2002年BROS関東ミニオフ

道の駅箱根峠にて
道の駅箱根峠にて

 2002年6月23日、akira246さんの主催でBROS関東ミニオフが開催されました。当日は、雨こそ降らなかったものの箱根一帯は霧で包まれ、参加台数は5台と少数精鋭で行われましたが、終始BROSの話題が絶える事も無く、穏やかな雰囲気に包まれました

 とその前に、私が如何にして箱根へと辿り着いたかを書かせて下さい。私が長野の自宅を出発したのは、夏至の2日後とはいえ真っ暗な午前3:30でした......。

経路
 何故朝の3:30に自宅を出発する必要があったのか? それは、諏訪湖から天竜川沿いを南下して浜松に出る為である。標高こそ高くないものの、長野県と愛知県, 静岡県の県境付近は低速コーナーで蛇行するワィンディングの宝庫であり、私が最も好きなワィンディングである県道1号線も、天竜川が蛇行するがままに谷へとへばり付く道だ。

 BROSのオフ会ともなれば、コーナリングには自信のある御仁達が集まるに違いない。そこで、ツーリングバイアスを愛用する私と言えども、タイヤの端2mmを残すまで使っておきたい.......というのは冗談であるが、この頃ロングツーリングにはご無沙汰だった。加えて、私は100km程度走らないと体の力みが取れず、100kmを越えると非常に調子良くバイクを操れる傾向がある。あと特に意味は無いのだが、私の住む望月町は周辺市町村との合併問題が課題となっているのだが、住民用アンケートをポストへ投函しなければならず、どうせなら日本一人口の少ない愛知県富山村のポストへ投函してみようと思い立ったのもあった。

 という訳で、一路浜松までの南下を決める。集合時間は道の駅「箱根峠」へ午後13:00だが、高速を使う気など毛頭無いので、経験上から所要時間を逆算すると自宅出発は午前3:00前後と出た。当日は3:00に目が覚め、3:30の出発となる。

 前日の天気は曇/雨だったが、出発直前にネットで気象レーダーを見ると目立った雨雲は見当らない。「便利な時代になったねぇ」と思いながら白樺湖への道を駆け上がるが、途中で小雨と強烈な濃霧に包まれてしまった。ウェアの濡れが許容範囲を越えそうなので、何処かで雨具を着ようと思っても真っ暗で何も見えない。下手に路肩でバイクを止めると車に衝突されかねないので、困っていると運良く電話ボックスのあるバス停を見つけた。

 エンジンを止めると、何も見えず何も聞こえない。ふとバス停の向こうに目をやると、そこには住んでいるのか微妙な1軒の民家があった。もう、いつ得体の知れない物に遭遇してもおかしくない状況である。幸いな事に、霊感が無いので今までに遭遇した経験は無いが、その場にいたくない空気だった。霧のもたらす重い湿気がそうさせたのか、実際何か存在したのかは確かめたく無かったが......。

 峠の頂上にある白樺湖を越えると、嘘の様に霧は無くなった。どうやら、湿った南風が湖の霧を吹き降ろしていたらしく、あまり天気に期待は持てそうも無い事を実感する。それでも、長野県南部の飯田市を通過して空が完全に明るくなる頃には、雲の切れ目に青空が見える。この時に嬉しくなるこの気持ち、なんだか久しく忘れていた気がした。

 いよいよ県道1号線をトレースする行路が始まる。出発してからの走行距離も100km程だったので、気持ち良く低速コーナーを右へ左へとクリアして行く。ブレーキも勘を取り戻したのか、シールを交換したかの如くコントロールできる様になった。天龍村を過ぎ、いよいよハイライトである富山村〜佐久間ダムの区間へ突入しようとしたが、土砂崩れで通行止めらしい。仕方が無いので、国道へ迂回する事となり、富山村のポストへ合併アンケートを投函する計画は中止となった。

