8/07 10日目
起きたのは、何故かいつもより遅い7:40だった。テントから出ると、周りの人もだいたい起きている。今日は、せっかく留萌本線周辺にいるので、NHKの朝連続ドラマ「すずらん」のロケに使われた、JR恵比島駅に行ってみる事にしよう。出発は8:20、国道233号を深川方面に向かう。
しばらく国道を線路と併走し、峠下駅手前で県道549号線に分岐して小さな峠、恵比島峠を越えると恵比島駅が見えてきた。でも、なんだか様子がおかしい。駅前周辺の道路は通行規制され、スピーカーからすずらん主題歌が流れ、露店が立ち並び、人が大勢いる。駅の建物自体はくたびれた味のある駅舎なのだが、完全に観光地化してしまって、じっくり雰囲気を味わえる状況では無い。
「この様なロケ地は10年位経過してから訪れた方が静かで良い」と、やはりNHKの朝連続ドラマ「澪つくし」(いつのドラマじゃ〜!!)ロケが行われた、千葉県の銚子電鉄の外川駅に行ってそう思った事を思い出した。やっぱり、ツーリング先での人混みは避けるべきであろう。
それはそうと、この恵比島駅を12:30頃SL「すずらん」が留萌方面へ発車するらしい。それまで大分時間があるが、それまで昨日苫前町を通った時に気になった、苫前町郷土資料館の「世界最大の熊害 六線沢熊害(ゆうがい)事件」と書かれた熊の建看板が気になっていたので、苫前町まで引き返す事にした。
北海道では熊が恐ろしい、とよく言われているが、実際どんな被害があったのかは興味があった。今となってはうろ覚えになってしまったが、展示によると世界で最悪と言われる熊害は次のとおり。
苫前町郷土資料館
大正4年12月9日、現在の道道1049号苫前小平線沿いの苫前町三毛別集落でその事件は起こった。9日の夜、冬眠し損ねた熊「穴持たず」が民家に乱入し、母子二人を殺害。次の日、犠牲者を弔う通夜に熊が乱入するが、発砲に驚き逃走。しかし、その直後別の民家に避難していた母子5人を殺害する、という犠牲者7人を出した大惨事であった。その後、熊の射殺は難航し、やっと射殺された時には急に猛吹雪が討伐隊を襲ったという。
う〜ん、凄まじい。一気に7人ですよ、7人。ここを見学したら、絶対キャンプ場以外の山奥での野宿は、やる気が無くなる事必至ですな。
恵比島駅留萌方にて
さて、時間もあまり無いので、恵比島駅に向けて引き返す事にする。国道232号線を南下していると、小平町秀浦付近でトリップメーターが50,000kmを指した。
恵比島駅に近づくと、たくさんの車が道端に路駐されている。駅の脇にある踏切りに目を向けると、そこにはたくさんの人が集まっていた。警報機が鳴り出したので急いでカメラポジションを確保するが、なかなか列車は発車する気配が無い。その間に、観光客が続々と集まってくる。
最近一部の鉄道ファンはマナーが悪い、と報道されたりしているが、この踏切りで目立ったのは一般観光客のマナーの悪さだった。警報機が鳴っているのに踏切りをくぐる、子供が線路に入っているのに注意しない親、人がカメラを構えているのに前に立つ人、駅の方から線路を歩いてくるカップル、警報機によじ登って見ようするオバさん!!!!等々......。いい加減にして下さい。警備員の必要性をひしひしと感じる。
東幌糠〜峠下間にて
来る途中、国道233号線沿いに良さそうな撮影ポイントの目星をつけておいたので、通過した瞬間ダッシュしてバイクに戻り、バイクをスタートさせた。走って行くと、線路と道が併走しているので、峠をゆっくり登る列車とノロノロ併走している車が何台も走っている。とりあえず1台づつパスするが、列車のスピードはゆっくり、おまけに次の峠下駅で交換をするのでゆっくり走っても間に合う。
東幌糠〜峠下間の、丁度カーブで編成全体を捉えられる場所に来た。ここはカメラを構えている人は1人、家族連れも1組とと落ち着いている。しばらく待っていると列車が来た。写真を撮って撤収すると、家族連れに声をかけられた。てっきり地元の方と思っていたら、東京の杉並区から来られたらしい。カメラを構えていた人はお父さんだとか。家族サービスの合間の撮影、大変です。
時計を見たらもう13時。せっかく旭川の近くにいるのだから、旭川ラーメン村へ行こうと企む。国道235線に出て、道の駅「うりゅう」「サンフラワー北竜」に寄ってから、県道98号線で旭川市へ。県道98号線は、内地にありがちな2車線のワインディングだが、路肩が狭いのがダメなのか、地元車のペースが非常に遅い。普段の直線路での勢いは何処へ? という感じだ。北海道の人が、内地で山道を運転したら大変そうですな。
朱鞠内湖畔のキャンプ場
旭川ラーメン村に着き、一番右側の店に入ってみた。感想は......普通かな、別に「うめ〜」って感動する事は無かった。今日のキャンプ場は朱鞠内湖畔の朱鞠内キャンプ場に決め、県道72号線で幌加内町に出て、今は無き深名線の廃線後沿いに朱鞠内へ北上する事にした。
国道沿いの畑には、そばの花が一面に咲いていた。私の実家のある長野市の隣、戸隠村も「戸隠そば」の名でそばが有名だが、花が咲くのはもう少し後。ガソリンが無いのに気づいたので、政和集落のホクレンに行く。だが、給油機のそばに事務所が無い。隣の農協の事務所がそうなのか? と行ってみると、正解だったらしい。スーパーのレジでガソリン代を払う。なんだか灯油を買っているみたいである。
朱鞠内キャンプ場に着いたのは18:00、有料だったので事務所で受付を済ませてサイトを探すが、バイク乗り入れ可能な場所はオートキャンパーで満員だった。仕方なく、芝生だがバイク乗り入れ不可のサイトに行くと、駐車場からはそう離れていないのでテントを張る事にした。湖が見える良い場所だが、蚊取り線香を焚いても蚊が非常に多い。この旅では刺されまくって耐性がついたのか、刺されても以前よりかゆく無くなってきた。今日は、いわしの蒲焼きの缶詰。
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8:20 |
153.7km Other,R233,D549,R233,R232,Other |
10:40 苫前町郷土資料館 11:10 |
87.1km Other,R232,R233,D549,R233 |
12:50 幌糠 13:05 |
110.2km R233,275,K98R12,39,D90 |
| 15:30 16:00 |
89.3km D90,R12,D72,R275,D528 |
18:05 |
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R=国道 K=県道 Other=市町村道,農道