国道418号線
くねくね度チェック!
くねくね
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ほどほど
路面
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路肩はかなり危険
狭さ
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ほぼ車1台分
集落
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皆無
世に知れた凶悪国道
スピードが出せないので、カーブのきつさはあまり感じない
下手を踏めば木曽川へ転落
地図を見る(Mapion)
国道にも悪路は結構存在していますが、この区間「国道418号線 恵那市〜八百津町」はその凄まじさに、悪路ファンの間では定評があります。私の使っている地図上では、一応国道の赤線が木曽川に沿って引かれ、通行止め等の特記事項も無く、恵那市と八百津町の間はこの国道418号線によって結ばれているかの様に記されています。
ところがどっこい、この区間は事実上の
廃道
です。恵那市側は笠置発電所から、八百津町との町境に至るまではゲートで塞がれ通行不可能。八百津町ゲートから県道353号線分岐地点までの区間は通行可能ですが、
「道普請を放棄しているのでは」
と疑いたくなる様な荒れ模様。
私は、この区間の現状を
「マニアニッポン」
の3ケタマニアで知りました。驚愕の区間が詳細に記されたレポートを見て、ムラムラと「いいな〜」と探究欲が深まり、今回は恵那市側からアタックを敢行しました。
恵那市 県道412号分岐付近
国道418号線は、恵那市で国道19号線と立体交差で分岐します。分岐から南へ、山岡町方面はセンターライン付きのいたって普通な田舎道ですが、目指す凶悪路は北西方向の八百津町側。といっても、分岐後しばらくはセンターラインもあり、舗装の質も良好で快適な路面が続きます。途中小さなサミットを越え、木曽川に向かって段段高度を下げて行くと、突然道幅は狭くなってすぐに武並橋を渡り、左折するとそこが県道412号線との分岐になります。
分岐地点には、この先の通行規制を表す予告が建っています。特に問題の区間、笠置発電所(岩波)〜川平間約5500mは
「車両の通行を禁止」
とかなり強い文句で記されており、
「命を失っても知らないよ」
と暗黙の内に主張しています。
笠置発電所通行止めゲート
県道分岐より笠置発電所までは通行規制が無いので、発電所まで進んでみる事にしました。路面は舗装されており、道幅は狭いものの舗装の状態も比較的良好。しばらく走ると発電所の脇を抜け、ゲート設置箇所に到着しました。ところが、頑丈なゲートを想像していたのですが、実際は工事現場に使用される折り畳みのフェンスとポールに鉄パイプ。おまけに、誰かがどかしたのかフェンスに隙間が出来ていました。私もバイクを降りて、画像にあるカーブ迄100m程恐る恐る歩いてみましたが、その先は崖沿いに道が奥へと続いていました。命の保証は無いので、そそくさと引き上げてしまいましたが。
ゲートでは、丁度観光に来ていた老夫婦の方と会話を交わしました。奥さんは大昔この道をあるいた事があるとか。以前は実際に使用されていた実績はある様でした。ちなみに、発電所脇から斜面をつづら折れに登る急勾配の道がありますが、その先にあるのは民家の庭先でした。
武並橋〜笠置発電所
これは、武並橋から笠置発電所間の画像です。道は比較的カーブも少なく、道沿いには民家も数件ありました。やはり、日常的に地元住民の方や発電所関連で使われるので、安全に通行できるだけの整備は為されている様です。途中、法面に工事が行われていた箇所もありました。ご丁寧に信号機も設置されていましたが......。
県道353号線分岐地点
一旦武並橋まで引き返し、県道412号線,402号線,353号線を経由して迂回し、国道418号線との合流地点へと到着しました。ここから恵那市方面へしばらくが、例の有名な魔の区間と噂されている区間です。標識にも、ご丁寧におむすびにXマークが描かれています。走り始めると、武並橋付近にあったのと同じ規制板が掲げられていますが、一応次のゲートまでは通行禁止区間ではありません。
深沢峡付近
県道分岐地点からは、少々舗装区間があります。しかし、徐々にフェードアウトするかの如く舗装は荒れ始め、路肩の軟弱なダート区間が始まります。谷側にガードレールは無く、夜間に路肩を示す反射ポールが立てられているのみ。でも、こんな道夜中に通る人はそういないような......。
