diary
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10月19日 (火)  大学、横浜、展覧会、アトリエ

朝、大学へ。
大学内にて製作・展示している竹ドーム+茶室が展示期間を終え、いよいよこの日から解体していくということで、現場チェック。解体の手順と段取を考えて進めることも、建築を学ぶ上で重要なテーマなので、ここからがまた大事な作業となる。
その後、研究室にて仕事。
13時、横浜の某所へ。某建築プロジェクトの打ち合せ。
16時半、打ち合せ終了。
その後、神保町へ。駿河台の、山の上ホテルそばの「1/fギャラリー」で開催されいてる、佐藤圭一さんの展覧会へ。下記。
http://www.galleryf-1.net/exhibit/2010/101019sato/1019sato.html

佐藤さんは、国士舘大学建築学系にて、「基礎デザイン」という授業を教えていただいているアーティストです。会場にて、佐藤さんといろいろお話する。
その後、アトリエへ。もろもろ仕事。

日刊建設工業新聞の10月18日号が届く。この号では僕は、連載コラムページにて、「九州が描く点と線」という文章を寄稿しています。ここでは、月に一回のペースで、連載を担当させていただいています。

(みなみ)


10月17日 (日)  colorsワークショップ

昨日から2日間、仙台にて行われたcolorsという建築ワークショップ(http://www.colors-web.org/)に講師として参加してまいりました。学生有志を中心とした活動で、すでに15年の歴史があるワークショップです。プロスペクターの南も、数年前に講師を務めています。今年も60人を超える学生さんなどの参加者と、9人の講師により、仙台の街を舞台に繰り広げられました。私自身、じつは仙台は馴染みの薄い場所だったのですが、皆さんと一緒に街歩きをして、かなり仙台のイメージを深める事ができ、もしかしたら学生さんよりも勉強になったかも、と思うくらいでした。30時間以上の長丁場で、徹夜の参加者の皆さんは大変そうでしたが、全体的に実に気持ちのいいイベントで、学生スタッフとご関係の皆さんのご努力には頭が下がります。
ちなみに今回の私以外の講師の皆さんは・・・太田秀俊(建築家/SOYsource建築設計事務所)、小野田泰明 (建築計画者/東北大学教授)、永山祐子(建築家)、原田麻魚(建築家/マウントフジアーキテクツスタジオ)、福屋粧子(建築家/東北工業大学講師)、厳爽(建築計画研究者/宮城学院女子大学准教授)、岡田公彦(建築家)、コメンテータとして中田千彦(建築家/宮城大学事業構想学部准教授)(以上、敬称略)
皆様、本当にお世話様でした。
<写真1:私と街歩きをしてくれた班の皆さん>
(山本)

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10月16日 (土)  MIHO Museum、豊田市美術館、石上純也展

(coming soon! imamu)

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10月15日 (金)  杉本家、座禅、平成待庵

(coming soon! imamu)

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10月14日 (木)  東大寺、薬師寺、唐招提寺 / 東京デザイナーズウィークほか

(coming soon! imamu)


大学へ。研究室にて仕事。
2限目、2年生の「建築の環境構成」の授業。この日は、「調査と分析」というテーマでレクチャー。
4限目、研究室会議。project b2についての現状報告や、卒業設計、修士論文の指導、東京デザイナーズウィーク2010の進行状況報告など。

東京デザイナーズウィークは、去年に引き続き、今年も国士舘大学理工学部建築学系で学生たちが出展します。今年は、国広研究室大学院1年の内野君、小嶋君、南研究室の大学院1年の柊君たちが中心となって、下級生も多数参加し、作品制作を進めています。
会期は10月29日〜11月3日。下記。
http://www.tdwa.com/

なお、アトリエ・アンプレックスのHPにて、ブログがスタートしました。
家作りのさまざまなエピソードやプロジェクト紹介などを、随時、アップしていきます。下記。
http://atelierimplexe.com/blog01/

再来週には、昭和女子大学杉浦研究室、日本大学山中研究室、国士舘大学南研究室の3大学合同による、卒業設計中間発表会が開催されます。
他大学とのこうした交流は、学生たちにとっても良い刺激となっています。

9月末の日刊建設工業新聞では、僕は、連載コラムページにて、「厚みを増す韓国の建築デザイン」という文章を寄稿。これは、8月に行った建築系ラジオの韓国建築研修旅行での取材に基づいたものです。

10月30日〜11月9日には、国士舘大学世田谷キャンパスの中央図書館ホールにて、建築展の展示およびレセプションが開催されます。無料でどなたでも見に来れるので、良かったらどうぞ。教員や学生の作品等を、一挙に展示します。

アトリエ・アンプレックスの土曜オープン・アトリエのラジオ収録が公開されました。下記。
http://architectural-radio.net/archives/101014-3820.html

次回の土曜オープン・アトリエは、11月6日(土)に、特別編として南洋堂書店4階にて開催させていただく予定です。下記。
http://www.atelierimplexe.com/openatelier.html

(みなみ)

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10月13日 (水)  西芳寺、松尾大社、竜安寺 / 中川運河キャナルアート、関連イベント

