国道421号線

国道421号 コンクリートゲート

くねくね度チェック!
くねくね-------->う〜ん、堪能堪能
路面-------->三重側コンクリ舗装
狭さ-------->ゲートが凶悪
集落-------->皆無
その筋では聖地と崇められる国道
三重県側のコンクリ舗装は荒れ気味
名物の砥石ゲートが存在

地図を見る(Mapion)

 私が悪路に目覚めるきっかけとなった、その筋では非常に有名な国道です。それは1998年の春、東京から四国へと向かう途中の事であり、私にとって初めてのロングツーリングでした。当時のバイクはVT250SPADAで、三重から京都を目指していた私は、何と無く地図上に描かれていた国道421号線をルートとして選択してしまったのです。それが、私をオンロードバイクで悪路を走破する喜びに目覚めさせてしまったのです。

 三重県と滋賀県の間には鈴鹿山脈が横たわっており、古来より交通の難所として存在していました。 多くの人々は、その北端と南端を超える関ヶ原や東海道の鈴鹿峠を利用してきましたが、難所である中間部を越える峠道も何本か存在します。その1つが石榑峠(いしぐれとうげ)であり、現在車両が通行可能な鈴鹿山脈を越える峠としては最高所を越えています。
宇賀渓〜三重県側ゲート
宇賀渓〜三重県側ゲート

 まずは三重県側から。国道421号線の起点は桑名市ですが、そこから員弁町までは至って普通の国道です。大安町を過ぎる頃から交通量が減りだし、国道306号線と交差した後からは交通量も激減。平和な田舎の風景を見ながらの緩い勾配が始まり、キャンプ場のある宇賀渓まで2車線路が続きます。

 宇賀渓を過ぎるとセンターラインは消えますが、道幅は1.5車線程あるので車同士のすれ違いは随所で可能。右へ左へと90度ターンが連続して続き、道がどんどん山肌を登って行くのが分かります。舗装も比較的しっかりとしたアスファルトなので、この程度なら気軽に流せるくねくね道なのですが.......。
三重県側ゲート
三重県側ゲート

 突如現れるコンクリート製のブロック。幅制限2.0mの標識もありますが、「警告」という意思伝達の手段としては、標識を見るよりはるかに効果的です。その奥からは一種独特のオーラが道から発せられ、この道を知らずに来た人々は必ずここで足をとめるでしょう。時にはここにバイクを停め、行き交う県外ナンバーのドライバーを観察し、その引きつった表情を楽しむのもオツなものです。所詮、バイクには関係無いのですから。
三重県側ゲート〜石榑峠
三重県側ゲート〜石榑峠

 ゲート以降は道幅も狭くなり、車同士の行き違い不能区間が随所に現れます。勾配、カーブ共にキツさを増し、正に「つづら折れ」という表現がこれほど似合う道は無いかも......という印象。時たまガードレールには国道421号線のステッカーが貼ってありますが、このステッカーが無ければ、恐らく不安感は相当に倍増する事でしょう。
コンクリ舗装
コンクリ舗装

 舗装はコンクリートが占める割合が多くなり、まるでカビが生えているかの如くアスファルトが所々残っている状態。カーブの途中には水路の溝を蓋する鉄板などが横切っていたりして、晴れている日でもバイクは気が抜けません。スピードも全く上げられないので、オーバーヒートに弱いバイクは要注意です。
石榑峠頂上とゲート
石榑峠頂上とゲート

 更に高度を上げて行くと、視界が開けて峠の頂上となり、滋賀県側から幅を規制するゲートが存在します。このゲート、一応クラウンクラスまで通過は可能な模様ですが、側面を見てみるとそこには数々の傷跡が。砥石の如く車体の側面を削ってきた戦歴が見て取れます。頂上にはNTTの電波中継施設などもあり、晴天であれば絶景が楽しめます。
杠葉尾付近
杠葉尾付近

 ここから滋賀県になる訳ですが、道の状態は幅&舗装共にやや良好になります。と言っても狭さは相変わらずですが、行き違い可能な箇所は格段に増え、舗装もアスファルトになり滋賀県側よりも快適に走れます。山肌にへばりつく様な道で何本も沢筋を跨ぎ、杠葉尾のキャンプ場を過ぎると狭路区間も終わり。以降はセンターラインが復活し、琵琶湖へ向けて愛知川沿いに進む道が続きます。

鉄板にお気を付け遊ばせ......

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