diary
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2月9日 (火)  国広ジョージさんのビデオレター

国士舘大学教授で建築活動家である国広ジョージさんが、UIA(世界建築家連合)の2011年東京会議にむけて、ビデオレターを公開しました。下記。

http://www.youtube.com/watch?v=shVI9XlqeFs

国広ジョージさんの研究室は、僕の研究室の隣なので、僕も日頃、いろんな相談に乗ってもらっています。そのパワフルな活動には、いつも脱帽しています。

(みなみ)


2月8日 (月)  コンペ入選紹介、オープンデスクほか

南研究室の、Low Carbon Life-design Award 2009のコンペ入選に関して、下記等で紹介いただきました。

http://www.kokushikan.ac.jp/tagblocks/SE/news/Topics/0000002709.html

また、春休みということもあり、様々な大学や専門学校の学生から、アンプレックスへのオープンデスク希望が来ています。一度にたくさんの人を受け入れることはできませんが、基本的には、できるだけ受け入れる方向で検討するので、希望者はメールにてアトリエ宛に連絡を下さい。

(みなみ)


2月6日 (土)  香りのかたち展

(coming soon! imamu)

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2月5日 (金)  2009年ベスト建築

昨年一年間の『新建築』および住宅特集で、最も印象に残った建築作品および記事をそれぞれ3つずつ挙げよ、という新建築netのアンケートに回答し、その結果が同ウエブ上で公開されました。

新建築.net アンケート/Most Impressive Architecture 2009
http://www.shinkenchiku.net/sk/index.php?_w=tokushu&_x=mia2009

僕が挙げた建築作品および記事はそれぞれ以下の通りです。

岩見沢複合駅舎(設計:西村浩/ワークヴィジョン)
サ−ペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン2009(設計:妹島和世+西沢立衛/SANAA)
プンタ・デラ・ドガーナ再生計画(設計:安藤忠雄)

デザインに何が可能か(内藤廣)
日本で質のよい住宅都市は生き残れるのか(蓑原敬)
今、建築界全体で考えるべきこと(山本理顕、五十嵐太郎)

アンケートに答えるのは簡単なようで、一年分の2冊の雑誌をじっくり読みなおすと結構時間がかかります。普段さらさらっと読んでいる誌面も、3点に絞るとなり読み込むと、当初の印象とは異なってくることがままあります。例えば、アンケートで一番票を集めたのは、日建設計の〈木材会館〉であり、僕も去年の作品というとこの建物が真っ先に頭に浮かびましたが、各作品を見比べていく中では、結局3つに入りませんでした。

また、挙げたこのどれも実際に見ていないので、建築の評価としていいのかという疑問はつきまといます。とはいうものの、実際に見ていればより正しく評価できるのは間違いないですし、建築を実際に経験しないで云々するのは正直好きではないですが、だからと見ていれば評価が固まるかというとそうでもないようです。

例えば、先週ロンドンに行った際に、同世代の活躍している建築家で、昨年サーペンタインを実際に訪れている2人に感想を聞いたところ、評価は全く別れました。この新建築のアンケートの結果を見ても、よくもまあと思われるくらい評がばらけていて、少々驚くほどです。これだけの数の中から3つだけ選べとされたときに、なぜこれが入るのか僕個人としては全く理解できないものが半数くらい入っており、しかしそれが人によって価値観が違うということでしょうか。

(イマム)


2月4日 (木)  <待庵>の香り

本日は、明日からの〈香りのかたち〉展の搬入。午前中、最後の準備をし、梱包をして新宿の〈柿傳ギャラリー〉に移動。なんとか、無事に設営を終える。

今年は、利休の〈待庵〉からインスピレーションを受け、この草庵が作られたときに、この空間に満ちていたであろう香りを想起させる香りを、新たに調合しました。〈待庵〉は、日本に見られる小さな空間のひとつの究極であり、小さい空間というと、われわれはもちろん寸法を気にします。しかし、当時そこにどのような香りが満ちていたかは、現在では確かめようがないわけです。そうしたことに対する試みとして、今回の香りのブレンドを行いました。

また、その香りを体験していただくために、〈待庵〉の寸法を正確に半分にした空間を作りました。〈待庵〉の茶事では、主客合わせて4名座れることを考えると、一人あたりの面積は四分の一、即ち半畳となります。今回は、半畳の空間の中に座っていただき、作った香りを嗅いでいただこうという趣向です。会期は、明日からの3日間と限られていますが、新宿方面に来る用事がある方は是非お寄りください。

また、他のメンバーの方々。西森さん、皆川さん、橋本さん、松下さんの作品もそれぞれ創意に溢れた、この展示のために作られた他では見ることのできないものばかりです。

柿傳ギャラリー http://www.kakiden.com/gallery/index.html

展示の準備の合間に、柿傳内の茶室を拝見。谷口吉郎設計の〈一与庵〉である。昨年も拝見し、その時は、村野藤吾と対照的に、非常に端正で押さえた意匠、それでいて格のような雰囲気を備えていて、谷口氏の力量にあらためて感心したものだった。再見すると、思ったよりも線が多く、ミニマルでは決してなく、かなり自在に構成していることが記憶と異なる。谷口吉郎は粋であり、この茶室も都会的洗練を感じさせる。

(イマム)


2月3日 (水)  東京人

社会学者の平井太郎さんと一緒に書きました〈タワーマンションにみる湾岸的超日常〉が、『東京人』3月号に掲載されました。

構造家の横山太郎さんと、幼稚園の構造について、渋谷で打合せ。

(イマム)

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2月2日 (火)  ブループリント

イギリスの建築&デザイン誌〈ブループリント〉はここ毎年冬に日本特集を組んでいる。一昨年は、昨今の日本の建築メディアの衰退について寄稿し、昨年は〈神宮前の住宅〉を紹介していただいた。今年は、原稿の依頼がないなあ、と思っていたら、届いた2月号の日本特集には、僕についての記事が半ページに渡って掲載されていた。事前に知らされていなかったので、驚いた。昨年の和菓子展の話を中心にである。フェリクス・クラウスさんも東京についてエッセイを寄せており、すぐにフェリックスさんから、「二人同じ号に出ているよ」とメールが届いた。

ロンドンの残りの日記も更新しました。先月になりますが、興味がある方はさかのぼってお読みください。

今週は、金曜日から始まるグループ展の準備を黙々としています。

(イマム)

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2月1日 (月)  南研究室がコンペ入選

環境省とデザイン・アソシエーションが主催する、Low Carbon Life-design Award 2009というコンペティションに、国士舘大学南研究室が応募していましたが、先日、事務局より連絡をいただき、おかげさまで、応募作品が佳作に入選しました。
応募総数407点の中から、グランプリ、準グランプリ、特別賞の3点と、佳作18点の、計21作品が選ばれたようです。
多くの応募案の中から評価いただいて、参加した研究室のメンバーともども、とても喜んでいます。下記のコンペです。
http://www.design-channel.jp/special/co2-25/index.html

2月1日(月)に、東京ミッドタウンのホールにて同コンペの表彰式が行われ、参加した南研の学生とともに出席。
表彰式には、審査委員長である建築家の隈研吾さん、デザイナーの浅葉克己さんなどが来られ、小沢鋭仁環境大臣も出席される等、とても豪華な会に。残念ながら、審査委員のお一人である伊東豊雄さんはいらっしゃらなかったが、こうした貴重な式に参加させていただけたのは、有り難いことでした。
関係者のみなさん、ありがとうございました。

(みなみ)


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