依田学海情報
                 
                                【2007年2月6日 新設】

佐賀市のMさんと依田学海の話が盛り上がりました。ここに掲載して、みなさまからの情報提供をお待ちします。



 2007年2月6日
 佐賀市のMさんから初メール
 突然にメールを出す非礼をお許し下さい。
 卑近の読書に佐倉関係の人物が次々に挙がって来ましたので、この際と思いまして、御高著『満開佐倉文庫』を閲読しました。幕末明治に興味がありますので、興味深い書でした。
 依田学海の『学海日録』を今年になってから読み始めています。『依田学海作品集』は地元有志の方々による出版でした。多田健次著『近世教育史料の研究』(玉川大学出版部)を読んでいたら、西村茂樹も佐倉出身と出ていました。さすがにこの二人は『満開佐倉文庫』の名簿にありました。

 〈返信〉
 満開佐倉文庫館主亀田雄岳と申します。当ホームページをみていただきましてありがとうございます
 依田学海は本宅で『学海日録』を書き、妾宅で漢文の日記を同時に書いていました。こちらの日記は『墨水別墅雑録』として発刊されています。近頃、学海余滴研究会編『学海余滴』(笠間書院)が発刊されました。この三冊が学海を研究する上での基礎資料と考えます。
 また『学海日録』の編集に携わった白石良夫氏が『最後の江戸留守居役』(ちくま新書 )で学海のことを書いています。こちらも参考となりますのでご紹介します。
 ご存知とは思いますが、学海が妾宅にいたころ、森鴎外は漢文の添削を受けに学海を訪ねています。学海は鴎外に漢文を教えていたのです。鴎外は、そのころのできごとを『ヰタ・セクスアリス』という小説にし、学海を文淵先生として描いています。

 

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