メイト マフラー考


 メイトは1965年の発売以来、大きく分けて4タイプのマフラーが順次採用されてきました。発売〜79年式までのタイプ、80〜85年式までのタイプ、87〜90年式までのタイプ、そして92年式以降の現在のタイプの4種です。

タイプ1 65年式〜70年代後半 タイプ1 65年式〜79年式

 65年式〜79年式までのタイプ。マフラー終端が絞られていて、当時のスーパーカブと同様の流線形のような形状をしています。この画像のメイトは、長野の実家の倉庫に眠っていたメイトV80のもので、今は私の愛車となっています。現在では、このタイプは結構希少です。

 タイプ1は、内部構造によって更に細分化されます。詳しくは下記を参照してください。現在はタイプ1-A〜Cまで判明していますが、、このマフラーはタイプ1-Cです。騒音規制が然程厳しく無かった時代なので、程よいサウンドと音量が丁度良いです。

タイプ2 80〜85年式 タイプ2 80〜85年式

 80年式からは、終端部がテーパー形状に開放されています。音量は、現在のものよりやや大き目ですが、歯切れの良い排気音が特徴です。タイプ1よりは残存確率はやや高いですが、街中で見かけるのは、ほとんどがタイプ4です。取り外し可能なディフューザーによって消音されています。

タイプ3 87年式 タイプ3 87年式

 87年度のマイナーチェンジより、90年式の登場まで約3年間にわたって生産された87年式のタイプ3マフラー。基本構造はタイプ4のベースになっていると思われ、マフラーのテーパー部とストレート部が明確にデザインされ、シャープな形状をしています。

 生産期間が短かったタイプ3ですが、私の周りではあまり見かける事がありません。見かける確率的には、タイプ2と結構同等なのかもしれません。

タイプ4 92年式〜 タイプ4 90年式

 99年迄製造された、90年式メイトが採用していたタイプ4のマフラー。終端部は塞がれ、中央よりやや上方に排気口が開けられています。内部の構造は、3つの膨張室が収められた多段膨張反転式。現在街中で見かけるメイトのほとんどが、このマフラーを装備していると思います。

メイト マフラー構造

'98 YAMAHA ビジネスシリーズカタログより

 99年迄製造された、90年式メイトのマフラー(タイプ4)内部構造です。3つの膨張室を反転しながら、排気は消音されて終端部より排気されています。保温性の高いグラスウールを多用し、排気温度の低下によるカーボン詰りを改善しているそうです。

タイプ1マフラーの変遷

タイプ1-A タイプ1-A

 初代Vシリーズが採用していた、マフラー本体とエキパイが一体のタイプです。やや小さいサイレンサーが特徴。
タイプ1-B タイプ1-B

 1973年に発表された、自動2段変速のオートマチックメイト「V50A」に採用されたタイプ。タイプ1-Cに先駆けて本体とエキパイを分離し、騒音面で難があったのか、入口にサイレントピース(ディフューザー)が挿入されました。1975年のU型登場に伴い、タイプ1-Cに移行しています。
タイプ1-C タイプ1-C

 1975年のモデルチェンジでU型になったのに伴い、マフラーも改良されました。基本的な構成をタイプ1-Bから引継ぎ、サイレントピースを挿入する代わりにサイレンサーを大型化する事で消音効果を向上させた様です。タイプ1の最終型となりました。

参考,引用文献-->YAMAHAパーツリスト '82


戻る