メイトの歴史
偉大な日本の実用車「ホンダ スーパーカブ」。ホンダの祖、本田宗一郎が特に力を注いで作り上げたこのバイクは、当時としては脅威的な月産3万台を達成。同時に、まだ無数に存在した他のメーカーに、市場規模の大きさを実感させる事となった。その後、雨後のタケノコの様に、カブスタイルの実用車が大小を問わず様々なメーカーから発売される。そして現在、日本国内の市場にはホンダ「スーパーカブ」,ヤマハ「メイト」,スズキ「バーディ」の3種が生き残った。
登場時のインパクトがあまりに強かった為か、現在では大多数の人々にメイトもバーディも「あ、カブだ」「カブね」「カブ〜??」と、区別されて呼び分けられている事は少ない。概観上のスタイルが似ている事、日常では地味な存在である事、一部の人々を除いて興味の対象にはならない事から、一般の人々からはこのジャンルのバイクは全部カブと認識する傾向は変えられそうも無い。
その傾向は「バイクが趣味」という人々まで大きな影響を及ぼしている。彼らの中でも、カブの存在は大きい。ボアアップ,マフラー等のアフターパーツは市場に溢れ、趣味の世界にれっきとした1ジャンルを形成している。当然、カブに対する研究も多く行われ、インターネット上にも多くのカブ専門ページが存在する。だが、メイトやバーディはどうだろう。この世界にも、「あぁ、ヤマハのカブね」といった認識が多く存在し、カブに隠れて地味な存在に徹してきた感がある。
だが、スタイルが似ているとは言え、登場してから30数年。メイトもバーディも、独自の優れたポイントを誇示してきたからこそ、王者「スーパーカブ」に屈する事無く、地味ながらも市場から支持を集めて進化してきた。ここではメイトの、誕生から現在までの進化過程を取り上げる事とする。
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