法面は岩肌剥き出しの崖か、急斜面の林が展開しています。ところが、所々人の手が入った木々が見られたので、林業関係者の方もこの道を利用しているのかもしれません。
落ち葉地帯
途中には、落ち葉が路面に堆積し、水と混じり合ってグリップを著しく低下させそうな区間もありました。今回訪問したのは5月のゴールデンウィークであり、どう考えても落ち葉の季節とは考えにくいのですが......。右側法面は岩肌、左側は木曽川へと続く急斜面です。
今回訪問して以外だったのは、予想していたのとは異なり
多くの車や人
を見かけた事でした。車は地元車が殆んどで約30台位。季節柄、地元の方が山の恵みを採集しに訪れる様です。又、車の乗り入れ方には法則があり、殆んどの車が八百津方から恵那方へと走行していた様です。私が乗るBROSの前には軽ワゴン車がずっと走行していましたが、対向車と行き違い困難でバックするという事態には出会いませんでした。
希少なガードレール
とっても貴重なガードレールです。この様な小さな沢を横断するコンクリート橋に2箇所、その他1箇所の計3箇所にしか存在を確認できませんでした。ですが、こんな
小さな沢に転落するよりも
、木曽川へと転落した方が余程ダメージは大きいと思ってしまうのですが......。
二股トンネル 恵那側
凶悪区間のほぼ真ん中に、この不気味な口を開ける区間唯一のトンネル、二股トンネルがあります。坑門の銘板には「二股隋道 昭和31年5月竣工」「県道日吉八百津線」とありました。恐らくトンネルが完成した当時は県道で、それなりに人の往来があったのでしょう。トンネル壁面には、電線を張った跡の碍子が残っており、スプレー缶の落書きが多く目につきました。
トンネル脇には、川沿いに伸びる獣道と化した旧道の跡が。銘板を見ている途中1台の車がトンネルへと進入していったのですが、通過中は地下鉄の列車が迫ってくる様な「ゴォー」という音が辺りへと響いていました。結構距離の長いトンネルです。
八百津側ゲート前
二股トンネルより相変わらずの断崖上を走り続けると、八百津側の通行止めゲートに到着しました。ここは道渡集落へと続く町道の分岐点でもあり、八百津方面へは通行注意の表示があります。あくまで「注意」の表示ですが、記されている様に降雨時などは通行を自粛するのが賢明です。命が惜しいのならば。
八百津側ゲート
ここより先は通行禁止区間。恵那側と同様の、工事現場でよく見かける柵で封鎖されていました。ただ、丁度良い具合に柵と柵の間に隙間があったのが気掛かりでしたが......。左側へ伸びる道は、県道353号線道渡集落へと至る町道です。私はここで元来た国道418号線を引き返しましたが、ここを通る車はほとんど町道へと抜ける様でした。
五月橋
ゲート付近の眼下には、「五月橋」と呼ばれるつり橋が掛かっています。しかし、この橋へと降りて行く道を探したのですが、見つける事が出来ませんでした。もっとも、国道418号線からは相当な高低差の急斜面を降りなければならず、降りる事は辛うじて出来ても、登る事は登山装備でもなければ到底不可能とも思える様な状態でしたが。この橋へは、一体どう辿り着けば良いのでしょうか......。
うまい物を食わせる店 その1
又、ゲート付近から木曽川対岸を見渡すと、うっそうとした木々の中に1軒だけポツンと建物がありました。私のBROSに先行して走っていた件の方が「昔は対岸にうまい物を食わせるお茶屋があったんだよ。今は訪れる人もいなくなったけどね......」と教えて下さったので、これが例のお茶屋なのでしょう。赤丸で囲った中です。
うまい物を食わせる店 その2
うまい物を食わせる店の拡大です。どうやら3階建ての建物で、下方川べりには船着場? 又は洗い場? の様に思える小屋が見て取れました。どうやら、以前はこの辺りも訪れる人が多かったのでは......と思わされます。
私は、このゲートから再び八百津方面へ引き返しました。途中出会ったバイクは3台。いずれもオフ車でしたが......。よそ者には一見凶悪な悪路国道でしかありませんが、地元の方の間では結構親しみのある道なのかもしれません。昔、木曽川は木曽谷で切り出された材木で筏を組み、そのまま川を流して運ぶ水運で繁栄しましたから、この辺りも結構賑やかだったのでしょう。少なくとも、二股トンネルが建設された昭和30年前後までは、人々がこの道を行き来していた事が偲ばれました。
ただ、携帯電話(J-PHONE)の電波が入った事には驚きましたが......。
もしもの時、携帯電話で助けは呼べる.......かも?
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