おもしろ佐倉本


【2006年7月27日 新設】 【2007年12月13日 更新】



 5月12日
  塩村耕著『こんな本があった! 江戸珍奇本の世界』(2007年4月 家の光協会)。岩瀬文庫の悉皆調査を行っている学者の稀覯本珍本紹介の本です。
 「賞罰林翁筆記」の項に、江戸時代の鬼畜の一例として水戸藩士勝谷蔵之進の紹介記事があり、この悪党が安永6年佐倉の医師佐藤正安の弟子になり、師の正安を殺して正安の妻を連れ出して行方をくらましたとありました。
 佐倉の医師の佐藤と言えば、順天堂を思い浮かべますが時代的に違っているようです。何か話が残っているのでしょうか。


 1月30日
 ブック・オフ〇〇店から1円で購入した本が届く。果たしてどれほどのものなのだろうかと興味を覚えながら包みを開ける。普通!むしろ良い状態であった。
 1冊1700円の本が、1円である。・・・考えてしまった。


 2007年1月24日
 インターネットで本を買おうとしたら、単価はたったの1円であった。単行本が、である。しかも、ネットに出店した数店がみなこの値段。かつて神田の古書店で10円という文庫は見たことがあるが、1円は初めてだ。
 添え書きを読むと、別に破損があるということも書いていない。そこで、さっそく注文することにした。送料は340円で、合計は341円であった。一体、一冊1円の本とはどのような本なんだろう。興味を覚える。

 もう一冊は、定価の2倍であった。何で今も売られている本が定価の倍なのか?これはこれで納得がいかない。そこで、別の通販サイトを検索したら定価で購入できるとあった。どうなっているのだろうかと思いながら、こちらで注文をした。


 2月10日
 ギムリさんから佐倉本情報。印旛沼にまつわる民話を調べていたら、小川芋銭の「河童百図」の中に「印旛沼の一本足」という河童の絵があることを知り、河童についての話がないかと『県別河童事典』(河童文庫)を県立図書館から取り寄せてみました。
 河童の伝説はなかったのですが、村上元三著『河童将軍』(昭和25年)が紹介されていました。臼井城の原氏に仕えていた侍が、印旛沼の河童族の頭となって、利根川から侵略してきた水虎族と戦う話です。古い作品なのでご存知かとも思いましたが、お知らせします。

2006年1月25日
 石黒敬章『びっくりヌード・おもしろポルノ −日本裸体写真百年史』(2002年2月 1800円 平凡社)
  ヌード写真あり。写真の台紙には「佐倉横町 山本写真館」とあります。この写真の解説は「写真の切り口が歪んでおり、張り替えたものらしい。ポルノ写真は、写真館が館名を記した台紙に貼って堂々と販売することはない」とありました。




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