エンジン

エンジン

 伝統のボア&ストローク40.0X39.7mmのエンジンを持つメイト。そのエンジンは、日本で初めて市販車として弁方式に「クランクケースリードバルブ」を採用した、記念すべきエンジン。1971年に、それ迄Uシリーズで採用されていたロータリーディスクバルブから変更されて以来、クランクケースの構造は変わっていません。

 シリンダーは3つの掃気ポートを持ち、構造自体は至ってシンプル。クランク左側にはジェネレーターがあり、右後方にはクラッチユニットが。1971年当初はクランク右側に直結されていましたが、1975年以降は1次減速を介して後方へ移設されました。それに伴い、クランクケースカバーの形状も変更されています。75年式のU型迄はマグネトーポイント点火、78年式のV型以降はマグネトーCDI点火です。いずれも進角は固定です。

 ギアは、ロータリー式の3速。ホンダのカブは、チェンジペダルを踏み続けるとクラッチが切れた状態が持続しますが、メイトはそれができません。よって、意図的にクラッチを断続できないのが少々不便なところ。ギア比自体はV50,V70,V80,V90で共通であり、1次,2次減速比の違いによって速度特性を設定していました。T90を除く全モデルが、走行中でも3速-->ニュートラルへのチェンジが可能です。

 2サイクルらしい、中速域のパワーバンドが力強いエンジン。ゆったりと走る事も出来ますが、1速から3速までをフルに活用し、キビキビと走る事が得意です。

メイトを解剖へ