***ディスクイメージ製作方法***

ここでは、ディスクイメージの製作方法を紹介します。
しかし、私もたいして詳しくないので製作ソフトの紹介と使用法ぐらいで留めときます。


要 注 意 事 項
フロッピーディスクをイメージ化する時は、
必ずフロッピーの左側のノッチを開けて書き込み禁止状態にしてください。
さもないと、二度とフロッピーが使用できなくなる可能性があります。まじで。

Disk−Manager(ゲーム以外のファイル操作にお勧め)

 WINDOWS用のイメージ製作ソフトです。
このソフトでだいたいのイメージは製作できると思います。
 プロテクトが掛かったものは勿論そのままプロテクトされたままイメージ化されます。ですから、イメージ化する前にプロテクトを外して置いたほうがいいかもしれません。まあ、イメージ化してからもプロテクトは外せますが。
 このソフトの優れている所はイメージ化したディスクのファイルを操作できる事でしょう。

 *** 解  説 ***
dsk形式のディスクファイルを実ディスクに書き戻す

※ここにアップされている物は古いバージョンです。
現在の最新バージョンは0.08です。


PhyLoCopy(お勧めです)
 DOS用の製作ソフトです。
このソフトもイメージ製作とリアルディスクの書き戻しができます。
他にもブランクディスクの作成なども出来るようですが試した事はないです。
 ゲームなどはこちらを使ってイメージ化した方がよいと思われます。
使用方法ですが、付属しているドキュメントを読んでくれれば詳しく説明してあるので使えるでしょう。しかし、まったくDOSがわからないという人は多分使えないですね。DOSの本を買うことをお勧めします。
 補足として、私の環境ではDISK−BIOSを使用しないとうまくいきません。オプションの『/AT』を付ければDISK−BIOSを使ってイメージの制作などを行います。あと、最近イメージ化してて思ったのですがMSXゲームのプロテクトって意外と緩いですね。プロテクト掛かっていても、すんなりイメージ化する事が多いです。他にこのソフトはNECのPC98でも動作します。

Phdisk(実機を使いたい方にお勧め)
 PHYDIOを使ってディスクイメージを製作するソフトです。MSX−DOS1専用です。上記のソフトが使えない場合に試してみるといいでしょう。しかし、このソフトは、使うのが少し面倒くさいです。
 まず、イメージ化するときに1枚のフロッピーにイメージデータが入りきらないので2つに分割してイメージ化することになります。そして、その2つのイメージをWINかMS−DOSに側にコピーし2つを結合すれば、ディスクイメージの出来あがりです。しかし、このソフトはMSX実機をもっていてなおかつMSX−DOSが使えなければ駄目ですね。

DCOPY
 MS−DOS用のイメージ製作ソフト。
PC98は不可です。基本的にPhyLoCopyと同じ物です。
というか、このソフトをもとにPC98でも動くものを作ったのがPhyです。このソフトはたまに、フロッピーの自動判別を失敗(ファルコム関係)してイメージ化出来ないことがあるので、その時はオプションでディスクの種類を設定してやります。

現在私の環境(WINDOWS2000)では、DOSがどうもうまい具合に立ち上がらないので、WINDOWS98の起動ディスクで動作させています。
ちなみに、WINDOWS95の起動ディスクだと大容量ハードディスクが認識しないみたい。

通常の2DDディスクの場合、オプションの指定は次のとおり。

DCOPY a: ファイル名 /S:9 /T:80 /H:2

 この4本があればまず大抵のディスクがイメージ化できると思われます。 
 では、次にプロテクトの外し方ですね。はっきりいって、私はこの手のほうはあまり知りません。ですから、詳しく聞かれても答えられないでしょう。しかし、間違っている事があれば指摘してください。

☆天下無敵を使用する

一番この方法が手っ取り早いのではないでしょうか。
ちなみに、天下無敵とはMSX用のバックアップツールです。
聞くところによるとこのソフトでバックアップされたディスクはプロテクトがはずれているらしいです。
ですから、天下無敵でバックアップディスクを作りそれをイメージ化するとプロテクトが外れているということになるわけですね。

☆ファイラーを使用する
次にファイラーを使います。使うというか見て書き換えます。私がしている方法は、まず上の2つのソフトを使いプロテクトがかかったままでイメージ化します。そして、そのイメージ化したファイルをバイナリエディタを使用して、書き換えます。すると、プロテクトが外れるわけですね。現在のゲーム改造と同じ感じです。
てゆうか、そのままんまですね。で、肝心の書き換える場所ですが、過去にバックアップ活用法に掲載されていた記事をまとめたものをTOCさんから、提供してくださいました。みなさん、感謝の気持ちを込めて黙祷1分。
というわけで、それを見てください。
そのうちパッチソフトでも作ろうかな・・・

☆天下無敵をRU−MSXで使用してみる
 RU−MSXで天下無敵を使用してみます。実ドライブを使えるので試してみました。
今回使用したゲームはイースUです。実験の結果イメージ化することに成功しました。
当然プロテクトも外れています。しかし、コピーするのに1枚一時間半以上の時間が掛かります。
フロッピーディスクドライブがずっと動きぱっなしですので、あまり良い方法ではないかもしれません。

補足として、いくつかのゲームはプロテクトが外れないです。
現在、イメージ化できないソフトは次のとおりです。

・マイト&マジック1と2
・ファンタジー1

※RU−MSXVer.019を使用(Ver.2000はまだ試してません)

☆ディスクイメージをリアルディスクに書き戻す
 『PHYLOCP』、『DiskManeger』、『DCOPY』をしよすればリアルディスクに書き戻す事が出来ます。

ディスクイメージ製作キット(D-M、Phy、Phd、ファイラー、バイナリエディタ)
※天下無敵は含まれていません。


■ファイラーに記載されている書き換えるアドレスを求める方法

ラストハルマゲドン(Bdisk Only) Sec.1112 &H010->4C,C0
                          &H05C->4C,C0

こんな感じで、ファイラーのテキストに書いてあるのですが、実際は計算して書き換えるアドレスを求めないといけません。
Windowsに標準でインストールされている電卓で求める事ができます。
(スタートメニュー → プログラム → アクセサリ → 電卓)
電卓を立ち上げたら、表示から関数電卓を選択してください。

はじめに10進数でセクターを計算します。

512 × 1112 = 569344

※512は固定値です。1112はsec.の後の数字をそのまま入れてください。

でた答えを16進数に変換します。
変換の仕方は電卓の16進数を選ぶと、自動的に変換されます。
で、変換された数値にアドレスを足します。 16進数のまま足してください。

8B000 + 010 = 8B010

※8B000はセクターで求めた答えを16進数に変換したものです。
010は、&H010から、&Hをとった数字です。

これででた答え 8B010 が、バイナリエディタで書き換える番地です。
このラストハルマゲドンの場合は、

08B010 → 4C
08B011 → C0
08B05C → 4C
08B05D → C0

というような感じで4箇所を書き換えることになります。


戻 る