2003年9月6日チャリティーコンサート IN K.L.

9月6日12時半。コンサート開始。午前中に会場の照明係りとの打ち合わせどおり、じょじょに会場が暗くなり、舞台がライトアップされ庄野さん登場というてはず...........だった。あれ、全く暗くならない。音響の鈴木さんがこちらに「早く暗くせよ」との合図。これはいかん、いそいで3階の照明室に駆け込むと、照明係りのお兄ちゃんが椅子に腰掛け「兄貴、今日はたくさんお客さんが入って盛況だね〜」なんてことをマレー語で話しかけてくる。そんなことじゃなく、打ち合わせどおり会場を暗くしてくれ。といっても、このお兄ちゃんは、あまり英語が通じない、まずい、もう2分も経過してしまったではないか。もう身振り手振りで、もうお願い、頼むから暗くして〜。

そして会場が次第に暗くなる。流れ出す加藤さんのピアノの澄んだ音色、そして会場を暖かく包み込むような庄野さんの歌声。第一曲目は「ノスタルジアの樹」会場に集まった700人を超える聴衆も一気に引き込まれていく。

数曲が終わり、庄野さんのお話。庄野さんはマレー語で「旅する」という言葉が「マカンアンギン(風を食べる)」と表現することにいたく感動したという話しから始まった。マレー語の発音も上手く、会場に来ていたマレーシア人も拍手喝采。また、ロンドン留学やアフリカの子供たちを支援するために行ったコンサートのことなどについてお話をして頂きました。その話しの後に歌ったアフリカの大地を想像させる「Feel the Wind」も圧巻でした。

そして鈴木雄大さんのソロ。スポットライトがあたり周囲が暗くなる。1曲目が終了。そこで雄大さんがポツリ「まぶしくて楽譜が読めない」。実行委員また照明室に走り、舞台の明かりを点灯。それにしてもコンサート中も実行委員は忙しい。

庄野さんのおしゃべりを交えた気さくな雰囲気の中でコンサートは進行し、「飛んでイスタンブール」などのアップビートな曲で会場を沸かせた後は、「ふるさと」などしっかりした曲で聴衆をすっかり魅了しました。コンサート終了2時。あっという間のコンサートでした。

コンサート終了後のサイン会も大変な盛況で、庄野さんとミュージシャンの方々との交流に心温まるひと時が設けられました。コンサートに集まったのはKLに住む日本人、それにこれから日本の大学に留学する予定のマレーシア人です。それぞれの人の記憶の中に庄野さんの歌声が刻まれました。
庄野さんとミュージシャン、そして音響の鈴木さん、年に1回はマレーシアに「風を食べに」来てください。

なにぶん実行委員会は素人集団。5月末の実行委員会結成から3ヶ月でコンサート実施してしまったものですから、準備不足はしかたのないことでした。500人も集まるコンサートを片手間でできるはずがないと開催を危ぶむ声も多くありました。移民局、警察、市などの許可がやたら多い国でそれなりの困難さはありましたが、終わってみれば、結構スムーズに手続きが進んだようにも思います。素人でも協力すれば道は開かれる、ということでしょうか。
今回のコンサートにご協力いただいた全ての方に感謝します。

                                                         KLのアオ