(coming soon! imamu)


尾張名古屋の産業遺産ともいえる中川運河で、今月末にアートイベントが開催されます。
これに関連して、建築系ラジオ全体討議「ダンボール茶室から考える建築とアートの可能性 産業遺産活用からのアプローチ」が開かれます。僕も出演予定です。良かったらお越しください。下記。

http://architectural-radio.net/archives/announcement/

建築系ラジオ全体討議
「ダンボール茶室から考える建築とアートの可能性 産業遺産活用からのアプローチ」 公開収録のお知らせ

<日時>  2010年10月31日(日)14:30-16:30
(13:30-14:30と16:30-17:30の2回、ダンボール茶室を囲んでの大茶会も行う予定です)

<会場>  岡谷鋼機株式会社・第三倉庫 住所:愛知県名古屋市中川区舟戸町

<スケジュール>
13:30-14:30  ・ダンボール茶室を囲んでの大茶会  
14:30-15:00  ・建築系ラジオ公開収録  
 「中川運河キャナルアートにおける産業遺産活用」  
 コアメンバー/五十嵐太郎、南泰裕、北川啓介、松田達  
 ゲスト/服部充代、村上心、田中大介(中川運河キャナルアート実行委員会)  司会=北川啓介
15:00-16:30  ・建築系ラジオ公開収録  
 「ダンボール茶室から考える建築とアートの可能性」  
 コアメンバー/五十嵐太郎、南泰裕、北川啓介、松田達  
 ゲスト/村上心、服部充代、ほか  
 司会=北川啓介
16:30-17:30 ・ダンボール茶室を囲んでの大茶会  

<参加申込み>  参加無料、聴講自由、予約無しでどなたでも聴きに来れます。
<定員>  80名

<アクセス>  中川運河キャナルアート・岡谷鋼機株式会社 第三倉庫会場
・名鉄名古屋本線「山王駅」から徒歩で10分
・近鉄名古屋線「黄金駅」から徒歩で15分

<主催>  建築系ラジオ http://www.architectural-radio.net/
     中川運河キャナルアート実行委員会 http://www.canal-art.org/

<後援>  愛知県・名古屋市・名古屋港管理組合・名古屋都市センター
<協力>  岡谷鋼機株式会社

(みなみ)

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10月12日 (火)  芝工-マルヒ final review / オープンデスク募集、ブラタモリ

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大学へ。研究室にて仕事。
2限目、院生ミーティング。修論の進行状況チェックや、プロジェクト・ミーティングなど。
ミーティングついでに、「社会に出たときに、何が重要になってくるか」ということを、院生たちに、率直にいろいろ伝授。そうした話は、なかなか教科書には載っていないものなので、実はかなり重要。僕は自分が、これまで仕事をしてきた過程で、かなり長い時間をかけて、そうしたポイントを、いろいろな次元で探り出してきた。だから、こうした話は、学生にとっては有益なものになるだろう。
なので、南研究室の学生には、ときどき時間のあいまに、そうしたことをできるだけ、教えておくようにしている。
16時すぎ、アトリエへ。構造事務所の松野さんと打ち合せ。

ところで、アトリエの方がこのところ忙しくなっているので、アンプレックスにて、オープンデスクの学生をさらに募集します。参加希望者は、下記をご覧下さい。

http://www.atelierimplexe.com/opendesk.html

NHKテレビで、タモリさんが東京を歩きながら街を読み解いていく「ブラタモリ」という番組がまた始まった。去年の記憶がよみがえる。もう1年以上も経っているので、速いな。

去年の今ごろ、建築学会誌の企画で、昭和女子大学杉浦研究室、日本大学山中研究室、国士舘大学南研究室の3研究室により、合同研究企画を行っていた。「東京新地形論」という特集企画である。
その企画を進めているうちに、タモリさんが東京の坂や地形に詳しいことを知り、ひょんなことから、「タモリさんにインタビューを申し込んでみよう」という話が出た。どう考えても無謀である。が、ダメもとで、万が一ということもあるかも、考え、僕が手紙を書いて、インタビューをお願いしてみた。奇跡がおき、その「万が一」があれよあれよと言う間に実現した。
去年の7月、新宿にある、老舗のジャズ・クラブ「J」にて、インタビューをさせていただいた。

実際にお会いしたタモリさんは、とても紳士的で礼儀正しい方だった。決められた時間を大幅に越えて、熱心にインタビューに答えて下さり、感動した。
タモリさん、改めて、あのときはどうもありがとうございました。
その、タモリさんへのインタビューは、建築学会誌である『建築雑誌』の2009年10月号に巻頭掲載されています。
また、この企画に連動した建築系ラジオ収録も、去年、渋谷のアップリンクで行いました。下記。

http://tenplusone.inax.co.jp/radio/2009/08/1.php

(みなみ)

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10月11日 (月)  ラジオ合宿2日目、豊田高専レクチャー / 田中文男さんを偲ぶ会

