こんにちは。ネムハジメです。このページでは、ビリンの気ままな旅のメモを
気ままな時に気ままに描き足していきたいと思います。
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●11月7日追加!

赤い帽子のビリン(お暇なら読んでください)まえがき

 15匹の猫たちを車に詰めこんで那須岳が見えるひなびた小山に引っ越して4年目
の春だ。首の後ろの奥でプツンと音がした。解離性堆骨動脈瘤。11時間の手術。
一瞬の暗転。首筋から耳の後ろまで逆Uの字の縫い目を残してもう一度チャンスがあ
たえられた。て、何のチャンスなんだろう?

 家へ帰ると家族が増えていた。ネコの館に犬が一匹。
今まで人に会うのがいやで山から外へは出歩かなかった私が、彼女(女性だったの
だ)の散歩で田舎道をてくてく歩き回るはめになった。犬のお散歩です。犬が引っぱ
るから歩いているんです。と、これはイイな。一人でふらふら歩くと、怪しいおっさんの
ように思われそうで不安だった心を犬がささえてくれる。(実際、私はよく挙動不審と
言われます。)病後のリハビリにもなるから行ってらっしゃい。はいはい。
 少し柔軟になった心でてくてく歩くと、遠くで猫たちもてくてくしていた。
 私が根暗に箱の中からガラス越しにながめていた景色の中を、猫たちはとっくに
冒険していた。籐籠の中でまるまっているのは猫の夢。猫と暮らして10年ちょい越す
のになんだ本当に猫が生き生きと生きている世界を見ていなかった。そうだ。そうか。
 これがチャンスか。
 犬と歩きながら猫になった。猫の自分が猫になった目で自然をながめていた。

 長くなりました。話が。でも『赤い帽子のビリン』の出発点はこんな所です。
 猫時間に時計を合わせて。猫ほどに鋭くも何ともないがヒゲものばした。
 散歩の道々で、猫たちが見つめる景色のひとつぶでも、ふたつぶでも拾いあげたら。
 それが絵や言葉に化けてくれたら。気ままにビリンの旅を描き足してゆきたい
 と、思っています。 〈ネムハジメ〉

赤い帽子のビリン

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金属猫研究室