佐倉本探索日記 2004年(4)
満開佐倉文庫だよりに掲載した日記のうち、佐倉本の収集に関した記述を、佐倉本探索日記として収録しています。
(2004年11月1日〜12月31日) 12月31日 今年、最後のホームページ更新になります。 近ごろ、ホームページを訪れてくれる人が増えてきたので、少し 統計をとってみました。 数字は、毎日、午後8時から9時ころにカウントの数字を数えました。 12月15日(水) 21人 16日(木) 34人 17日(金) 24人 18日(土) 14人 19日(日) 31人 20日(月) 50人 21日(火) 41人 22日(水) 60人 23日(木) 21人 24日(金) 23人 25日(土) 確認せず 26日(日) 確認せず 27日(月) 3日間の合計 67人 28日(火) 40人 29日(水) 47人 30日(木) 47人 31日(金) 20人 1日平均、32人がホームページを訪れていることになります。 来年も、よりよいホームページづくりを目指します。 今年は、どうもありがとうございました。 12月29日 飛鳥さんから佐倉本情報あり。 新選組隊士・島田魁が書いた「新選組英名録」に、「江府/下総佐久良 桜井勇之進」と載る人物があります。(2004年 「新選組」展図録) 桜井勇之進は、文芸別冊「新選組人物誌」の中の全隊士プロフィールにも 「天保十一年生、出身地・江戸か下総佐倉」とあります(河出書房新社・2003年9月30日) この名前を確認できる本は「歴史読本臨時増刊クロニクル@『土方歳三の35年』新人物 往来社1998年12月」です。 桜井勇之進は、慶応元年土方歳三が江戸で隊士募集を行ったとき、同年4月 に江戸で入隊し、これは、彼が上洛したときの名簿なのです。 この時、彼の歳は二十六と名前の脇に書かれてあります。 上洛者名簿が載る、同じページに桜井勇之進のお墓の写真が掲載されています。 同じ、慶応元年、12月12日には彼は光縁寺(新選組総長・山南敬介の墓がある) に葬られています。いったい何があったのか? 「死因は不明だか、桜井の埋葬時の穴代、つまり、墓穴を掘る作業料がひどく安い。 桜井は通常の半分程度でしかなかったということになる。首など体の一部が埋められ たためか。つまり、桜井は屯所で切腹したのではない。いわば、不名誉な死だった・・・」 (「土方歳三の35年」) 光縁寺の過去帳の写真も掲載されていて、桜井勇之進の名前を見ることができる。 (「土方歳三の35年」) 12月8日 七つの子さんから佐倉本情報のメールあり。 こんにちは。 月刊 『歴史街道』 新年号は、明治の軍人「秋山真之」と「児玉源太郎」 の特集です。 その中の「茶目っ気たっぷりのその素顔」というコラムで 児玉が 佐倉にあった歩兵第二連隊長だったころのエピソードが紹介されています。 詳しくは本文をお読みください♪ ここに出てくる佐倉の料亭とは、どこだったのでしょう? 鏑木の駿河屋か、二番町の米新・・・? ちょっと楽しくなりました。 <返信> こんばんは。 またまた、佐倉本情報をいただきましてありがとうございます。 ホームページに紹介します。 なお、生出寿『知将児玉源太郎』(光人社)によると、「料亭米新楼」としていま す。ただ本当かどうかわかりません。 飛鳥さんから佐倉本情報のメールあり。 こんばんは。 「新選組・齋藤一のすべて」(新人物往来社編)に松本良順が出てきます。 「鳥羽・伏見の戦いの後、江戸へ引き揚げた齋藤一が(慶応4年1月)19日に 山口次郎の変名で傷の手当て受けた・・・松本良順の治療を受けた齋藤は 医学所に移り、軽症との診察を受けた」とあります。 それから、新撰組の隊士名簿の本を見ていきましたら、佐倉出身とある人物がい ました。これは誤記だと思いますが、そのような本でもいいんですか? <返信> 誤記の佐倉本ですか。ま、ジャンルとしてはおもしろいと思いますが、やはり混乱して しまうかも知れませんね。ここでは取り上げないことにしましょう。 12月6日 飛鳥さんからいただいた佐倉本情報。ようやく、本が届きました。 今、人気の少女コミックです。 渡辺多恵子『風光る』(390円 小学館) 第11巻(2004年6月 12刷)と、第15巻(2004年1月)に松本良順が、 第16巻(2004年8月)に順天堂と、その周辺、つまり佐倉町の様子が少し 描かれていました。すごいですね。小学生や中学生が夢中で読んでいる本に 順天堂や佐倉が出てくるんです。 12月4日 佐倉本情報。 『ビジュアル版 最後の藩主』(2004年11月25日 952円 光文社) 佐倉藩主堀田正倫のことが記されていました。 12月1日 K・Sさんからメールあり。 佐倉本情報。 志津テニスクラブ監修『確実に上達するテニス』(2004年3月 実業之日本社) テニスの上達方法が書いてあります。 『房総の社』(2004年9月 千葉県神社庁) 麻賀多神社などが紹介されています。 <返信> 情報、ありがとうございます。 K・Sさんは、司書資格が2年間延長されます。 S・Hさんからメールあり。 “ジュビリスト”というハンドルネームを登録させてください。 佐倉本情報。 松村英一『新・お菓子の教科書』(1997年10月 大海社) 佐倉市臼井にある洋菓子屋イルピーノ(IL PINO)の店長が 書いた本です。けっこうおいしいと評判のお店で、遠方より購入 しにくる方もいるとか。HPもありますので、良かったら見てください。 