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YとMの中国旅行記(5日目)

●北京観光、北京〜成田

 5日目、いよいよ今回の旅行の最終日です。
 車に乗って、天安門から見て南の方にある天壇公園という
公園にやって来ました。
 冬の北京の朝。吐く息が白くなり、寒いです。
 公園を入ったところにある掲示板を見ると、「温度−10℃」
と表示されています。寒いわけですー。
 天壇公園は1420年の創建当時は天と地の両方を祭って
いたため、天地壇と呼ばれていましたが1530年に地壇が別に
建造されたため、それ以降は天壇と呼ばれるようになった
そうです。
 
 天壇公園は近所?の老人達の憩いの場所となっているらしく、
朝も早いというのに公園の中には多くのご老人が居ました。
 中でも印象的だったのは、水と筆で、路面のタイルに習字を
している人がいました。−10℃という気温から、水を含ませた
筆で地面に文字を書くと、水が凍って文字がしばらく残るのです。
 興味を持ってみていると、同行した方がこの人と話をし始め、
ついには筆と水を渡されて、地面への習字に挑戦することに
なっていました。旅先での楽しいハプニングです。
 その他には、ひなたでトランプで遊んでいる人、楽器の演奏に
あわせて歌っている人、太極拳をしている人、剣舞をしている人
など様々な人がいました。
                写真なし            我々は公園の中を進んでいきます。
 歴史的な建造物を見学するには別に入場料が必要なため、
入場した後は、人影がぐっと少なくなります。
 まず訪れたのは園丘壇(園は正確にはちょっと違う漢字です)で、
円形の壇が3段に重なったような形をしています。一番上の段の
中心部には円形の石がはめ込まれており、ここで音を出すと
周囲に反響して大きく聞こえる、という不思議なところです。
試しに真ん中に立って、手を叩いてみたのですが、確かに他の
ところで叩くよりも自分に大きな音で聞こえました。
 次に訪れたのは皇○宇(○は漢字が出ませんでした)という建物
です。藍色の瑠璃瓦屋根をいただく円形の建物で、この建物を
取り囲む円形の壁は、一方でささやいた声が他方で聞こえるほど、
音がよく伝わるため回音壁と呼ばれています。僕も実際に試して
みたかったのですが、壁のそばに柵が設けられており、残念ながら
実験してみることができませんでした。
 最後に訪れたのは祈年殿という建造物です。丸い屋根をしており、
土台が3段の壇から成っています。ちなみに屋根も3層になって
います。建物は木造なのですが、釘が一本も使われていない
そうです。
 左の写真は天壇公園のころにあった公衆便所の入り口です。
 中国というと、来る前に調べた限りではトイレ事情があまりよく
ない、という情報をよく見かけました。公衆便所とかはあまり
衛生的でないところ多いので、ホテルやレストランのトイレで
用を足しておくべし、というような感じです。
 でも、実際には、観光地にあるトイレは結構綺麗でした。
個室の鍵がかからない、というケースはそこそこありましたが、
日本とそんなに変わらない気がしました。
 左の写真をよく見ていただくと4つの星に気づいていただける
と思います。そうです。このトイレは4ツ星トイレなのです!
 ガイドさんに聞いたところによると、2008年の北京オリンピック
に向け、ちょっと前から観光地のトイレを綺麗にするという動きが
あるそうです。トイレフリーク?の僕としては嬉しい限りです。
 天壇公園の後、中国歴史建築博物館とかいうところに行ったの
ですがl、有名では観光地ではないこともあり、省略します。
 5日に渡った中国観光を終わりを告げ、空港から飛行機に乗り、
成田へと向かいます。飛行機に乗る前には空港のお土産屋さんで
ショッピングです。今回の旅行では食事、観光代が含まれていた
ため、それほど自分ではお金(元)を使いませんでした。
 成田までは、ジェット気流が追い風になるため2時間半の
フライトです。飛行機はJALでスチュワーデスさんが日本人
なのでリラックスできます。
 飛行機といえば機内食、ということで、記念撮影です。パチリ。
もぐもぐ。
 会社を何日か休んでの海外旅行でしたが、行ってよかったです。
でも今度中国に行くときにはもう少し暖かい季節がよいかな。
またどこか海外旅行に行きたいものです。  おしまい。

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