'99北海道ツーリング

8/03 6日目

 鳥の鳴き声で目が覚める。時間は5:00。おぉ、どうやら晴れているらしい。テントをたたみ、陽が射している所に干しておくが、朝のやや弱い陽射しではほとんど乾かなかった。今日は北海道で初めて、晴れた空を満喫できる日になりそうである。

 今日の経路は予め昨日の暇な時に決めておいたので、帯広方面を目指すためまず夕張市に向かう事にする。やや遠回りして、岩見沢市から夕張市に至る道道38号線を通る事にした。だが、分岐してすぐあった電光掲示板には無情にも「通行止め」の文字。昨日までの雨で道路に支障が生じたらしい。仕方なく栗山町まで戻って、道道3号線を行く事にした。北海道では通行止めの区間が多く、なんかUターンが上手くなった気がする。

 かつての炭坑の町として知られた夕張市。「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」が観光名所として有名な様だが、映画自体を知らない私はパス。そんな所よりも、OUT RIDER北海道'99〜'00に載っていた、道道136号線にあるという最近まで人が住んでた町「ゴーストタウン」に行ってみる事にする。夕張市外から国道452号線を5km程進み、南部集落の信号のある交差点で右折。途端に路面には浮き砂が多くなり、荒れた雰囲気十分。夕張川に架かる橋を渡ると、どうやら掲載された写真の場所に着いたらしい。でもまてよ、建物のシャッターが開いている家がある。ていうか、人いるじゃん、ちゃんと住んでるよ.......。多分OUT RIDER取材の時は、どっかの公民館で選挙演説会でもあったのだろう??

 集落先の道道136号線は地獄の凄まじいダートらしいので、おとなしく引き返して国道274号線、237号線を経て道道136号線で占冠村のトマムへ。道道136号線は交通量も少なく、途中特急とかちと併走したりして快適だった。そんな中、広大なスキー場斜面の麓に、牧場のサイロをイメージしたと思われる36階建らしいホテルのタワーが何本も建っている。壮観だが、私に縁のある場所とは思えない。道道1117号線を経て国道38号線に出て、狩勝峠を越えて十勝平野に出る事にした。


狩勝峠から十勝平野
狩勝峠から十勝平野

 国道36号線は道幅の広い上りが連続する良い道だ。途中すれ違ったライダーの中に、仮面ライダー変身ポーズのピースサインを返してもらった人が。やはり、北海道は気合が違うと実感。その先の狩勝峠パーキングで、なんか見晴らしが良さそうなのでバイクを停める事にした。しかし、周りは高級&メジャーバイクばかりで、貧乏そうなライダーが1人もいなかった。人もいっぱいいるので、さっさと峠を下る事にする。


国道274号線 瓜幕付近
国道274号線 瓜幕付近

 狩勝峠パーキングを出発し、十勝平野へ燃費向上の為クラッチを切りながらのんびり下る。清水町内を走っていると、進行方向左側にホームセンターを発見!!やっとホワイトガソリンを購入できた。しかし、レジが1台しか無いのが意外であった。また走り始めると、今度は右側にコインランドリーを発見。丁度洗濯物も溜まってきているので、迷わず入る事にした。驚いたのが、靴用の洗濯機と乾燥機があった事。ここ数日の雨で靴のコンディションは最悪だったので喜んで洗濯する事にした。ついでに、隣のコンビニでパンを買って昼食としてしまう。途中、キャンピングカーに乗った家族が洗濯に来たが、靴を履いていない私を恐れたのか、それとも黙々とパンを食べながらジャンプを読んでいたのがまずかったのか、別に会話を交わす事も無かった。

 洗濯し終わった靴は非常に履き心地が良い。帯広市内でやろうと思っていた洗濯も達成してしまったので、混んでいる市街地に用は無い。国道274号線を経由して、展望台がある十勝牧場に行く事にする。しばらく十勝川左岸を北上した国道274号線は、瓜幕付近から約16km直線が続く。やや意外だったのが、行き交ったバイクが2台と少ない事。北海道では、確かに2ケタ国道などの幹線道路では行き交うバイクの数は多いのだが、マイナーな国道や道道では数は激減してしまう。ほとんどの人は、観光地を繋いだルートを選択しているのだろうか??


十勝牧場展望台
十勝牧場展望台

 国道274号線と別れ、道道331号線で音更川右岸を南下する。有名らしい白樺並木からはフラットなジャリダート。こんな場面でも、トラクションが良く適当なパワーのBROSは威力を発揮してくれる。ダート最後1km程の緩い上りを終えると、突然展望台の駐車場に着いた。止まっている車は1台も無く、周りを見回しても360度牧草地帯でとても静か。陽射しがやや暑いが、しばらく落ち着いて景色を眺められた。帰ろうとすると、軽自動車に乗った老夫婦と入れ違いになった。ここは人気が無い所が好きな方にお勧めかもしれない。

 さて、これからは明日の釧路での集合に備えて釧路周辺にキャンプをしようと目論み、道道31号線と国道242,274,392号線を利用して釧路に出る事にした。これらの道も、交通量が少ないので自分のペースで走れて気持ちが良いし、燃費にも優しい。行き交うライダーも少ないが、その分ピースサインを交わす瞬間の嬉しさは代え難い。国道392号線では国鉄白糠線の廃線跡が随所にある。当時のままの築堤や橋梁の跡を見て、あそこを走っていた列車からこの風景を眺めたかったと思う事しきり。


 長かった国道274,392号線も終わり、白糠町から国道38号線に入り、急に増えた交通量になんだか少し残念。だんだんと釧路に近づくにつれて、なんだか霧が濃くなって気温が落ちてきた。道の駅「しらぬか恋間」で1枚多く着込み、明日の集合場所である釧路市へ。ここから道道142号線に入り、今日のキャンプ場に決めた厚岸町の「筑紫恋キャンプ場」を目指す事にした。内心、北海道のカーブが緩く、道幅の広いワィンディングには飽きていたので、くねくねした細い道を期待しての選択だった。だが、道道134号線は相変わらずの2車線。おまけに濃霧でヘルメットのシールドについた水滴を振り払うのに忙しい。

 筑紫恋キャンプ場に着く頃には、幸い霧は晴れていた。これならテントが露に濡れる事も無いだろうと安心。テントを張っていると、サイトの隣に定時制高校に通っているという、GPz900Rに乗ったライダーがテントを張り始めた。その内バイクの話になり、彼はやはりBROSを知らないという。「え、BROSっておしゃれ系のバイクですか??(おしゃれ系=SRなどを指すらしい)」とは彼のコメント。しきりに次のバイクにオフ車を進められる。オフ車オフ車と話は続き、寝たのは23:00頃。内心もう寝かせてくれ.......と思っていた。
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8/03
8/03
黄印=Start地点 緑印=Camp地点


伏見台キャンプ場
6:25
63.2km
------------------>
Other,D3,R234,D30,R234,D3,D38
7:40
夕張市
143.5km
------------------>
R452,D136,R452,274,237,D36,1117,R38
10:00
狩勝峠
10:15
>28.3km
------------------>
R38
10:45
清水市
12:20
64.2km
------------------>
R38,R274,D85,R274,D331,Other
13:20
十勝牧場
13:40
135.6km
------------------>
Other,R247,D31,R242,392,38
15:45
道の駅
「しらぬか恋間」

99.4km
------------------>
R38,D113,142,R44,D142,Other
18:00
筑紫恋キャンプ場

531.4km走行 平均燃費25.3km

R=国道 D=道道 Other=市町村道,農道


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