9/15 12日目
今日は8:00頃に起床して、米を炊きながらゆっくりと朝食の準備をする。いつもなら、朝はパンなど時間の掛からない物で済ませるのだが、Tと一緒にいると米を炊く習慣になってしまう。まぁ、鍋から吹きこぼれる煮汁の匂いを嗅ぐのも風流なので、これはこれで良いとしよう。Tからおかずのレトルト親子丼を分けてもらい、美味しく炊けたご飯を頂く。今日はお待ちかね「和商市場」へ行く日だ。ガソリンスタンドでガソリンを補給し、釧路市へ向けて南下する。
後ろからカップルの目線が刺さる
鶴居村と釧路市は隣同士なので、釧路湿原を挟むといっても1時間程で和商市場へ到着した。いざ内部へて突入するが、相変わらず売り子の客引きが凄まじい。こんな雰囲気が好きな人は好きなのだろうが、私は買い物途中に声を掛けられるのが嫌いなのでうっとうしい。さっさとご飯を買い、スタスタと場内を流して目星をつけ、烏賊,鰯の刺身とウニを買い、いくらとタラコはTと同じ店で購入。
今日は昨年来た時よりも空いていたので、場内に机と椅子を確保できた。ふと辺りを見回すと、地元の幼稚園生が描いたと思われるおびただしい蟹の絵に囲まれているのに気付いたが、別に蟹好きでは無いので気にせず食べる。うん、相変わらず美味い。正統派なのか? Tは、ご飯にいくらとタラコOnlyで攻めていた。「お前それ載せ過ぎだよ、邪道」と言われた気もするが、確かにウニは要らなかったかもしれない。所詮貧乏人の口には合わないのか......。Tは昨年と同じく、お土産を爆買いしていた。
さて、和商市場も制覇したので、そろそろ帰りのフェリーを予約しなければならない。陸走で帰りたいのは山々だが、残り許された日程と天候の悪さを考えるとやむを得ない。すぐそばにある釧路駅へ行き、時刻表をパラパラ捲りながら「苫小牧〜新潟」の便に的を絞り、予約センターへと電話をかけた。ところが......「当日は日曜日ですので欠航です」との返事。目を疑って時刻表を見ると、週の内日曜日だけ欠航になっている。OH MY GOD!!!!!!
困った、これは困った。日曜日となると、日本海側を走るフェリーは殆ど欠航で、選択肢が大幅に制限されてしまう。仕方が無いので、出港する時間帯が早いのが気になるが、9月17日「小樽〜新潟」の便で予約を依頼。予約はすんなり取れたが、予定より北海道を出る時刻が早まったので、ここからは東を目指す事ら専念する事にした。行き先は襟裳岬に決定。
太平洋側を国道38号線で淡々と東へ進むが、この国道は結構交通量が多いので、今迄の様に快適な車の流れとは言い難い。おまけに、浦幌町を経て国道336号線に入ると霧雨が降り出した。それから間も無く「雪印黄色ブドウ球菌事件」で有名になってしまった大樹町を通過したが、そんな騒動とは無縁だったかの様に長閑な風景が続く。広尾町に入った頃には雨も止み、給油したホクレンで手書き伝票をゲット。
広尾町からは国道336号線、通称「黄金道路」を通って襟裳岬へと向かうが、相変わらず法面補修工事で対面通行の箇所が多い。そんな訳で中々ペースは上がらなかったが、襟裳岬へ近づくにつれて天候はやや回復してきた。途中、「津軽海峡を海流に乗って霊が上陸する場所」らしい百人浜キャンプ場の脇を通るが、相変わらず霊感の無い私には良くわからない。
そんな事より、岬へ近づくにつれて風の速さが尋常では無くなってきた。昨年は霧が立ち込めていて良く分からなかったけど、今回は海からの風でバイクが勝手にバンクを始める始末。お蔭で、直線区間が続くというのにリーンアウトを保つハメになってしまった。もちろん、バンクセンサーは跡形も無くなってしまったのは言うまでも無いが。
掴まってないと飛ばされるんです
強い、風が強すぎる。駐車場にバイクを停めて身をすくめていると、突如背後から「うわーー!!」というTの悲鳴が耳へ飛び込んだ。振り向くと、Tが全速力で走っている。どうしたのかと聞くと「ポストに葉書入れようとしたら風で飛ばされた〜」という悲痛に満ちた叫びが。これは一大事と私も葉書追撃に参加し、Tの手は一旦葉書を捕らえたかの様に思えた。だが次の瞬間、まるで漫画の様に葉書は彼の手からすり抜け、海目指して一直線に飛んで行く。
そしてついに葉書は柵を越え、海へ落ち込む崖への途中へ引っ掛かった。「あぁ、もう終わったな」と諦めた次の瞬間、私の目には命を賭けて柵を跨ぐTの姿が!! そしてTは体よく葉書をゲットし、「やった〜」と雄叫びを上げた。葉書に賭ける執念、恐るべし。
食堂「むてき」
風が強いので、芝生に寝転んでも勝手に転がってしまうのです。お馬鹿な遊びで一時を過ごした我々は、寒さに耐え切れずに土産物店の建物へと退避した。そこで目にした物は......堂々と掲げられた食堂「むてき」の看板。普段の霧が立ち込めている状態なら「あぁ、霧笛の事なんだな」と気付くかもしれませんが、今日の様な全く霧の無い日は「む、無敵??」と勘違いしそう......。
お土産買い込み魔のTは、ここでも「するめ製徳利」を購入し、我々は襟裳岬を後にした。今日のキャンプ場は「静内温泉キャンプ場」に決まったが、襟裳岬からは100km程離れている。既に時刻は17:00過ぎで、9月も半ばを過ぎた北海道の日暮れは早い。少しでも明るい時間帯に到着したかったので、国道336号線をややハイペースで走って行く。途中、「TのCB1300なら加速できるだろう」という場面もあったが、私はTがスモークシールドを装着している事を忘れていた。
結局、静内温泉キャンプ場に着いたのは暗くなった19:20。相変わらず混雑しているが、昨年よりは空いていてサイトも容易に確保できた。Tとテント張り競争をするが、ゴアテックスの「ゴアライト」に私の安売りナイロンテントが勝てる筈が無い。「10分で張れるよ!!」と豪語したものの、結局張り終わったのは20分後だった。おまけに、Tは僅か5分で張り終えている。くそ、ブルジョアめ!! (^^;
9/14 9/16へ
鶴居キャンプ場 10:20 |
35.7km D53,R38,Other |
11:20 和商市場 12:30 |
73.7km Other,R38 |
14:00 14:15 |
63.5km R336 | |
| 15:20 |
60.0km R336,D34 |
18:15 |
91.3km D34,R336,Other |
18:15 |
||
R=国道 D=道道 Other=市道,町道,村道,農道