佐倉という字


佐倉という字を、いろいろな漢字や英語を使って書いている人がいる。果たして「さくら」は、どれくらいの書き方があるのだろうか。それらを集めてみたい。



 2006年11月16日
 樋口雄彦「資料紹介 『さくら』『千葉連隊区将校団報』『五七』の総目次」『国立歴史民俗博物館研究報告』第131集 所収(2006年3月 国立歴史民俗博物館)
 戦前、佐倉には連隊が駐屯していました。『さくら』は、佐倉連隊区司令部が発行した在郷軍人会向けの雑誌。『千葉連隊区将校団報』は「戦術の研究」を連載し、専門的な内容。『五七』は、歩兵第五十七連隊発行の雑誌。その目次紹介です。
 『さくら』の題字は、最初、「佐久良」とあり、後、「佐久羅」とも表記されました。佐倉という漢字がどのように記されるのか、ということを調べるのも面白そうだ。


 2004年7月31日
 笙野頼子『片付けない作家と西の天狗』(2004年6月 河出書房新社)
 「北総台地の上にある街は、夏に蒸し暑く冬は底冷えする。空の星は  成田に通う飛行機の灯と競って大きい。2年前の7月―。
 私はいきなり家を買って、猫4匹を連れてそこに引っ越した。住まったのは山の端の分譲団地の側。30坪程の土地に建った小さな家にも、周囲の環境にもさほど不満はない(7頁)。
 千葉に越してからも連載は続いた。S倉駅から登り坂徒歩10分以上、S倉図書館に森茉莉全集はあった。東京でもそうだったが、6、7巻がよく借りてあった。その最終回になって、−。
 連休のさ中に、どうしても調べなくてはならない事が出来た。一般図書館は休み。そこで人間の身でありながらーS倉地下図書館に行く事にした。
 ある種、規則が喧しくて色々怖くもあるが、実に新鮮だった。私はそこを、極楽図書館、と勝手に呼んでいる(22頁)。」




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