雑誌『現代の図書館』Vol42 No1(2004.3刊行 (社)日本 図書館協会) 「非接触型無線ICタグ(RFID)の導入効果とこれからの課題 について…高橋正名」という記事があり、志津図書館が紹介 されています。 <返信> 私も甘党なので、さっそく洋菓子屋イルピーノのHPを拝見しました。 さすがにおいしそうですね。 ハンドルネームの変更、了解しました。 ジュビリストさんは、司書資格が2年間延長されます。 11月30日 佐倉本情報。 東海林さだお『東海林さだおの大宴会』(2002年12月30日 朝日文庫) 「チキンライスは絶滅したのだろうか。いえ、長嶋さん風に言うと 『チキンライスは永遠に不滅です』」(56頁)とありました。 東海林氏は、長嶋さんを引き合いに出す作家のダントツです。 佐倉本情報。 『ランナーズ』(2005年1月号 880円 ランナーズ) スペシャルインタビューとして、小出義雄佐倉アスリート倶楽部 代表の話がありました。 質問 ・ 高橋尚子選手の次の目標はどうなるんでしょうか。 ・ 高橋尚子選手の引退後の活動について、小出監督はどのように考えているのか。 などです。で、その内容は? 最新号の内容まで書いてしまうと、ルール違反になってしまいます ので、ランナーズをご覧ください。 この『ランナーズ』に、金哲彦氏の「フォーエバー3宣言」というコーナー があります。金氏が市民ランナーを指導しているのですが、どうも写真 に写った競技場が、佐倉市の岩名陸上競技場でないかと思えます。 金氏のコーナーは連載11回とありました。岩名とすれば、どなたか 見かけているのではないかと思います。情報がありましたらお知ら せください。 11月29日 佐倉本情報。 『うすゐ 創立20周年記念号』(2004年11月3日 1050円 臼井文化懇話会) 印旛浦と本佐倉城・・・・・中村正 雷電為右衛門・・・・・・・・岡野康夫 他 11月27日 佐倉本情報。 以前、Tさんからいただいた情報。 安田常雄編『歴史研究の最前線 新しい近現代史研究へ』 Vol・3 September (2004年9月30日 945円 総研大 日本歴史研究専攻 ・国立歴史民俗博物館発行) 樋口雄彦氏のコラム「静岡藩 ←→ 佐倉藩の御貸人・留学生 −維新期の軍事・教育と人材交流ー」が掲載されています。 明治3年、旧幕府の後身である静岡藩から佐倉藩に貸し出され た陸軍教師がいた。また佐倉藩が静岡藩に留学生を送り込んで いた。佐倉にとって、新しい歴史の事実が史料とともに紹介され ています。 11月22日 佐倉本情報。 黒井克行『高橋尚子 失われた夏』(2004年11月20日 1300円 新潮社) アテネオリンピックに行けなかった高橋選手の気持ちを追っています。 長嶋氏一文字本 長谷川慶太郎『2005年 長谷川慶太郎の大局を読む』 (2004年11月1日 1500円 ビジネス社) 「竹中経済財政・金融担当相に、長嶋茂雄氏ばりに告げた と伝えられるが」とありました。 11月21日 Tさんから、佐倉本情報あり。 『新しい近現代史』の中に、佐倉が出てくる論文があるそうです。 手に入れましたら、改めて紹介します。 S・Hさんと、Kさんから連名で、佐倉本情報あり。 Weeklyぴあ6/7号(5/31発売 320円 ぴあ)に 「特集1 独占取材!バンプ・オブ・チキン」とありました。 特集記事の見出しには、 「4人の地元・佐倉市での凱旋ライブも、先週の土曜日に無事終了」 とありました。 S・Yさんから、佐倉本情報あり。 少女コミック『風光る』の第11巻、第15巻、第16巻に松本良順、順天堂 が出てくるそうです。 手に入れましたら、改めて紹介します。 11月20日 佐倉本情報。 『佐倉市制50周年記念写真集 写真に見る佐倉』(2004年10月 1800円 佐倉市)が発行されました。A4版 320頁ですから、とにかく ボリュームがあります。 写真は幕末の佐倉藩士から、長嶋茂雄氏の佐倉市名誉市民顕彰式 まであります。「一家に一冊」お勧めします。 11月15日 T・Sさんから、佐倉本情報あり。 『Chiba Walker』 9/15 → 9/28 (2004 No.20 330円 角川書店) 「各駅Walker 京成佐倉駅」があり、歴史散策1日コースとして、市内 の史跡や飲食店が紹介されていました(9、10頁)。 11月9日 Tさんから佐倉本情報をいただきました。 成田山だより『智光』10月号、11月号に湯浅吉美「成田街道いま昔」があり、 10月号には「臼井の史跡」、11月号には「印旛沼の干拓」が記されています。 佐倉本情報。 佐倉市立美術館編『佐倉市市制施行50周年記念事業 佐倉の美術 先人からの贈り物』(2004年)という図録が出版されました。 佐倉市民音楽ホール『佐倉市市制施行50周年記念・佐倉市民音楽ホール開館 20周年記念 佐倉市委嘱作品 オペラ 龍の雨』のパンフレットが発行されました。 11月3日 佐倉本情報。 『体感する美術2001「あつめる・わける・ならべる ミュージアムのたねあかし」』(2001年 佐倉市立美術館) 『体感する美術2002「耳をひらいて」』(2002年 佐倉市立美術館) 『体感する美術2003「ずこうのじかん 美術の時間」』(2003年 佐倉市立美術館) 『佐倉市制施行50周年記念事業 櫻井慶治展』(2004年 佐倉市 佐倉市教育委員会) 『佐倉・房総ゆかりの作家たち 生誕100年 香取正彦展』(2000年 佐倉市立美術館) 佐倉市には、美術館があります。そこで実施した事業の成果が本になっているんですね。 毎年、格調高い展覧会と、ユニークな事業が行われています。 トップページ |