 佐久間町を過ぎると同時に天竜川の流れも穏やかになり、丁度低速ワィンディングもお腹一杯になったので、大人しく国道を流して浜松市へと南下する。浜松市で道沿いにポストがあったので、合併アンケートはここで投函して時間は10:00、今度は国道1号線を東進する。静岡県を国道1号線で縦断するのなら、スマル亭の蕎麦は欠かせないイベントと言えよう。昨夜から何も食べていなかったので、道の駅「宇津ノ谷峠」のスマル亭でシラス天蕎麦を頂く。どうせなら、由比の店舗で食べた方が風情があるのだが、胃も私も由比まで待てそうにも無かった。

むう、怪しい
 さて、富士〜沼津〜三島と通過して箱根を登り、12:55に道の駅「箱根峠」に着くと......BROSの集団を発見です。akira246さんとkmjさんとはお馴染みでしたが、KumagasさんとRaiderさんとは初対面です。自己紹介もそこそこに、早速BROSを前にしてあれこれトークが始まりました。(^^;

 akiraさんは、相変わらず見事なまでにピカピカのBROS、しかも何故か2型になっています。おかしい、去年の秋はピカピカの1型だったのに!? ノーマルカラーを倒錯しているとは私とkmjさんだけで、akiraさんは黄色、Kumagasさんはオレンジ、Riderさんは黄色と青のツートンとリペイントしたBROSの方が多い中、RiderさんのBROSは「FOGGY」のWHITE HOUSEがペイントを手掛けたそうです。そして私が感心したのは、シートの表皮に鞄用の生地を購入されてベースに張り、ベルトもちゃんとミシンで縫って装着してあった事です。手芸Riderなる物を勝手に自称している私としては、実に感動したカスタムでした。

 Kumagasさんは、WMのマフラーと何気に輝くマルチリフレクターのヘッドライト、アップハンドル仕様にメーターバイザーと、ご職業柄らしく実用に徹したカスタムが印象的でした。ここからは伊豆スカイラインを通って河津町までご一緒する事になり、霧の中を十国峠から南下します。

十国峠にて
 途中、十国峠のケーブルカー乗り場で昼食, 休憩となります。辺り一帯は霧で覆われていましたが、今朝の霧に比べれば明るいだけマシに感じました。ここでRiderさんとお別れして、4台のBROSは河津へと向かいます。天城越えと聞いて、私はてっきり噂の旧道の方へ行くのかと思っていたのですが、どうやら違った様でした。

河津町の7-11にて
 峠を越えてからは海へ向かっての下りが続きますが、休日とあってかファミリーカーが多いので、眠くなる様なペースでしか走れませんでした。ようやく海岸に面した7-11へ到着し、そこで一応解散となりました。私は三島〜御殿場〜甲府〜佐久というルートを選択したので、御三方とはここでお別れです。再び天城峠を越え、三島市街へと下ります。

 さて、南からの生暖かい風は止む気配も無い。渋滞する三島市を抜けて御殿場市に差し掛かると、いよいよ雨が降ってきた。山中湖へ向けて標高が上がるにつれて日が暮れ、小雨に濃霧という最悪のパターンに再び出合う。以来、河口湖を抜けて甲府へ下るまで、前を走る車のテールランプだけが頼りとなった。御坂トンネルを抜けると霧は晴れていたが、溜まりに溜まった湿った風は土砂降りの雨となって襲ってきた。あぁ、ツーリングなんだな......と久しぶりに実感してしまう。

 そんな雨も、長野県に入る頃にはピタリと止んだが、まだ乾ききらないグローブが野辺山の冷気に強制冷却される事になってしまった。ふと、道路上にあった温度表示を見ると12度の表示。雨具を着ているから体への寒さは感じないが、濡れたグローブをはめる手が猛烈に冷たい。でも、ここまで来れば自宅まで約1時間という所なので、逃げる様にして佐久平へと駆け下り、22:30に無事望月町へ到着。

 という訳で、ロングツーリングから遠ざかっていたこの頃でしたが、総走行距離は約800kmと、リハビリとしては上出来の距離でした。参加された皆さん、どうもお疲れ様でした。また秋にお会いしましょう。

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