 建築サロンTENZO(典座)

<日時> 2009年3月14日(日)17:00-19:30(16:30開場)

<会場> 建築サロンTENZO(典座)
http://www5a.biglobe.ne.jp/~norisada/TENZO/11map.html

参加無料、予約なしでどなたでも聴きに来れます。直接こちらにお越し下さい。
〒201-0003 東京都狛江市和泉本町1-9-5グラスハウス1F
(小田急線狛江駅下車、北口から徒歩5分)

<テーマ> 「テン年代の建築を考える」

<出演者> ゲスト/前田紀貞、能作文徳、403 architecuture
      コアメンバー/五十嵐太郎、南泰裕、倉方俊輔、松田達、大西麻貴

<スケジュール>
17:00-17:30 前田紀貞「建築サロンTENZO(典座)への思い」

17:45-19:30 「テン年代の建築を考える」

1.2010年代の建築で何が大事になるか
・大西麻貴
・403 architecuture
・前田紀貞
・能作文徳
・五十嵐太郎
2,ディスカッション:テン年代の建築を考える
ゲスト+コアメンバー+パートナー+会場

(みなみ)


3月2日 (火)  現代建築家99/スミッソンズ

新書館から、『現代建築家99』という本が出ました。近代から現代至るまでの代表的な世界の建築家99人についての本で、人名事典のようにも活用できるでしょう。(客観的に書いている人もいれば、主観的に書いている人もいるので、事典というには差しさわりがあるかもしれませんが。)

僕は、ピーター・アンド・アリソン・スミッソンについて寄稿しています。彼らについて整理する機会をもらえたのは嬉しいことでした。ただし、この本のために原稿を書いたのは実はかなり前の話で、もうすっかり出版の話は消えたのだろうと思っていた頃に校正紙が送られてきて、自分の数年前の文章のダメさにちょっとがっかり(支障がない程度に直しましたが)。

また、このしばらくの間にスミッソンの再評価が行われ、僕の知識及び見方も、特に彼らの晩年の活動に関してはかなり変わりました。そうした再評価の流れや新しい世代への影響力の大きさ、晩年の創作手法について、盛り込めなかったのは残念です。またの機会を待ちましょう。

(イマム)

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3月1日 (月)  津波の翌日 / 建築の価値についての共通認識

2月は、〈corridor(大井町の集合住宅)〉の竣工、〈香りのかたち〉展、幼稚園の実施設計、翻訳などをしていたら、すっかりこの日記から遠ざかってしまった。上記のことが、集中して取り組まないと片がつかない状況にもあったので、それ以外のことにはなるべく関心を向けないようにと抑制していたところもあり、また日々籠って黙々と作業をしていると、日記に書いて披露するような、気のきいた話題などほとんどないものですから。更新されているかな?と時々訪問してくれた方々ごめんなさい。今月は書きます。

本日は、ある用事で菊竹清訓さんを何人かで訪問。余談で伺える話がまた楽しみなのですが、本日は郷里では昔からたびたび筑後川の氾濫があり、洪水の恐怖というのを身に沁みて知っているというお話し。そうした実体験が、建築家菊竹清訓の都市についてのアプローチを単に抽象的なものではなく、身体的なものとしている。メタボリズムのプロジェクトも空想ではなく、こうした建築家のリアリティーから来ているわけです。なので、そうした危険と隣り合わせの都市状況を解決しようとせずに、自分の建物のデザインうんぬんを語る建築家など、、、と義憤の念から熱く語られる菊竹氏に、週明けの朝から接し、襟を正す思いをしたのです。

その話題は出ませんでしたが、偶然昨日の日曜日は、チリ地震の余波の津波騒動で、日本全国気もそぞろでした。「水位30cmでも、流れていたら大人だって簡単にさらわれてしまうんですよ。」と菊竹氏。

(イマム)


「建築ジャーナル」誌(http://www.kj-web.or.jp/)の3月号に、「ITを使って部品・建材情報を共有化、建築価値の共通認識を持つ」という文章を寄稿しました。これは建築設計契約が「請負」と見なされた判決を受けて、建築設計業界がどのような対応をしていくべきか、という特集の記事の一部です。特集テーマは非常に難しく重いものなのですが、私の文章は、あくまでその根源的な部分で、「建築の価値」「設計の価値」とは何かという認識が社会と共有できていないのでは、という問いかけと、現在私が幹事として参加しているHEAD研究会(http://www.head-sos.jp/)の活動の紹介となっています。
ご興味をお持ちいただけましたら、ご覧ください。
<写真1>
(山本)

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