diary
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11月4日 (水)  ハッピー・バースデイ・タフーリ

本日11月4日は、マンフレッド・タフーリの誕生日。なので少しずつ精読しているアンソニー・ヴィドラー著『Histories of the Immediate Present』の第4章「マンフレッド・タフーリ」をいつも以上に心して読む。

タフーリは、20世紀後半におけるもっとも重要な建築史家、建築批評家の一人との定評があるが、著述が難解のため、広く読まれているとは言えない。僕もこれまで良い読者ではなかったが、タフーリにじっくり付き合うというのが、今年、来年の一つの課題となっている。確かに手ごわいが、この山を越えればある充実感が得られるであろうという手ごたえがある。

一昨年、Andrew Leachという人が書いた『Manfredo Tafuri : Choosing Hisotory』という本が出版され、しばらく前にamazonにて入手した。作者のドク論をまとめたもので、
第一章 タフーリの伝記
第二章 タフーリの思想
第三章 参考文献
大まかにいって、このような構成になっている。英語は決して難解ではなく、タフーリの活動を包括的に整理した本と見受けられる。是非読みたいと思っているが、まだこの本の順番にならない。翻訳されれば(タフーリ自身の本のような難渋さはないので、翻訳はそれほど難しくないと思う)、日本におけるタフーリ受容は一気に進むと思う。(そもそも著書の翻訳ですら、ほとんど入手困難な状況であるから。)どこかの出版社さん、企画しませんか。建築に限らず、人文書としても価値があると思うのですが。

本日は渋谷にて、プロスペ三人集まり打合せ。

(イマム)

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11月3日 (火)  一流編集者のインタビュー

(coming soon! imamu)

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11月2日 (月)  ヴィッキーさん@根津美術館

来日中のブループリント編集長ヴィッキー・リチャードソンさんと、新しくなった根津美術館でお会いする。ブループリントは、イギリスの建築+デザイン誌で、日本のAXISをもう少し建築寄りにした内容といえばなんとなくイメージできるであろうか。このところ毎年2月に日本特集を出しており、この時期デザインウイークに合わせて毎年取材に見えている。

僕は、ここ数年その日本特集に協力をしており、一昨年はエッセイを寄稿し、昨年は神宮前の住宅を取り上げてもらった。自分の活動だけではなく、このところの日本の動向や、若手建築家の情報なども伝えている。今回もHさんを紹介したところ、無事昨日会えとても刺激的だったとのこと。

今日もどこでお会いするかと事前にメールでやり取りした際、隈研吾さんの新しい美術館のカフェでと提案したら喜ばれた。ちょうど昨日、隈さんにインタビューをしたのだそうだ。本日も、僕の前には手塚夫妻を訪ね、これから吉岡徳仁さんに会うらしい。4,5日の滞在期間で会う人や見る建築が詰まっているようで(その中でヴィッキーさん自身のレクチャーもあったよう)、「でも、今日は4つしか(!?)アポイントがないので楽」とのこと。

誰でも旅行先では、食事の場所を探すのに困るし、特にこうしていくつものアポイントが入っていると、食事のタイミングを逸しがちなのだそうだ。だから、外国から来た人に会うときには、ランチなどを兼ねると喜ばれる。時間の節約にもなるし、食事しながらだと、自然と会話も弾むものです。

ブループリント http://www.blueprintmagazine.co.uk/
根津美術館 http://www.nezu-muse.or.jp/

(イマム)


11月1日 (日)  ソウル三日目

(coming soon! imamu)

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