渋谷、ナチュラル・エリップスでの、建築系ラジオ合宿2日目。
曲線に囲まれた、窓のない抽象的な空間の中で、23時間を過ごすメンバーたちが思い思いに、のんびりと緩い時間を過ごしている光景が、不思議な感じで面白かった。
午後、この建築内にて、土木系ラジオの収録。これを最後に、いろいろなイベントを立て続けに行った、ここでの合宿終了。
なかなかない、貴重な体験。下記。
http://architectural-radio.net/archives/101006-3810.html

ところで、今月の10月30日(土)に、豊田工業高等専門学校にて、建築系ラジオの公開収録が行われます。僕も出演します。
良かったらお越しください。下記。
http://sdken.web.fc2.com/contents/ex.html

(みなみ)


重要文化財建築の保存、修復や民家研究などで有名であった大工棟梁の田中文男さんが今年の8月9日にお亡くなりになられ、今日は新宿にてそのお別れ会がありました。数多くの建築家との協働でも知られる同氏の会とあって、磯崎新さんや内田祥哉さんをはじめ建築家の方もたくさんいらっしゃいましたが、それよりも大工さんや教育関係の方々などとても幅広い業界の方が参集していて、とても盛大なものでした。<写真1>は会の最後に、木場の職人さんたちが木遣り節で棟梁をお送りしたところ。感動的でした。
私は「妻有田中文男文庫」(http://www.atyam.net/works/TTa.html)の設計をさせていただいたこともあって、最晩年に、あまり直接ではないのですが、いくつか一緒にお仕事をさせていただくことができました。しかし他の方々の濃密なエピソードの数々を聞くと、もう少しご一緒できる時間があったら、と惜しまれます。謹んで田中棟梁のご冥福をお祈りいたします。
(山本)

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10月10日 (日)  建築系ラジオ、渋谷合宿 / 加藤君の住宅

午後、都内某所へ。以前、設計させていただいた住宅のお施主さんに、食事会にご招待いただく。
竣工して1年経ったが、とても良い感じでお住まいになっていて、設計者としても感慨深かった。とてもおいしい料理を出して下さり、ごちそうになる。

食事会終了後、渋谷のナチュラル・エリップスという建築へ。ここで行われていた、建築系ラジオのスタッフ慰労会+合宿+ラジオ収録に参加。
通称「建築系ラジオ23」と題して、夜の19時から、23時間連続の合宿を行うという企画。五十嵐さん、松田君、北川さんほかのコアメンバーを含め、ラジオ関係者約20名が集まり、盛り上がる。
スタートから、様々なラジオコーナーの収録が、建築内のあちこちで一気に行われる。
地下1階のアトリエではカード・コンペの公開審査イベントを行ってustで生中継。
3階のリビングでは、スタッフ・コンテンツをいろいろ収録。
4階の寝室にあたる部屋では、数名のスタッフとともに、五十嵐さんの新コーナーも収録。
その後、五十嵐さん、彦坂さん、斎藤らいらさんと、明け方までいろいろ話し込む。
こうして、住居として作られた建築が、まるごとラジオ・スタジオとなって使い尽くされている光景は、かなり面白く、見応えあった。

このナチュラル・エリップスは、建築家の遠藤政樹さんが設計したユニークな住宅で、渋谷繁華街のど真ん中に建っている卵形の建築です。現在はパーティスペースとして誰でも借りて、使うことができます。下記。

http://www.koujiyahakokikou.com/2010/08/24_04.html

(みなみ)


以前、ザハの新刊の書評が「ちくま」に掲載されたことを書きましたが、筑摩書房のサイトの「ちくま」のコーナーにて、私の文章が全文読めます。ご覧ください。(写真左)
http://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/

今週の木曜日のこと、母校である早稲田大学の理工学部に用事があり朝急いでいたら、目黒駅の改札にて、ばったりと僕と山本君の大学の同期である加藤詞史君に会う。どうして朝からここにと聞くと、最近出来た住宅が近くにあってとの話し。よくよく聞くと僕が住んでいるところのすぐ近くのようだ。さらに細かく聞くと、よく通る道路に面した、少し気になっていた住宅。ディテールがよいなど、誰が設計したのだろうと思っていたのだが、なんと知り合いとは。加藤君は学生時代から設計のうまさが際立っていて、彼の手掛けたものであれば、このできというのも納得です。写真右の住宅です。

(イマム)

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10月9日 (土)  高尾山

八束はじめさんと一緒に、モスクワ建築大学のマリノフ教授を高尾山にご案内。といっても僕も高尾山ははじめて。新宿駅で待ち合わせをして、おじさん3人の休日のハイキング。しかし、あいにくの大雨。ズボンも靴もぐしゃぐしゃになりながら、参道を歩く。雨の日は雨の日で、その風情がよい。鬱蒼とした森の中、大量の雨が降り、視線の先が霞んでいる。

夕食は、〈うかい烏山〉にて。移築されたり、改築された古建築が、庭の中に点在している様子はなかなかのもの。歴史家の藤森照信さんは以前から高く評価しており、新建築の今年の4月号の東京の建築を3つあげよというアンケートの中にも入れている。「京都に行かずとも日本の伝統建築の心地よさを味わうことのできる唯一の場所。」とのこと。

写真は、熱燗でご機嫌のマリノフ教授。

(イマム)

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